テレビで、トヨタ自動車の下請け会社のピラミッド構造が崩れていくという。二次下請けの部品メーカーや三次下請けのメーカーの社長はトヨタが海外に工場を移設するのについていくか迷っている。中国ではドイツのフォルクスワーゲンがシェアを広げ、インドでは韓国の現代自動車がシェアを広げている。トヨタもインドネシアに工場を作って海外のシェアを増やそうとしている。下請けメーカーもこれに応じてインドネシアに工場を作る。労働組合の委員長が賃上げを要求してくる。労働者のストライキも起きる。下請け会社の社長は苦悩する。日本に残ると仕事がなく収入がなく生きていけない。海外に出てもトヨタ本社と契約がとれるかわからない。ああ、あの下請け会社も来たかと冷たい。価格競争で負けると契約してくれない。出るも地獄、残るも地獄だという。下請け会社の社長も大変だ。