MA社会研究所情報

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2015年の軍事情勢。ウクライナで対立。イスラム国空爆と反撃テロ。中国の軍事拡大と北朝鮮の核、ミサイル。

2015-01-09 14:02:55 | Weblog
 2014年はロシアによるウクライナ領クリミア半島の併合、ウクライナ東部での内乱、中東のイラク、シリア領内でのイスラム国の勢力拡大と米国などによる空爆、アフリカのナイジェリアでのイスラム過激派ボコ・ハラムの台頭や西部でのエボラ出血熱の流行などが起きた。アジアでは中国の拡張主義が目立ち、南シナ海に多くの人工島をつくり飛行場もつくろうとしている。小笠原列島にも200隻以上もの中国漁船が現れ、中国で人気がある赤珊瑚を根こそぎ取っていった。2015年もこのような情勢が継続しそうだ。ロシアが中国と接近している。昨年の5月に中露合同軍事演習がはじめて東シナ海で実施された。中東はイスラム国の拡大に対して、米国、英国、フランス、カナダ、オーストラリア、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、バーレーン、ヨルダンが連合して空爆している。各国に対してテロによる反撃も起きている。先日イスラム教を風刺したパリのフランスメディアの編集会議にテロリストが押しかけ12人を銃撃で殺害した。イランの核開発も問題になっている。米国は今後10年間で1兆ドルもの軍事費削減を行わねばならず、中東に地上部隊を派遣する戦費負担は避けたい。アジアでは中国が伝統的な正規戦の軍事力を拡張している。台湾海峡に配備されている短距離ミサイルは1000機以上、大陸間弾道ミサイルは75機、海洋進出の目立つ状況で、水上艦艇77隻、潜水艦60隻、揚陸艦55隻、ミサイル艇85隻と見積もられる。潜水艦の近代化が重視され弾道ミサイル搭載の核戦力もある。巡航ミサイル原潜も建造される。航空戦力は2800機を装備し、600機が近代的な機体だという。宇宙戦力もある。中国と北朝鮮の関係が冷え、中国と韓国の関係が深まっている。朝鮮半島情勢は不安定である。北朝鮮の核開発と弾道ミサイルに対する防衛が焦点になるという。世界戦争の恐れもありそうだ。