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まひるの月を追いかけて (2007)(恩田 陸著 文藝春秋) 75点

2015-08-29 20:26:34 | 読書遍歴

恩田ワールドの香しき世界を満喫する。一人の男の失踪から妹と兄の女友達二人で奈良を散策する。そこに兄は絶対現れるはずだ。

万葉の旅といえるほど素晴らしい旅行記でもある。特に僕の好きな聖徳太子誕生の寺といわれる橘寺がポイントとなるシーンに僕自身舞い上がる。

ミステリー部分は少ないと思われたけど、やはり構成は立派にミステリーしてましたね。でも、あの唐突なラスト、あれはないよな。あまりに大胆過ぎて何とも言えない。そんなことってあるのだろうか、、。

でも、楽しく読めました。奈良もまた行きたくなったね。やはり恩田はいい。


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