4月15日 くもり 30℃
夜、ハノイで写真をとると、不思議な現象がカメラに写る、おそらく雨が降っていたと勘違いしがちだが……
雨は降っていない、目にはみえない、だけど、カメラには写っている。
以前友達に指摘され、注意してみるとたまにだけどこんな現象がおこる。
これは、タイ湖の夜景。
空中にふわふわ浮いているものは、木霊、言霊に相当するもので、宮崎駿の「もののけ姫」にでてくる木霊そっくりの顔がみえる。
実際、屋久島で撮影されたものがネットにのっていて、雨上がりの湿度の高い時に見え、ためしにカメラに写してみると写ったとあり、わたしがみているものと一緒だった。
とすると、自然環境が条件を満たせばどこでもみられる現象で、ハノイの湿度は半端なく高いし、湖の近くであるし、屋久島同様にこれがみえる機会はたくさんあるといえる。
おそらく、昔の人にはこのような自然現象が普通にみえていて、木には霊が宿り、言葉にも霊力が宿ると考えられ、言霊を宿した言葉が、木霊=精霊となり、そうじて「木の精霊が」というふうに考えるようになり、信仰の対象になったのではないか。
自然環境の残っていた時代にはきっとこのような現象を普通にいくつも経験していたはず。
現在ではこのような自然をみることができなくなり、感動することがなくなってしまったことから、一部の人による、昨今のスピリチュアルブームがはじまったのではないか?
このような日本でなかなかみられなくなった自然現象がハノイにはまだ残っているということから、「自然がいっぱいのベトナム」、とベトナムの教科書にあるのは、真実といえるのかな。