社会派的な映画作りだが、娯楽作品であることには間違いない。娯楽作品であっても映像から何かを感じる映画でもない。この題材にしてそういう意味で不思議な映画でもあります。
まず冒頭にスターアナウンサーであるリチャード・ギアのオンエア中のぶち切れシーンがあります。ここが僕には中途半端に思えた。サラエボの戦場を目の前にして大の大人がその感情の憤りで切れている風でもなく、ただ吠えているんだ。そのため彼は名声と食い扶持を失うことになるのだが、、。
後半、それは彼の正義感がそうさせたのではなく、恋人が自分の胎児と共に虐殺されたすぐ後の中継のためだったことが分かる。そうであったら、もうちょっと感情面で何か人間的なものが出ていてもよかったのではないか、と思ってしまう。あの中継では愕然とした喪失感なるものは感じなかった。
まあ、そんな細かいことは無視していくと、5億円の賞金がかかっている指名手配犯を追い詰めるこのハナシ自体は面白い。何か、偶然が偶然を呼び込んだ感じもするがこれが実際の真実の面白いところだろう。時折触れられている真実部分のエピソードもすこぶる興味深い。
指名手配犯を虐殺村で解放するラストは映画的で多少感動的だが、逆に本当のことがうやむやにされていることも事実なので、この映画のテーマが(あるとすれば)拡散されてしまったのではないでしょうか、、。ここがアメリカ映画の、すなわちメジャー系の限界なのかもしれないが、、。俳優陣はなかなかの演技だっただけに惜しいなあと思います。
まず冒頭にスターアナウンサーであるリチャード・ギアのオンエア中のぶち切れシーンがあります。ここが僕には中途半端に思えた。サラエボの戦場を目の前にして大の大人がその感情の憤りで切れている風でもなく、ただ吠えているんだ。そのため彼は名声と食い扶持を失うことになるのだが、、。
後半、それは彼の正義感がそうさせたのではなく、恋人が自分の胎児と共に虐殺されたすぐ後の中継のためだったことが分かる。そうであったら、もうちょっと感情面で何か人間的なものが出ていてもよかったのではないか、と思ってしまう。あの中継では愕然とした喪失感なるものは感じなかった。
まあ、そんな細かいことは無視していくと、5億円の賞金がかかっている指名手配犯を追い詰めるこのハナシ自体は面白い。何か、偶然が偶然を呼び込んだ感じもするがこれが実際の真実の面白いところだろう。時折触れられている真実部分のエピソードもすこぶる興味深い。
指名手配犯を虐殺村で解放するラストは映画的で多少感動的だが、逆に本当のことがうやむやにされていることも事実なので、この映画のテーマが(あるとすれば)拡散されてしまったのではないでしょうか、、。ここがアメリカ映画の、すなわちメジャー系の限界なのかもしれないが、、。俳優陣はなかなかの演技だっただけに惜しいなあと思います。
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