MA社会研究所情報

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フランスの社会福祉。自由、平等、博愛の心で失業対策、母子対策、移民対策などの福祉が充実している。

2013-05-22 14:25:48 | Weblog
放送大学でフランスの社会福祉の講義を見た。フランスは1789年のフランス革命のスローガンである自由、平等、博愛(友愛)の思想で社会福祉政策をしている。個人主義と社会福祉制度がうまく組み合わされていて、結婚しないカップルや、母子家庭、移民の外国人でも福祉サービスを受けることができる。社会福祉をささえる財源は、企業負担が36%、税金からが20%ぐらいになっている。消費税の税率も高いが、多くの人々に福祉サービスを行うことができるという。フランスの人々が明るいのは、社会福祉が充実していて失業しても生活できる安心感があり、恋愛も自由に楽しんで、子育ての補助金も多いからだろう。
アメリカは個人主義でも社会福祉がなく不安定な人生になる。野球や映画の大スターは何億円も稼ぐが、事業に失敗したり、人気がなくなると貧乏になる。日本は終身雇用で会社内福祉主義で、会社が社宅や、子供給付などの福祉政策を行っていたが、最近は個人主義化して起業する人も出てきた。不況で社会福祉の生活保護を受ける人が増えてきた。リスクをしょって起業して大儲けするのは話としては面白いが、ばくちのようになる。社会福祉があって安心して生活できるほうが人生を楽しめるだろう。