MA社会研究所情報

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大学のゼミの先生が亡くなった。アメリカ帰りで最先端を進んだ。環境情報学科を作った。

2013-03-30 23:56:04 | Weblog
大学時代のゼミの先生が77歳で亡くなり、お通夜や告別式に同期の人が数人行ったという。こちらが20歳の大学生のころに知り合った。先生はアメリカ留学から帰り、35歳ぐらいでゼミを担当し始めて4期目だった。経済地理のゼミで、人類の起源、裸のサル、京都大学の今西錦司の生存競争ではない生物の世界の住み分け理論、KJ法による発想法、経営意思決定法、監視社会の話、計量地理学、都市のイメージ、コンピューターなどの本を読んで議論した。村のフィールドワーク調査、都市の歩行者の追跡調査などゼミの学生を使って行った。先生は地域開発研究所の所長になっていた。その後、環境情報学科を創設したり、大学の理事なったり、六本木ヒルズのビルにアカデミーというビジネススクールを開設した。学者というより実業家の社長のようで小太りでメガネをかけていた。宗教団体の教祖のように学生をひきつけていた。怒ったりして厳しく恐ろしい面もあった。姉さん女房で子供はなく、家には猛犬ボクサーを飼っていた。ジャズレコードを聴いたり、俳句が好きで、経済地理の本より俳句の本を発行していた。いろいろな最新の知識を講義していた。20年ぐらい前にぼうこうがんの手術をしたが、なんとか仕事を続け、最先端を進むことを好んでいた。ご冥福を祈る。