社会意識はどう変化していくのか。生まれた時はなにもわからず、母という人にそだてられて、父という人に養ってもらう。兄弟や、姉妹ができて上下の差がある社会の中に生きることになる。学校に行って先生や、同級生という社会集団の中で生きる。背丈の高い低い、太っている、やせている、成績がいい、運動ができる、歌がうまいなどの差がつく。集団ができて友人とライバル、いじめっ子といじめられ子ができる。社会のひな形の中で生きる。受験戦争で競争社会の厳しさを感じる。会社に入ると仕事の成績や、酒の飲める量で差がつく。パート、平社員、課長、部長、社長と差がつく。格差社会に反抗して組合運動や学生運動に走り、弾圧される。社会や国家の重圧を知る。恋愛でライバルと争い、結婚相手を見つけなければならない。社会の中の自分の位置、評価を知る。昇進すると部下を仕事に向かわせ、子供を育てなければならない。売り上げを上げていかないと会社がつぶれる。関連会社に出向になる。定年退職になる。年金暮らしになる。老人ホームに入れられる。病気になる。入院して死んでしまう。失業したりパートばかりの社会になると、結婚もできず、社会観や、世界観が変わっていくだろう。