ディスタービア (2007/米)（Ｄ・Ｊ・カルーソ） 70点

冒頭の交通事故シーンの映像が秀逸でこの映画やる気あるじゃないの、と観客を乗せといて、、。
その後あまりに中だるみが過ぎませんか？まるで、収監されているこの主人公の気持ちと同様に退屈でございました。このあたりはヒッチコックの「裏窓」をよく勉強していれば楽しめたのになあという思い。後半も結局どんでん返しもない普通のサスペンスで、これは他のサスペンス作品に比べても恐ろしく手抜きだと言われても仕方がないのではないか。
まあ、それでも自宅軟禁警報機のアイデアはこの映画のキーであり、面白い。（まさかアメリカでこんなことあるわけないよね。）最後にはあまり役立たなかったなんて逆説的ユーモアもうまい。
全般にデビッド・モース以外は完全Ｂ級俳優を配置。特に隣の女性はＢ’じゃないんでしょうか、、。娯楽作品としてはそれなりにまあ許せるかなあ。