だいぶ前の話になってしまいますが、10月10日、11日と2日連続で上記イベントへ行ってきました。
以前は「大阪国際」という名称で、その名の通り大阪で開催されていました。
気になっていたものの、遠いので足を運べず。
10回目の今回は、東京の白寿ホールで行われたんです。
というわけで行ってきました。リカルドも審査員ですし!
詳しい内容はこちらをご覧くださいませ。
2日間通しての感想をまとめると、
「空いていて、もったいない」です。
【土曜日】
・四重奏部門ファイナル
録音による予備審査を通過した5団体が、課題曲と自由曲を演奏しました。
課題曲を最初に聴いたときはなんだか不思議な曲だと思いましたが、次第に慣れました。
コンクールって、演奏順による有利不利が多少あるような。
審査員は曲をよくわかっているので別に問題はないんでしょうけれど、聴衆賞などがあるときはトップバッターはハードルが高そうです。
全体的にレベルが高ったですが、特にMandolin Quartet Felizの良さ(技術、音楽性、その他いろいろ)は抜きん出ていました。
他の4団体が、課題曲、自由曲の順に演奏していたんですが、こちらだけ、自由曲・課題曲・自由曲と演奏したので強く印象に残りました。
いや、弾く順番がどうであれ、奏者の得意な分野を余すところなく発揮できる選曲だったと思います。
圧倒的な素晴らしさでした。ぜひまた演奏を聴きたいです。
優勝は間違いないと確信しましたが、その通りでした。
2位は無しで3位がQuartet Amodo。
・独奏部門セミファイナル
演奏順は開会式後にステージ上で行われました。
正確にはステージ上に投影されたカード(ABCDE)を出演者が順に選んで、裏返すと(画面上の話)演奏順の番号が書かれている、というやり方でした(こんな説明でわかりますか?)
くじ引きとかじゃだめなんですかね・・・。
なんかもっと、すっと済ませられそうなんだけどな。
演奏したのは5名。
ベネズエラの人の演奏を楽しみにしていたのに、不参加でした。がっかり。
ステージ上に譜面台があったのが少々違和感でした。
コンクールって暗譜指定なのかと思っていたので。
でも演奏が始まって、この課題曲だから譜面を見るのが可、なのかなと思いました。
そのくらい特殊奏法がいろいろある無伴奏の曲でした。
参加者が少ないのが問題なようですが、この課題曲で出られる人がどれほどいるのか。
最初からふるいにかけてる、とも言えますが、課題曲として適当なのかなぁ。
私が一番いいと思ったのはドイツのMiriam Münznerさんでした。
あの自由曲は弾いてみたい。今タイトルがすぐわからなくてすみません。
・マンドニコの世界
マンドニコ氏の指揮による、フェスティバルオーケストラでの演奏が1時間ほどありました。そうそうたるメンバーで、押せ押せの濃い演奏でした。
その前に、石村さんと井上さんの二重奏、桝川さんの独奏も。とても聴きごたえがありました。さすがプロ~、という感じでした。
プレソで弾いた「スペイン組曲」は、なんだかイメージ違ったな。作曲者本人が指揮しているんだから、あれが意図したものなんでしょうね。
でも私はプレソバージョンのほうが好きです。
確かこのあと、独奏部門の結果発表がありました。(もう記憶があいまい)
ファイナルは4人の予定だったので、1人だけ落ちるのは気の毒だと思っていたら、全員ファイナルに進出とのこと。
長くなったので、2日目のことはまた改めます。
各部門の間に長い休憩があり、席の取り置きもできずに会場を出なければならないシステムが面倒でした。
小1時間、ホール近辺のカフェや料理店に行って、結構お金がかりました。
休憩前後には、いちいちリカルドのそばに行き声を掛けました。ふふふ。