ハノイ便り

久しぶりの海外転勤、日々の記録として書き綴ります。

建都1000年祭の夜

2010-10-12 15:09:43 | Weblog
10月12日くもり

10月10日をもって、とりあえず1000年祭のイベントが終了した。

街の中心に通勤しているオットから、夜のライトアップがきれいだから是非見てくるようにといわれていたけど、人ごみの苦手なわたしは出かける気にもなれなかった。

しかし、幸運にも8日の夜、会食に同席した帰り、バイクと歩行者で道路はあふれているし、あちらこちらが通行止めのため、車が右往左往したので充分見物の時間がとれた。

街中がわさわさしていて、どうもマスゲームのために近郊の若者を3万人ほど動員をかけたらしく、ハノイ見物の若者と、お祭りムードで浮き足だっている住人とで、道路がいっぱいでにっちもさっちも身動きがとれない状態だった。

イルミネーションは、ハノイで生活している私にとっても、夢の中にいるような気にさせられるほどだったので、みんながふわふわ歩いているのは理解できる。

 



夏の停電はこのための節電だったの?とか、どうもこのライトアップに電力を使い過ぎ、ホーチミンが停電になるとか、あらぬことがうわさされるほど、ライトアップに情熱をかけている。

翌朝ゴルフ場への道がいつの間にか完成し、高架橋もできあがり、これだけ街灯をたてても明かりはつかないだろうと思っていたのに、いっせいに明かりがともっていて、まるで別世界で、ハノイだということを忘れさせられた。

この1000年祭のために膨大なエネルギーを使って作られたものが、その場限りのものでなく、ながくこの状態が保たれることを願うばかりである。