放送大学で、国家公務員の話を聴いた。国家公務員は戦前は天皇に奉仕する官吏だった。1円が5万円ぐらいの価値がある時代で、局長級の給料400円の勅任官、300円の課長級の奉任官があり、高等文官試験を受験して合格した人が採用された。給料33~250円の雇員という平の事務員も働いていた。
戦後は国民全体への奉仕者になった。戦前は役人全体の人事をつかさどるところがなく、現在でも各省庁が別会社のようで、採用も各省別でセクショナリズムが強い。
1948年に米国の占領下で公務員の立場を決めるフーバー法が施行され、公務員のストライキが禁止され、中央の人事機関ができたという。現在でも戦後民主主義の思想と、戦前の天皇への奉仕の思想が両方存在しているようだ。
戦後は国民全体への奉仕者になった。戦前は役人全体の人事をつかさどるところがなく、現在でも各省庁が別会社のようで、採用も各省別でセクショナリズムが強い。
1948年に米国の占領下で公務員の立場を決めるフーバー法が施行され、公務員のストライキが禁止され、中央の人事機関ができたという。現在でも戦後民主主義の思想と、戦前の天皇への奉仕の思想が両方存在しているようだ。