1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

自分にとって本当にたいせつなことは何か

2020年05月27日 | Weblog
長い自粛期間で、生活がすっかり変わりました。
私は、一時レッスンが全てなくなりました。
教えるのも、教わるのも。
今月になってオンラインレッスンを始め、小規模ながら軌道に乗ってきました。

来月から、各カルチャーや自宅教室が少しずつ元に戻ってくることでしょう。
でも、今までと100%同じにはならないと思うんです。
楽器を背負って急いで電車の乗り換えをし、練習やレッスンで移動していた日々。
当たり前だと思っていたことが一旦無くなってしまうと、果たして自分に必要なのかと考えてしまいます。

コロナの影響とは無関係ですが、東急セミナーBEが9月末で閉校します。
都心を中心に5校、2000講座もあるカルチャースクールです。
抱えている講師も大勢います。
というわけで、
講師と他カルチャーのマッチングをしてくれています。なんて親切な。

・講師側からリクエストする
・他カルチャーからオファーがくる

の2パターンあります。
私は青葉台の(わりと)近くにある音楽院の講師なので、生徒さんのレッスン存続の意向があればそこで実施しようと考えていました。
というわけで、リクエストは出していませんでしたが、1件オファーをいただきました。(人気の講師は何件もくるんだと思う)
品川に近く、駅直結。
今までだったら、前向きに考えたと思います。
でも

・グループレッスン
・往復の時間がかかる

そのデメリットを越えるメリットが自分に感じられません。
一度開講したら簡単にはやめられない。
既にマンドリンの講座がある(私が知っている先生)のにオファーを出してきた、という点も気になりました。
そんなこんなで担当者に連絡せずにいます。

カルチャーは生徒さんと講師の間に第三者(会社)が入ることで、これも良し悪しがあります。
今まで、いただいた仕事はどんどん受けてやってきましたが、これからは絞っていこうと思います。
そう思うようになりました。

生徒の立場でも、自分の生活におけるマンドリンの位置付けが変わってきた人もいるでしょう。
以前より時間をかけて取り組んでいる。
あるいは、
弾く気がなくなった。
これを機会にやめてしまおう。

人数は減っても、マンドリンを弾きたいと心から思う人だけを教える。
それでいい。
それがいい。

そんなことを考える時間が持てたのはよかったです。

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何よりもたいせつなこと 手をつなごうやわらかい風が吹く
少しだけ優しくなって 夕暮れにも早く気付く
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JUDY AND MARYの「散歩道」の歌詞のように、今までと違うことを感じるようになるんだ、きっと。

コメント (2)
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