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身代わり島(2014)(石持 浅海・著)(朝日新聞出版) 60点

2015-12-02 09:19:20 | 読書遍歴

孤島における殺人事件、という触れ込みではあるが、肝心の殺人が中盤近くまで発生せず、その間アニメおたくのイベント話に費やされる。はっきり言って珍しく途中でやめようかと思ったぐらい。でも、ま、どうにか事件は起こり謎は膨らむが、、。

従来の石持からするとやはり全体に軽い気はする。題材がというのではなく、登場人物の掘り下げ方、謎解きの軽薄さ、殺人動機の曖昧さなど、かなりファンとして追いていけない部分も多い。

犯人が示されてもそれほど登場していない人物だったから、意外性どころか印象さえあまりなく、ええ、そうなの、といった感じ。石持作品としては反省ものではないか、と思うのであります。(次回もきっと読むだろうけど)


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