テレビで、スウェーデンの社会福祉を見た。翼の保障といわれ、人々の能力を向上させ、会社や社会に参加させ、収入を得て安心して消費して子供を産めるという。生活保護を与えるより働いて収入を得られるようにする。政権が社会民主党から穏健党という保守党に変わったので、市場競争主義の新自由主義的な政策になった。個人のライフサイクル論では若いころは働いて貯金して、税金を納め、老齢化して働けなくなったら貯金を取り崩して年金をもらって生活する。水平的再分配をする貯金箱の考えだ。垂直的再配分では同時代で収入の多い人が、少ない人にお金を回す。お金持ちから取って、貧しい人に与えるロビンフッド型になる。両方の政策が必要だろう。日本は逆の状態で、人々の能力向上ができず、パートで働き正社員になれず、不安定な収入で消費も子供を産むこともできなくなっているようだ。
深夜のラジオ放送で、1960年代に米国のベトナム戦争に反対した女性歌手ジョーンバエズの歌を聴いた。当時は世界中の大学で若者たちが米国のベトナム戦争に反対して大学を占拠したり、デモをしていた。音楽を聴くとその時代にタイムスリップして戻る気分がする。