DVDで航空自衛隊戦闘機パイロットのスクランブル緊急発進を見た。北九州の築城基地のF15,F2戦闘機のパイロットは、中国、朝鮮、ロシア機などが日本領空を侵犯してくるのを、スクランブル緊急発進して迎撃する。待機室でパイロット服を着て待機して、スクランブル命令がでると走り出て戦闘機に飛び乗り緊急発進する。こどものころから戦闘機パイロットになりたくて自衛隊に入り、厳しい訓練を受けてパイロットになったという。幼児のころから教育して育て、本人も希望していないとなれないようだ。戦闘機パイロットは急旋回や急上昇など重圧がかかるので体の健康が必要だ。体を鍛えなければならない。座っているだけに見えても大きな圧力がかかるのはサラリーマンと同じようだ。
テレビで海上保安庁の巡視船に乗り組む新人の訓練を見た。普通の人の歩き方で集合した新人20人ぐらいに、教官から厳しく軍隊調の命令が出る。まず船が沈没した時のための訓練が始まる。救命胴衣を着け避難する。外洋に出ると船の揺れが大きく、船酔いして食事もできない新人が多い。先輩はうまいうまいといって食事している。きびしい訓練に耐えて船酔いもしなくなる。新人のスペースは二段式ベッドしかない。半年経つと次の新人が入ってくる。先輩として新人を指導しなければならない。東シナ海の尖閣諸島周辺で巡視船が中国の監視船と毎日のように並走して警戒をしている状態で、巡視船が足りない。人材育成も急がなければならない。新年度予算で巡視船を10隻増やす予定だが完成までに数年かかる。海上自衛隊の老朽護衛艦を巡視船に転用する案も出ている。日中両国とも尖閣諸島は自国の領土だといって実力行使すると危ない。船の衝突から国の衝突になる。これまでは互いに自国の領土だと思って何もしなかったから平和だったが、中国の外洋進出計画で監視船が現れ海洋資源の取り合いになると大変だ。