Sightsong

自縄自縛日記

MoGoToYoYo@新宿ピットイン

2017-02-28 07:49:48 | アヴァンギャルド・ジャズ

新宿ピットインにて、MoGoToYoYoの初ライヴ(2017/2/27)。この前に下北沢アポロでも演奏がなされたがそれは準備段階だったということである。

芳垣安洋 (ds, perc, vo)
吉田隆一 (bs, cl, fl, perc, vo) 
岩見継吾 (b, perc, vo)
元晴 (as, ts, ss, perc, vo)
有本羅人 (tp, bcl, perc, vo) 

コンセプトとしては、アート・アンサンブル・オブ・シカゴ。そしてまた、ファマドゥ・ドン・モイエの息子アダマ・モイエ(昨年暮れに亡くなった)に捧げられている。

確かに全員が持ち楽器の他に多くのパーカッションを扱い、架空の民族のような恰好で、顔にペイントし、祝祭的なステージを展開する。しかしサウンドはそれぞれのプレイヤーが個性を爆発させた独創的なものだった。休憩なしの2時間超、もう酸欠。周囲を見るとノリノリの人も沈没している人もいる。これもお祭りだからである。

芳垣さんのドラムスはやはりマーチングバンド的なもので、推進力と強烈なビートに、思わず『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のクルマを幻視する。上に乗った傾奇者たちが他のプレイヤーである。岩見さんのベースが太く、サウンド全体を覆う。そして吉田、元晴、有本三氏のソロがそれぞれ賑々しく、どや顔的。実に愉しかった。

●芳垣安洋
ネッド・ローゼンバーグ@神保町視聴室(2014年)
『RAdIO』(1996, 99年) 
大島保克+オルケスタ・ボレ『今どぅ別り』 移民、棄民、基地(1997年)
『RAdIO』カセットテープ版(1994年)

●吉田隆一
秘宝感とblacksheep@新宿ピットイン(2012年)
『blacksheep 2』(2011年)

●元晴
Worldwide Session 2016@新木場Studio Coast(2016年)


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