四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

「口語短歌・水曜サロンの会」(その17)

2022年01月12日 05時16分00秒 | 短歌
「口語短歌・水曜サロンの会」(その17)   短歌の投稿を歓迎します!!

   ☆☆☆ 寅年の新年を迎えましたが、本年もよろしくお願い致します。    ☆☆☆
   ☆☆☆ 明るく、楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。 ☆☆☆


 「口語短歌・水曜サロンの会」は、このブログにお立ちより頂いている
 皆様の詠まれた短歌を掲載し、その作品の鑑賞を行うサロンです。

 短歌の初心者の方から、ベテランの方まで、所属する短歌会等を越えて、
 自由に短歌を投稿し、鑑賞しあえる「賑わいのあるサロン」を目指したいと
 思っています。皆様の短歌の投稿と、ご意見を歓迎します。

【サロンの運営について】
 運営等につきましては、末尾に記させて頂きますので宜しくお願い致します。




「ブログ友の投稿歌 交流コーナー」

☆浮かべても浮かべてもなお愚作なり現すものが見えぬ有り様
☆来年も歌詠み集めわいわいと読むも詠うも楽しいサロン

                         和輪さん

【解説】
 一首目の、の短歌は、歌作りを志す方であれば、だれもが常に遭遇する「有り様」と思いますし、
 実感であり、永遠の課題でもあると思っています。「分け入つても分け入つても青い山」の山頭火の
 俳句を彷彿させ、だれしもが、納得できる想いを詠んだ説得力のある一首になっていると考えます。
 なお、出詠は昨年末に 行って頂きました。


☆元旦の 旭日にあたる 浅間山 空に映えるを 窓より遠望(のぞ)む
☆青春の 炎を燃やす 箱根みち 魂の叫び 夢をかなえる
☆ぬばたまの 闇夜を切り裂き 降る雪は 不気味なごとく 地表を覆う

                         浅間山明鏡止水(knsw0805)さん

【短歌説明】浅間山明鏡止水(knsw0805)さんご自身の説明です。
 一首目 宮中歌会始めの今年のお題が「窓」ということで一首詠んで見ました
 二首目 1月2日箱根マラソンの熱き戦いを見ての感想です
 三首目 2日夜9時頃から雪が降り出し街路灯にあたる雪が舞うさまは不気味でした

【解説】
 いずれも新年の清冽な風景、出来事等を写し取り、凝縮した確かな短歌と感じます。
 三首目、大地を一夜にして白銀の世界に変える雪。そこには妖しいまでの魅力と、
 空恐ろしさも潜んでいますが、それを「不気味」と表現し詠まれた短歌と思います。
 その辺の「妖しい」ニュアンスを強調して詠み込んでみましたが、いかがでしょうか。
【ご参考】
 ★ぬばたまの闇底おおい降る雪よ 妖しいまでに大地埋めゆく


☆ウヰスキー
   飲み干す前に聞きたい曲がある
          ほんの少しの思い出

                         自閑(jikan314)さん

【短歌説明】自閑(jikan314)さんご自身の説明です。
 YouTubeを聴きながら短歌を作っております。いつも拝見している埼玉県の
 「小松音楽教室 さえ」様と神奈川県の「歌がうまくなりたいカヌマ」様は、お互い
 お会いした事も無いのに、さえ様のエレクトーン演奏に、カヌマ様が歌を歌って
 YouTubeに投稿と言うコラボレーションをしており、プロのお二人のものに、素人の
 小生が短歌を作り、推敲アドバイスを福岡県の和輪様から頂き、四季の彩り様に投稿する。
 「友達の和」的嗜好です。今年も色んな和が広がる事を祈念して。
 曲は、SHEと「ウイスキーがお好きでしょう」です
 https://blog.goo.ne.jp/jikan314/e/eab652c309337b4ec41b9801d75ce399

【補足】ポエット・M
 「さえ様のエレクトーン演奏、カヌマ様の歌」と自閑さん、和輪さんのコラボレーション
 で生まれた「YouTube作品」は、ネット社会特有の貴重な産物と思います。
 まさに「友達の和」ですね。この「水曜サロン」が、その交流広場になれば嬉しいです。
 「広げよう 友達の輪!」ですね。ちなみに、私も、Kenさん、Yokiさん、じいじさんの
 ご支援と、コラボレーションで4曲ほど、YouTubeにアップさせて頂いています。


☆来月は七十四になるわれの今の気持ちは二十三歳
☆気持ちだけまだ青年の老人と老女は青春真つ盛りなり
☆考へてみれば今年は結婚後五十年目で金婚式なり

                         びこさん

【解説】
 サムエル・ウルマンの「青春」の詩を踏まえて詠まれた短歌とのことです。
 「青春」は、私たちの世代にとっても励ましの言葉に満ちています。じっくり味わい、
 座右の銘にしていきたいとも思っています。
 「頭を高く上げ希望の波をとらえる限り」青春は続くと思っていますし、私たちの
 これからの日々への、力強い道しるべになると考えています。
 新年に当たって清新な思いにさせてくれる短歌で、このサロンに集う皆様にとっても
 励ましになると思っています。
 今年も「驚異に魅かれる心、おさな児のような未知への探求心」をもって雄々しく、
 しなやかに歩んで参りましょう。


      「寒風の中で咲き初める 蝋梅の花」

☆明るくて楽しみながら和やかに
      「水曜サロン」の波紋広がる
☆变化する喜怒哀楽の人生を
      歌に詠みつぎ我らは集う

                         リコさん

【解説】
 「水曜サロン」のモットーを、短歌に詠んで頂いた旨コメントがありました。
 この想いは「水曜サロン」に集う、皆さん共通の想いでもあると思います。
 「明るく楽しみながら、和やかに」をモットーに今年もやって参りたいと思います。


☆初春や 囲むおせちの 卓嬉し
      健やか祈る 快晴の空
☆お出かけを クロ一人にて 待ちわびる
      足音きいて 振り切る尾っぽ

                         クロママさん 

【解説】
 二首とも穏やかなお正月風景を詠んだ、好感の持てる短歌と思います。
 愛犬クロちゃんは、クロママさんから見ると「吾が子」ですので「クロ一人」は当然の表現に
 なるのは分かります。しかし、多くの読者の方に納得して頂くには少々無理がありますので、
 少し表現を変えてみましたが、いかがでしょうか。
【ご参考】
 ★クロのみで 吾のお出かけ 待ちわびる
         足音きいて 尾っぽ振り切る


☆ビオトープ 氷ゆるみて のぞき見る
          光の影が ゆらゆら踊る
☆小松菜の 芽らすくすくと 広がりて
        おしくらまんじゅ 双葉かわいや
☆新そばの 季節まだかと 待ちわびし
         馴染みの店へ 足取り軽く

                         さわやか♪さん

【説明】さわやか♪さんご自身の説明です。
 一首目 川の水を利用した魚たちのためのビオトープがあります。
     寒い日が続いて氷がはっていました。端の方が太陽の光で溶けていたので
     魚たちはどうしているかとのぞいてみたときの短歌です。
 二首目 我が家の庭に作った畑に小松菜の種を蒔きましたが、元気に成長している
     さまを詠みました。
 三首目 昔ながらの水車でそば粉を挽いているお蕎麦屋さん、新そばの季節を
     楽しみにしている気持を詠みました。

【解説】
 いずれの歌も生活の周辺に取材され、地についた確かな詠歌と思います。三首目の短歌で、
 口語に統一するなら3句は「待ちわびる」の表現もありますが…、検討してみて下さい。
 しかし、今時「水車でそば粉を挽いている」お蕎麦屋さんなんていいですね。
 そんなお蕎麦屋さんの新蕎麦は是非味わってみたいものです。水車でそば粉を挽く際、
 石臼を用いますが、水車のゆっくり回る速度が美味しいそば粉にする最適速度と伺ったことが
 在ります。近頃このようなお店が見かけなくなり寂しい限りです。


☆ふわふわと餅雪が舞う高原に鼻にピアスの牛たくましく
                         あんりママさん

【短歌説明】あんりママさんご自身の説明です。
 雪が降る那須高原を歩くと、目の前で大きな黒毛の牛が「モウゥ~」と
 大きな声で鳴きました。その牛のたくましさを詠んでみました。

【解説】
 牛の鼻環を「鼻にピアス」との表現が新鮮です。那須高原の雪降る寒さの中、雄々しく
 振舞う黒牛への温かな眼差しが感じられる、素敵な短歌となっています。
 なお、牛の鼻環は引き運動、爪切り、病気の治療等々で飼養管理面で、牛を扱い易くなる
 ことから付けられるとのことです。また、牛とスキンシップをとるためにも役立つようです。


☆香り立つ蝋梅けむる東慶寺 かつて女人をあまた救うと
☆縁切りの女人受け入れ助けたる 古刹の梅よ匂いほのかに
☆幾たびの滅びのさまを見つめたる 古都の蝋梅匂い立つがに

                         ポエット・M

【解説】
 鎌倉東慶寺は「縁切り寺」とも呼ばれてきました。江戸時代まで女性から離縁するという事が
 できませんでしたので、その対策として「縁切り寺法」があり、東慶寺に駆け込んだ女性の
 「縁切り」を、寺として支援したとの事です。
 これらの史実を踏まえながら、東慶寺に淡々と咲き香り立つ蝋梅に寄せて詠んでみました。



「五行詩」「痛みの変奏曲」鑑賞 (18)

4.戸隠山無情 (5)

   ほろほろと
     涙となりて
       「我れ思う
        ゆえに我れ在り」
      我れもこぼるる

    戸隠の 
      峰の半ばに
         日は暮れて
       夕焼け小焼け
        花いちもんめ

      我れ知らず
        声に歌うは
           戸隠の
          峰に悲しき
         花いちもんめ

     戸隠の
       峰に歌うは
         童歌
        か~ごめか~ごめ~
          花いちもんめ

    夕月が 
      青くまたたく
         星つれて
       峰の小さな
        我れをば照らす




【短歌入門・質問・提案コーナー】
 この「水曜サロン」に集う皆様の直近のコメント等に記された、短歌を作るうえでのヒント、
 さらに質問、諸々の疑問点等にいて、触れていきたいと思います。
 皆様からのご提案、さらに素朴な疑問も含めて、コメント欄にお寄せいただければ幸いです。
 なお、私の「質問への回答」は、あくまでも一つの「解」でありますので、他の回答、反論、
 ご意見等もありましたら、このコーナーで大いに議論して参りましょう。
 それが学びに繋がれば嬉しいです。


【短歌の連作について】
 びこさんよりご意見がありましたので、討論形式で掲載致します。皆さんのご意見も
 お寄せ頂ければ幸いです。
 びこさん
  …連作についての考察も勉強になりました。短歌は一首一首が屹立している必要が
  あることは基本ですが、しかし連作されたときは一部省略もしないとしつこい感じは
  いたしますね。これが、連作の難しいところではないかと私は思っております。
 ポエット・M
  連作における「一首独立」の在り方は、私の知る限り与謝野鉄幹らの「明星」の
  時代から議論、研究されてきました。しかし、未だその妥当性と必要性は説かれる
  ものの、結社、歌人による解釈の揺れは少なからず存在していると考えます。
  びこさんのおっしゃるように「一部省略もしないとしつこい感じ」となることも
  事実ですので…。
  連作における省略や、暗喩等の微妙なつながりは作品構成上良いと考えています。
  これらも、歌を詠む方々で短詩系の限界と、表現の広がり等を含めて、もっと
  議論されてもいいものと考えています。皆さんのご意見をお寄せ頂ければ幸いです。



【運営にあたって】 注)文頭から移しました。
 (1) 投稿期間は毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
    注)投稿に当たっては、ご自身のブログのアドレス(url)も記入願います。
 (2) おひとり様 3首まで(1首でも可)コメント欄に投稿願います。
 (3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
   仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4) 投稿頂いた短歌は、そのまま掲載します。皆様から感想等頂ければ幸いです。
 (5) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (6) 掲載順序は、原則本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (7) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。

                            了

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34 コメント

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ありがとうございます (さわやか♪)
2022-01-17 20:49:20
あちらにもリコメいたしましたが
蝋梅の花だけでなく蕾も見えるようになりました

添削ありがとうございます
水曜日楽しみにしております♪
返信する
花や 冬芽を (ポエット・M)
2022-01-17 20:00:07
さわやか♪さん 出詠頂きありがとうございます。

いずれも浅い春の景観を詠みながら、季節の移ろいを健気に示す花や
冬芽を丁寧に描いた好感の持てる短歌と思います。

一首目の短歌、散文調の「が」を「の」に変え、少し工夫してみましが、いかがでしょうか。
  ★蝋梅の ほころび誘う昼下がり マスク外して 香り楽しむ
返信する
口語短歌の持つ詩情 (ポエット・M)
2022-01-17 19:57:22
自閑さん こんばんは。
「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。

いつも短歌を通して、新たな挑戦をされる自閑さんに学ばせて頂いております。

自閑さんのブログで相聞歌を拝見するたびに、正統で雅な短歌を詠まれる方の
自由律短歌への挑戦には頭が下がります。
私もかつて口語自由律短歌を詠まれる、少なからぬ友人と交流がありましたが、
彼ら、彼女たちの詠まれる口語短歌の持つ詩情と、言葉に対する厳しい姿勢に
感動することがありました。

さらに、YouTubeの曲から発想を広げ、短歌に紡ぐ営みは学んで行きたい分野です。
返信する
口語短歌投句 (さわやか♪)
2022-01-17 18:06:41
短歌を投句いたします

●ロウバイが 光の中で 誘い顔 マスク外せば 香りほのかに

明るい陽射しを浴びて 道の奥に蝋梅の花が咲いていました もう咲き出したのだと驚きました
せっかくだから マスクをとって顔を近づけました

●陽を浴びて 林の木々は 冬模様 ただ風だけが 吹き抜けゆくよ

散歩道が続く林の中 天気の良い、風の強い今日は人がいませんでした ひっそりとした林の中で風が吹いているさまを詠みました

●梅林(うめばやし) 新枝ますぐに 空さして 支える幹の 逞しきさま

梅の新しく出た枝が柔らかい緑色をして いっせいに空に向かって伸びていました
とても スクットして綺麗な姿でした
ふと目をやると 枝とは逆にごつごつした黒っぽい太い幹がありました その対比を詠みたいと思いました

遅くなりましたが よろしくお願いいたします
返信する
Unknown (jikan314)
2022-01-16 21:10:34
【短歌投稿】
今日は疲れた~と思うとまたあした
        それまでは歩いて帰ろう
【短歌説明】
YouTubeの曲を聴いた印象で自由律短歌を作っております。
「出川哲朗の充電させてもらえませんか」(テレビ東京系)と言う番組で、電動バイクが軽快に走っている時、流れています。実は、1994年フジテレビの『ポンキッキーズ』のオープニングテーマで、よく聴き、子供向け?と思っていました。調べると、NHK『俳句王国がゆく』オープニング・エンディングテーマ曲でもあるらしい。
毎日仕事の繰り返しの中で、何か自分を変えたい。1駅前で降りて歩いてみよう、1駅だけ歩いてから電車に乗ろうと。
斉藤和義氏のライブとポンキッキーズでの鈴木蘭々&安室奈美恵の映像をUPしておりますので、下記URLで愚作も御覧頂ければ幸いです。
https://blog.goo.ne.jp/jikan314/e/76a5d668a2c64ac8cb79f196f6d05f06
返信する
お母様への 想いと (ポエット・M)
2022-01-15 21:25:04
あんりママさん こんばんは。
出詠頂きありがとうございます。

あんりママさんの優しさがそのまま表現された短歌で、お母様への
想いと、患者さんへの思いやりも覗く「ほほえましい」短歌と思います。
一首で背景を理解して頂くために、詞書を追記してみましたが、
いかがでしょうか。

【詞書 病院ボランティアで、患者さんの車イスを押しながら詠む】
  ★車イス押しつつ母を思い出し 涙こらえて ほほ笑み浮かべ

これからも宜しくお願い致します。
返信する
「富士越龍図」を (ポエット・M)
2022-01-15 21:22:43
みっちっちさん こんばんは。
ご丁寧な短歌の解説と、コメントを頂き恐縮しています。
三首の選定に付き、ご了解いただきありがとうございます。
なお、この「水曜サロン」では、短歌の説明は特に求めていませんが
しっかり背景説明もして頂き嬉しいです。

お父様の郷里が岡山とのこと。私も縁あって岡山備前の地で、登り窯の
焚き上げのお手伝いに伺ったことがあります。その際、大原美術館や
閑谷学校の存在に触れ、岡山の歴史と懐の深さを改めて感じた次第です。

「昇龍めける初空の」の表現は、葛飾北斎の「富士越龍図」を髣髴させる
素敵な詠歌と思います。

こちらこそ、これからもよろしくお願いします。
返信する
作歌上のヒントに (ポエット・M)
2022-01-15 21:20:39
びこさん こんばんは。
ご丁寧なコメントに恐縮しています。

短歌についての意見の交換は、皆さんにとっても作歌上のヒントに
なりますので、多いにやっていきたいと思います。

びこさんもご遠慮せずに、コメント頂ければ嬉しいです。
書き言葉と、思う事の乖離もあるでしょうが、そこはお互いに
気持ちで補っていければ嬉しいです。
返信する
Unknown (あんりママ)
2022-01-15 15:15:50
ポエット・Mさん、こんにちは。

いつもありがとうございます。
また、ご指導よろしくお願いいたします。

病院で車イス押し母思う ほほえましさとこらえる涙

病院ボランティアをしています。患者さんが乗った車イスを押すと、母を車イスに乗せて通院したことや買い物に行ったことが思い出されます。患者さんが母と重なり、ほほえましくもあるのですが浮かんでくる涙を堪えるのも大変です。
返信する
Unknown (みっちっち)
2022-01-15 11:03:09
ポエットM様
おはようございます。

先日は突然の短歌の投稿、大変失礼いたしました。

又、私のブログへのご訪問、コメントもありがとうございました。

又、3首投稿の所、4首投稿してしまいまして大変失礼いたしました。お申し出の通り、はじめの3首投稿として下さいませ。

短歌の説明も全くしないままで申し訳ありません。

「父の忌の 天空にふと 昇龍の如き雲あり 父の許へと」

父の忌は1月、母の忌は2月で、この季節は親を想う俳句を多く詠みました。
元の拙句は、
「父の忌の冬青空の極みかな」
です。

「我が句師へ 詠めば叱責受くるやも 楽しかりけり 我が渡世の句」

私の所属する俳句結社(及び私の先生)は、
伝統俳句を継承し、季語を重んじる、文法等にも厳しめであります。
私はかなり鍛えられましたが、なかなか大変で、(ま、それも楽しいんですが笑)

短歌は、季語の縛りもなく自由に楽しめます。

「瑞雲の 昇龍めける初空の 後楽園の 懐かしきかな」

ブログ友達のピエリナ様のブログに後楽園の空の写真が載せられており、
雲が昇龍のようでした。
父の故郷は岡山で、後楽園は子供の頃、よく連れて行って貰いました。
懐かしく思い、詠みました。
尚、1首目の昇龍もここから来ております。


これからもよろしくお願い申し上げます。
返信する
Unknown (びこ)
2022-01-14 15:10:49
ポエット・Mさん、お時間とらせまして申し訳ありませんでした。

ポエット・Mさんの作歌姿勢も存じていながら余計なことを書いてしまったかもしれません。

私の書かせていただきましたことは、どうぞ、あまりお気になさらないでくださいませ。
返信する
つぶやきが歌に (ポエット・M)
2022-01-14 14:56:18
ちがやねこさん こんにちは。
こちらこそ、今年もよろしくお願いします。

「ふと思ったようなこと」と、おっしゃっていますが、以下の二首は素敵な
短歌になっております。この「水曜サロン」へ出詠しませんか。
つぶやきが歌になるなんて素敵なことですね。

  “風花を「綺麗!」とはしゃぐ我が居て 豪雪地帯を憂う我また居り”
  “雪かぶる愛宕、比叡を遙かに見 増す増す募るこの寒さかな”
                  ちがやねこさん
ご返事お待ちしています。
返信する
素敵な感性 (ポエット・M)
2022-01-14 14:53:34
リコさん こんにちは。
出詠頂きありがとうございます。

「ティアーズ・イン・ヘヴン」を直訳すると「天国の涙」となりますが、
この曲は、エリック・クラプトンが、4歳で亡くなった息子の死 を悼んで作られた曲だと
言われていますね。「僕は強くなって、前に進まなければならない」の
フレーズが胸にドスンときますが、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」へ発想を飛ばすのは
リコさんの詩人としての素敵な感性ですね。
二首目の「それでも君は幸せで居て」は、励ましと共に「祈り」でもありますね。

こちらこそ、これからもよろしくお願いします。
返信する
個々の判断に (ポエット・M)
2022-01-14 14:50:12
びこさん こんにちは。
短歌表現における「歴史的仮名遣い」「現代仮名遣い」「口語、文語」の採用は、
おっしゃるように、びこさんが所属されているメジャーな短歌結社「塔」においても、
主催される先生の考え方、方針等で少なからぬ変遷を経てきたと理解しております。
また、多くの短歌会でも、検討課題として議論されているものと考えます。

なお、「現代仮名遣い」は昭和21年 (1946年)、アメリカ教育使節団の勧告により政府は
表記の簡易化を決定し、「歴史的仮名遣」は古典や、文学の世界を除いて公教育から姿を
消したという経緯があります。
ただし、「現代仮名遣い」は「主として現代文のうち口語体のものに適用する」とし、
「科学、技術、芸術その他の各種専門分野や個々人の表記にまで及ぼさない」としたことにより、
文語文法によって作品を書く俳句や短歌の世界においては歴史的仮名遣も残された経緯があったと
理解しています。

これらを踏まえますと、
 短歌は「現代仮名遣い」で表記し、口語を前提としながら冗長な表現を避けるべく、
 時には文語表記も臨機応変に適用する。
ということになるのではないかと、私は考えますがいかがでしょうか。

いずれにしても、その取捨選択はここに集う皆様個々の判断にお任せしたいと思います。
もとより、文学の表現は表記方法も、内容も自由であるべきと思っています。
ただ、「水曜サロン」の短歌は、「口語短歌、現代仮名遣い」をお勧めしていきたいと
思っています。
返信する
はい♪ (さわやか♪)
2022-01-13 17:49:18
詳しく書いていただいて ありがとうございます

私の原動力は「楽しむ」ことのようです
これからも 楽しみながら学ばせていただきたいと思っておりますので
よろしくお願いいたします
返信する
Unknown (ちがやねこ)
2022-01-13 14:58:30
明けましておめでとうございます。(今年初ですし、まだ節分より前なんで…)
口を開けば「寒っ!」しか出てこない日が続きます。12日の午前中とか、宇治でも雪がちらちらしてました。そこで…。
“父歯医者 灯油は私が入れるかと外に出たらば袖に付く雪”“風花を「綺麗!」とはしゃぐ我が居て 豪雪地帯を憂う我また居り”“京都市内激しく降る雪テレビで見 「やっぱり宇治は“別荘地”やな」、と”(夏は涼しく冬暖かい、平安時代の別荘地だったとか)“雪かぶる愛宕、比叡を遙かに見 増す増す募るこの寒さかな”“「『成人の日』って今日か」と気が付いた15日生まれの我つぶやきて”(1月10日の心境。「成人の日」が祝日なのを何か気に留めずに居て「あ、今日『成人の日』か、夕刊ないねんな。」などと後から気がついたりします)
何か「ふと思ったようなこと」をつらつら書いてしまいました。
寒さの厳しい日が続きます。どうぞ風邪やコロナ一党にお気をつけて。
では、失礼いたします。
返信する
Unknown (risukurumi48)
2022-01-13 12:52:30
リコです。
先日、エリック•クラプトンの「Tears In Heaven」が、テーマ曲で家族を喪った人達の出会いを描いたテレビドラマがありました。
何故か宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の「そういうものにわたしはなりたい」を思い出しました。

亡き人と果たせぬ夢を抱えての「何故」は明日を蝕むばかり

宝でも失くしたものは戻らない
それでも君は幸せで居て

宜しくお願いします。
返信する
Unknown (びこ)
2022-01-13 12:14:30
ポエット・Mさん、コメントありがとうございます。

また昨日は勝手に短歌の口語、文語について書かせていただきまして失礼いたしました。

口語、文語の話題からは逸れますが、私の所属しています短歌結社「塔」は私が入会する前は現代仮名遣いが決まりであったようです。

結社を作られた高安国世先生は、ポエット・Mさんと同じようなお考えで、そうされておられたようでしたが、やはりそれも支障があったのか、私が入会した少し前くらいから旧仮名遣いも可となりました。

口語、文語の区別も、特に決まりはありませんが、どちらかと言えば口語が望ましいであったと思います。

が、私は、昨日書かせていただいたように、口語だけでも問題があるし、文語だけでも問題があると感じています。

実際、プロと思われるような歌人の皆さんも混在していらっしゃるようにお見受けします。

短歌は和歌の流れを組む短詩形ですので、伝統は無視することはできず、しかし、正岡子規の提唱した短歌革新の流れからすれば、口語がベターということになると思います。

が、そうは言っても、正岡子規の歌も、今見ると、かなり伝統を踏襲していることがわかります。

そんなこんなで、私自身は、現代でも作歌に当たっては、文語、口語混じりになるのは仕方ないと思っております。

仮名遣いにつきましても、機会があれば、私の考えを述べさせていただきたく、またポエット・Mさんのお考えも聴かせていただきたく存じます。
返信する
短歌は詩であり抒情とリズムが命 (ポエット・M)
2022-01-13 11:11:56
さわやか♪さん おはようございます。

びこさんへのコメントにも記させて頂きましたが、「口語、文語混じりの歌」は
歌壇では大きな流れとしては「容認」の方向が出ています。ただ、原則として
どちらかに統一しなさいと言うのが、一般的なようです。私がかつて所属していた
短歌会もかなり自由でしたが、歌会では少なからず指摘された記憶があります。
原則を学びつつ、自分にしっくりくる短歌を作っていきましょう。

さわやか♪さんが実践されている「作った短歌を何度も朗詠する」ことは大切な
事と思います。短歌は詩であり抒情とリズムが命となります。そのための表現の
在り方をお互いのスタンスで追及してみましょう。それが楽しみにつながれぱ嬉しいです。
返信する
詩精神の礎 (ポエット・M)
2022-01-13 11:08:21
びこさん おはようございます。
「口語、文語混じりの歌」へコメント・解説頂きありがとうございます。

おっしゃるように、文語体は、未だ現代短歌の主流を成していますが、
これは短歌固有の伝統的な流れを踏まえていることもあり、中々変わり難い背景も
あると理解しております。

しかし、日常会話も含めてline スタンプ、インスタグラム等スマホ世代には口語は
もとより言語に変わる短く、魅力的な表現手段も多数出てきております。従ってこれらも
取り入れ短歌も時代の要請を取り込みつつ、変化が求められていると考えます。

結社・短歌会によっては「文語・歴史的仮名遣い」のみと限定されているところも
あると伺っていますが、これも一つの在り方と思っています。

ただ、少し大げさな表現になりますが、短詩型文学の基礎をなす短歌が今後の文学の
進展の中で確かな地歩を築き、民族の詩精神の礎となっていくには時代の流れを
冷静に見つめ、その底流をなす変化にも柔軟に対応していく必要があると考えています。

国語・言語の乱れを嘆く方が少なからずおられますが、この国語の美しさ、たおやかさを
自ら具現化する使命を短歌を志す方は、経験の深浅に関わらず担っているとも考えています。
そんな想いを抱きながら、私も短歌に関わってみようと考えている昨今です。

この「水曜サロン」に集う皆さんは、言葉の美しさや、その裏にある想い深さや、優しさを
備えている方ばかりで、共に学ぶ楽しさを日々、味わっています。
結社や、短歌会の縛りもない中で私も自由に学ばせて頂き嬉しい限りです。

これからも、色々提案、ご意見を頂ければ嬉しいです。これらの討論も編集し「水曜サロン」へ
掲載できればと思っています。宜しくお願い致します。
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検討課題ですね (さわやか♪)
2022-01-12 20:53:25
私のブログへもコメントありがとうございます
リコメしてあります

今までは全く考えていなかったことなので
ご指摘ありがとうございます

これからも学んでいきたいと思っております
全くの初心者なので これからもよろしくお願いいたします
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びこさまへ (さわやか♪)
2022-01-12 20:48:39
初めまして
コメント読ませていただきました
全くの初心者なので たいへん参考になりました

これからも心が感じたことを 短歌で表現したいと思っています
表現するための言葉には、いろいろあるのだなと大変勉強になりました

初心者の私のために 書いてくださったと思えたので
お礼のコメントを書かせていただきました
ありがとうございます
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Unknown (びこ)
2022-01-12 19:53:44
文語、口語について横から失礼します。

これは、現代短歌実作者のほとんどの方がされていると思います。

口語のほうが理解しやすいと言いましても、口語だけでは歌に締まりがなく、歌らしくならないという弱点があるからです。やはり結句は「なり」とか「たり」にしたほうが歌らしくなります。俵万智さんのように口語を駆使しているような歌人さんでも、結句は文語にされていると思います。

それなら、文語だけで作ったらということになりますが、これはまた現代人の心情を吐露するにはふさわしくありません。それで結局、口語、文語混じりの歌に行き着くのだと思います。

そういう事情で文語混じりの歌になるのは時代の要請ですが、しかし、この文語も特殊な文語で、短歌独自の得手勝手文語と言えるかもしれません。つまり厳密な文語ではないというわけです。
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Unknown (びこ)
2022-01-12 19:33:53
コメット・Mさん、いつもご丁寧にありがとうございます。
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検討課題として (ポエット・M)
2022-01-12 16:07:18
さわやか♪さん こんにちは。
こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします。

短歌の出詠に当たって幾たびも朗詠して頂き、その結果を投稿して頂いたとのこと。
私たちもそのように、心して取り組んでいきたいと思っています。

文語「待ちわびし」はご存知のように「待ちわびしく」の形容詞の終止形になります。
また、「待ち侘し」の口語形としては、形容詞「待ち侘しい」が対応します。

口語と文語の混じり表現は、現在では結構ありますし、あまり厳格に区別する
必要はないと考えます。ただ、検討課題として申し上げました。

私も、結構「文語混じり」の口語短歌を詠んでいますので…。この件はお互いに
課題として、これからも学んで参りましょう。
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大歓迎です! (ポエット・M)
2022-01-12 15:37:53
みっちっちさん こんにちは。
はじめまして。「短歌の投稿」は大歓迎です。俳句の世界で研鑽を積まれた方の
短歌にも、学んで行きたいと思いますので、こちらこそ宜しくお願い致します。

おっしゃるように、短歌は季語はありませんし、14音も多いので自由に想いの
たけを表現して頂ければと思います。

4首拝受いたしました。ただ、本サロンは、当該週の投稿数を3首にさせて頂いておりますので、
一首は翌週に回して頂ければと思います。とりあえず当週は
先頭から3首を掲載させて頂きますが、よろしいでしょうか。

なお、一首目の「昇龍の ごとき雲」とは素敵な表現ですね。
これからも宜しくお願い致します。
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短歌の提案 (ポエット・M)
2022-01-12 15:33:41
クロママさん こんにちは。
ご丁寧にコメント頂きありがとうございます。

ご参考として、短歌の提案させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

これからも、引き続きよろしくお願い致します。
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人生の深淵を (ポエット・M)
2022-01-12 15:31:59
びこさん こんにちは。
早速出詠頂き、ありがとうございます。なお、Kenさんにも感謝いたします。

いずれの短歌も、人生の深淵を窺い深いですね。三首目の短歌、「尊さ」を感じ、
理解できる感性を養っていきたいものと思います。
なお、それぞれの短歌を、じっくり味わいたいと思います。
引き続き、宜しくお願い致します。
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表情をリアルに表現 (ポエット・M)
2022-01-12 15:27:26
Kenさん こんにちは。
早速出詠頂きありがとうございます。

三首目の短歌は、行雲流水さんのブログの薔薇「マチルダ」の写真をご覧になって詠まれたとのこと。
四季咲きのこの薔薇は、冬季の今、私の街でも可憐な佇まいと上品な色合いで素敵に咲いています。
残念ながら冬薔薇ゆえか香りはしませんでした。

なお、「可愛げ」「素敵な」等の言い尽くされている形容詞は、なるべく避けて、
それらの表情をリアルに表現することを心掛け詠んでみましが、いかがでしょうか。
☆うす紅の 花びらひそと マチルダは 酷寒のなか たおやかに咲く
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検討します (さわやか♪)
2022-01-12 13:02:59
解説ありがとうございます

何度も口に出して詠んでみたのですが 「待ちわびし」のほうが「待ちわびる」よりも
気持の中にストンと落ちたものなので使いましたが
「口語短歌」の「口語」の部分を考えなければいけないということですね
全く考えていませんでした 
短歌は百人一首ぐらいしか知りませんので、これからは
より「口語」らしい言葉をチョイスしていきたいと思いました
ありがとうございます

はいお蕎麦はとっても美味しいです
水車も水車作りの大工さんが3年ほどかけてつくったそうです
お蕎麦も昔ながらの有機農法にこだわっていて 安心して美味しく食べています

今年も よろしくご指導お願いいたします
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Unknown (みっちっち)
2022-01-12 11:30:52
はじめまして。

ピエリナ様のブログのびこ様のコメントから、初めて訪問させて頂きました。

俳句結社には7年程携わっておりますが、短歌は時々俳句から派生して楽しむ程度でございます。
短歌は季語に縛られず、自由に心情も詠めるので、
楽しいです。

こちらで短歌を書かせて頂いてもいいものか、
迷いながらですが、
昨夜から今朝にかけて詠んだ4首を書かせて頂きます。

「父の忌の 天空に ふと昇龍の ごとき雲あり 父の許へと」

「我が句師へ 詠めば叱責受くるやも 楽しかりけり 我が渡世の句」

「瑞雲の 昇龍めける 初空の 後楽園の 懐かしきかな」

「天空を 真綿の如く 雪風に 戯れふつと 地に消えゆけり」

前2首は今朝書きました。父の忌は2日後です。
後2首はピエリナ様のブログのコメントに書かせて頂きました。

これからもよろしくお願い申し上げます、
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Unknown (pdk11433)
2022-01-12 09:55:40
クロママです。おはようございます😆
今日まもありがとうございました🙇
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Unknown (びこ)
2022-01-12 09:53:41
おはようございます。

さっそくですけれども、今回も今朝つくりたての次の三首の歌をKenchanさんに出詠するよう勧められました出させていただきます。

「他の人を慰められる人となり人は春待つ人となるらむ」
「冬ざれに新芽を芽ぐみ耐えてゐる花咲く春に先駆け枝は」
 「死んでゐるやうに見えても生きてゐる冬の枝こそ尊かりけれ」

よろしくお願いいたします。
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短歌投稿 (knsw0805)
2022-01-12 08:11:08
Shouさん、おはようございます。
浅間山明鏡止水です。
短歌投稿します。

1月5日小諸城址公園に初詣行って来ました
「初詣 悠久ロマンに 小諸城 元旦の夢 白馬が走る」
長野テレビで松本城が映し出されていましたが雪で煙っていました。
「しろたへの 雪に隠れし 松本城 お堀にうかぶ トモエガモたち」
1月9日行雲さんのブログに写真が掲載されていました。
「マチルダは 可愛げのある 薔薇の花 淡いピンクに 素敵な匂い」
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