国際紛争と国連。国連は経済制裁や、軍事制裁ができる。第二次大戦の戦勝国が支配している。

放送大学で「国際関係法」の講義を聴いた。国際紛争に国連が介入するが、国連憲章の第７章の３９条で安保理事会が平和の破壊を認定した国に、４１条で経済制裁を加える（品物を買わない。売らない。）。４２条で制裁行動をとる。
１９５０年ごろに北朝鮮が韓国に侵攻して、国連の軍事制裁を受け、朝鮮戦争になった。
クウェートにイラクが侵攻した時も、経済制裁、軍事制裁が行われた。
国連は第二次大戦に勝った５大国が拒否権を持ち支配しているという。

イギリスにおける市民性形成論。自由主義、公民的共和主義。グローバル化で地球を意識。

放送大学の大学院講座で「イギリスの市民性形成論」を聴いた。
イギリスの市民性形成に影響を与えたのは自由主義であった。１８世紀には市民革命があり、自由、平等、民主主義のリベラリズムの上に発展してきた。また、古代ローマの共和主義のリパブリカンと言う共和国公民という考えの上にも立っている。
ジョンロックは人間は自然法で個人個人の物を持ち、政府の機能はそれを守ることである、投票権と財産権を必須の市民の権利だとした。自由な自立的個人と、個人の生存を守る国家の役目を示した。ジョンスチュアートミルやトマスヒルグリーンは国家は個人を守るだけではなく、共同体のために積極的に働くべきだとした。マーシャルは市民は市民的（思想、財産、契約、裁判権）、政治的（投票権、議会に立候補する権利）、社会的（経済、福祉、安全、財産、市民生活、福祉、公教育を受ける）権利を有するとした。
１９７０年代には新自由主義が保守党のサッチャー首相やメージャー首相によって行われた。ハイエクやノーウィックの思想で市場原理を導入し、個人の自由と財産を保護し、福祉を削減した。移民が増えて、文化的多元性が増した。グローバル化で世界や、地球を意識した市民性になった。
１９９９年に労働党のブレア首相になり生活保護を与える福祉ではなく、国民の能力を向上させて仕事についてもらう考えになった。若者の政治への無関心が広がっている。学校教育で市民性の形成を義務化している。
現在は国民国家が分節化し、EUで多元的市民性がでている。ギリシャのアリストテレス以来の権力を分かち合う公民的共和主義の伝統があり、市民に公共の美徳を求めている。

太陽電池発電は土地がないので、海上に太陽電池パネルを並べるといい。

太陽電池発電が注目されているが、住宅の屋根に太陽電池のパネルを並べるイメージがある。もっと大規模にパネルを展開したいが土地がないので、海上にいかだや大型船を浮かべてパネルを並べるといいだろう。

新エネルギー源。藻からバイオエネルギーができるという。海と太陽のある日本に向いている

テレビで放送していたが、藻からバイオエネルギーができると言う。藻から原油と同じ成分を抽出してガソリン、ジェット燃料、ディーゼル燃料にできるという。
３～５年で商業化し、石油に取って代わると言う。海や太陽が豊富な日本のエネルギーに向いている。

中国が原子力空母を建造し、世界的に制海権を拡張しチェンジしようとしている。

新聞によると中国軍は２００９年から空母建造を本格的に始めるという。２０１５年をめどに、２隻の通常動力の空母を完成させ、２０年までに運用体制を整え、沖縄、台湾、フィリピンのラインを超えて太平洋上に展開するという。さらに、２０２０年以降に原子力空母も建造して、日本、グアム、インドネシアのライン内の制海権を確保したうえで、インド洋や太平洋の米海軍と対抗すると言う。海南島に空母の母港施設を建設しているという。世界の軍事的な勢力圏がチェンジし変わりそうだ。