
JR東加古川駅は山陽本線にある駅で各駅停車に乗らないと止まってくれません。何の変哲のない(こんな書き方すると叱られるか?)駅です。そこから歩いて2分ほどの駅前の路地にあるラーメン屋に行って食事をしました。「もんど」というちょっと変わった屋号のお店です。そのためにわざわざ東加古川まで行って来たのではなく、ここに用事があってたまたまお昼だったので食事をしただけです。人気があるらしく、席に着けず外で少し待つことになりました。路地にオジさんが立っていて店の前を行き交う車の交通整理をしていました。へえー。雑誌で紹介されて有名になったみたいです。店の看板が大き過ぎるのが気になりました。店構えも今風。店内はお決まりのジャズを流していました。ジャズはもちろんモダンジャズ。トリオだったと思います。案内されて一瞬戸惑うのはiPadが各テーブルに置いてあることです。メニューの電子版であり、注文は基本的に画面をタップして行うのです。ラーメン専門ですが、餃子、唐揚げ、ご飯のセットメニューも充実していました。ただし、ラーメンは選ぶほどありません。謹製中華そば、蔵出し醤油麺、チリとまと麺、冷やし麺だけです。本日はチリとまと麺が販売中止だったので選択肢は限られていました。悩んだ挙句、蔵出し醤油麺(750円)の1.5玉(110円追加)にしました。麺の硬さ、ネギの量などトッピングも合わせてタップして注文するのです。さて、出て来たラーメンを一口食べて思い出したのは「第一旭」でした。そう、京都でラーメンというと大体この味です。今では滋賀の「来来亭」がその味を広く伝播していますが。麺と背油入りスウプのスタイルはまさしく「第一旭」だと思います。東加古川まで来てこの味に出会うとは思ってもみませんでした。もう一つのメニューの方がこのお店らしさを味わえたのかも知れません。でも、味はとても良かったです。僕は子供頃からこの味が好きなんです。オマージュなのかリスペクトなのか別にして、「もんど」の蔵出し醤油麺の個性を分析すると、まず青ネギが違います。カットが斜めで大切りです。メンマも柔らかくて食感が違います。チャーシューはよりジューシー。スウプは醤油の香りと塩気が強く、汗をかく仕事の人には向いている味付けだと思います。丁寧に作っているので一品一品味のクオリティは安定しているんでしょうね。ちなみに「もんど」とは必殺仕事人の中村主水からとったのだとか。きっちり仕事をするんだそうで。

住所 兵庫県加古川市平岡町新在家273-8
電話 079-420-8123
場所

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