MA社会研究所情報

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イギリスと日本。福祉か競争か。趣味か仕事か。個人か集団か。

2007-01-13 23:09:53 | Weblog
イギリスと日本は大陸の近くの島国として、アメリカの同盟国として、似た立場にある。立憲君主制で、資本主義、民主主義であることも似ている。しかし、社会と人間関係は、対照的な面もある。
君主制と言っても、英国王室は人気スターのように扱われ、エハガキやお皿に写真が載り観光資源にもなっている。日本は皇室をあがめ、秘密にして、静かにうやまう。
民主主義といってもイギリスは市民レベルで議論したり、議員が個別訪問したり身近である。日本は議員が別世界の人で、市民と議論する機会はあまりない。
イギリスは個人主義で、階級社会、冒険的海洋国家で、仕事よりスポーツや趣味、余暇が好き。日本は集団主義で、農業的で仕事を趣味とする勤勉な社会といわれる。
60年代の福祉社会時代のイギリスでは失業が多かったが、失業手当で生活でき、趣味も楽しめた。外人留学生でも入院代は無料で、メガネも無料で作ってくれたという。日本で失業すると、生活保護ももらいにくく、ホームレスになり、自殺してしまう。働かざるおえない面もある。
イギリスの福祉社会も財政困難になり、サッチャー首相が福祉削減政策をおこなった。現在は自由競争、市場原理の状況となっている。
ウインブルドン現象といって、イギリスのプレーヤーはいないが、アメリカやドイツの一流選手がイギリスのウィンブルドンテニスコートで活躍するように、外国企業が進出し失業も減り、好景気になっている。一方で福祉削減のし過ぎが問題になっている。
日本は団塊世代の定年退職でいっそう社会の高齢化、労働力不足がすすむ。個人主義、利己主義の人が増えてくる。イギリスの経験を生かした、社会政策が必要だろう。

紅白の金魚が透明になっていた。環境で変化した。

2007-01-13 22:20:11 | Weblog
4年ほど飼っていた金魚が死んでしまった。ここ数週間ボーッとして、浮いていたり、底に沈んでいた。数日前の朝起きてみたら、腹を上にして浮いていた。水を替えてみたが、生き返らなかった。飼った時は3cmぐらいだったが、15cmぐらいに大きくなっていた。最初は紅白のあざやかな色をしていたが、北の洗面所においていたら、日が当たらないせいか、だんだん色がうすくなり、透明になってしまった。深海魚のようだ。環境により一代で色が変わってしまう。生物の環境適応力は驚くべきものだ。生物が進化して変化してきたのがよくわかる。自然は賢く環境に適応する能力を生命に与えていると感じた。