Sightsong

自縄自縛日記

吉田隆一+石田幹雄『霞』

2018-02-25 20:37:10 | アヴァンギャルド・ジャズ

吉田隆一+石田幹雄『霞』(Sincerely Music、2009年)。入手した直後に姿を消してしまいガッカリしていたのだが、最近、棚の隅っこから救出された。ああよかった。

Ryuichi Yoshida 吉田隆一 (bs)
Mikio Ishida 石田幹雄 (p)

これはなに的というのだろうか。日本のジャズ的?吉田隆一的、石田幹雄的?

吉田さんのバリサクは、重たくでかい拳をもってカンフーの闘いのようにばしんばしんと突きまくる。音の先っぽのエッジがとても立っている。一方の石田さんも強靭さでは負けるわけもなく、新たな数列を確信をもっているかのように編み出し即座にぶつけてくる。まるで北斗神拳のケンシロウと北斗琉拳のハンの勝負のようだ。かれらは千手観音のように高速の突きを互いに繰り広げ、殺し合いのくせに愉し気なのだった。これは殺し合いではないが。

●吉田隆一
藤井郷子オーケストラ東京@新宿ピットイン(2018年)
MoGoToYoYo@新宿ピットイン(2017年)
秘宝感とblacksheep@新宿ピットイン(2012年)
『blacksheep 2』(2011年)

●石田幹雄
齋藤徹 plays JAZZ@横濱エアジン(JazzTokyo)(2017年)
後藤篤『Free Size』(2016年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2016年)
田村夏樹+3人のピアニスト@なってるハウス(2016年)
松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2015年)
5年ぶりの松風鉱一トリオ@Lindenbaum(2013年)
纐纈雅代 Band of Eden @新宿ピットイン(2013年)

松風鉱一カルテット@新宿ピットイン(2012年)
寺田町の映像『風が吹いてて光があって』(2011-12年)
石田幹雄トリオ『ターキッシュ・マンボ』(2008年)


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