四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

「口語短歌・水曜サロンの会」(その68)

2023年01月25日 05時16分38秒 | 短歌

「口語短歌・水曜サロンの会」(その68)   短歌の投稿を歓迎します!!

 ☆☆☆ 今年も楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 短歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。


 「口語短歌・水曜サロンの会」は、このブログにお立ちより頂いている皆様の
 詠まれた短歌を掲載し、その作品の鑑賞を行うサロンです。
 短歌の初心者の方から、ベテランの方まで、所属する短歌会等を越えて、自由に
 短歌を投稿し、鑑賞しあえる「賑わいのあるサロン」を目指したいと思っています。
 皆様の短歌の投稿と、歌評、ご意見等をお寄せ頂ければ幸いです。

【サロンの運営について】
 運営等につきましては、末尾に記させて頂きますので宜しくお願い致します。



     「咲き初める 河津桜」

「ブログ友の投稿短歌 交流コーナー」

【詞書】2023年1月8日BSBHK「もういいかい、小椋佳ファイナル」をやっていました。
    彼は御存じのように「シクラメンのかほり」(歌:布施明)「俺たちの旅」
    (歌:中村雅俊)「愛燦燦」(歌:美空ひばり)等2000曲以上の作詞を手掛け、
    作曲、歌手活動と多士済々に活躍されて来ました。
    彼はこのレコーディングを最後に引退するそうです。小椋佳氏は1944年生まれと
    私にも年齢が近く彼の作詞を学び直し、ライフワークで週1回程度研究を続けて
    行きたいと思っています。口語短歌は作詞をヒントに詠んでみました。
☆年老いて体力の衰え残酷で 誰もが通る喜寿の坂道
   註)「小椋佳ファイナル・開幕の歌」
☆人生は過去と未来が交差して 不思議さと嬉しさを味わう
   註)「愛燦々」
☆青春は痛すぎるほど儚くて たどりつけなく続いているも
   註)「俺たちの旅」
                         浅間山明鏡止水さん

【解説】
 小椋佳氏は「もういいかい」で、「この国はいい加減が大事、神と仏とキリストないまぜ、
 平等理念に背く憲法、信頼する政治家には会わずじまい」と歌っていますが、かなり本質を
 撞いていますね。
 かつて「詩人の感性はものの本質をズバリと看破する」と、このブログでも申しあげた記憶が
 ありますが、彼の歌詞には小気味の良いほど本質を撞いた表現が見られます。
 そんな彼の詞には、私たちも学んで参りたいと思っています。
 三首目の「青春は痛すぎるほど儚くて」は良い表現と思います。仙台育英・須江航監督の
 「青春って、すごく密なので」との心に刺さる言葉もありますが、瞬く間の季節ですが、
 青春は儚くも、それだけ密度の濃い日々であったと思っています。
 一首目の歌、「衰え残酷」を見つめつつ、なお抗って歌ってみましたが・・・。
【ご参考】
★誰しもが通る喜寿の坂道を 老いる己(おのれ)を見つめ極めん


【詞書】ワンカップ酒
☆ポケットをまさぐったら
 ワンコイン
 ワンカップじゃ酔(ゑ)ひ泣きもできねえ

                         自閑(jikan314)さん
【短歌説明】自閑(jikan314)さんご自身の説明です。
 万葉集巻第三の大伴旅人の歌に
 大宰帥大伴卿讃酒歌十三首
  賢しみと物言ふよりは酒飲みて酔(ゑ)ひ泣きするし勝りたるらし
  世間の遊びの道に楽しきは酔ひ泣きするにあるべくあるらし
  黙居りて賢しらするは酒飲みて酔ひ泣きするになほしかずけり
 というものがあり、本歌取りをしました。
 本歌取りなので、「酔(ゑ)ひ泣き」と現代語表記ではないのは、御容赦願います。
【投稿外コメント】自閑(jikan314)さんご自身のコメントです。
 明けましておめでとうございます🎍
 正月の和歌を紹介します。
  はつ春のはつねの今日の玉菷手にとるからにゆらぐ玉の緒
                        (新古今集、万葉集)
 正倉院には、大伴家持がこの歌を詠んだ、孝謙天皇が養蚕の為に賜った玉箒
 (子日目利箒)が模造されております。
 新古今では、よみ人知らずとなっておりますが、古今和歌六帖からの撰歌
 だからです。
  正月(むつき)立つ春の初めにかくしつつ相し笑みてば時じけめやも
                             (万葉集)
 お互い共に正月には笑い合うのが一番ですね。大伴家持の歌です。
  千歳までかぎれる松もけふよりは君にひかれて万代やへむ
 壬生忠岑で公任三十六人撰や和漢朗詠集にも撰ばれた子の日の歌です。
  明日からは若菜摘まむとしめし野に昨日も今日も雪は降りつつ
                        (新古今集、万葉集)
 山部赤人の歌です。七草粥は、遥か昔からの行事ですね😃
  若葉指す野辺の小松を引き連れて元の岩根を祈る今日かな  (玉鬘)
  小松原末の齢に引かれてや野辺の若菜も年を摘むべき    (源氏)
 源氏物語若菜の題名となった和歌です。
  新しき年の初めの初春の今日降る雪のいや重け吉事    (万葉集)
 大伴家持が、天平宝字三年一月一日が立春と重なったと解されております。
 元旦からもう22日も過ぎてとは、思われたかと?和歌や俳句は、旧暦が
 基本で、22日は、旧正月です🎍ローマ教皇グレゴリオ13世が決めた
 元旦で、歌は詠めないと言う天邪鬼ですね😁

【解説】
 大伴旅人の「酒を讃むるの歌」十三首からの本歌取りは、ユーモアと少しの
 哀感と交えて見事に詠われていますね。
 旅人は、60歳を過ぎて、九州の大宰府に左遷されましたが、その悔しさや、
 寂しさをお酒で紛らわせつつ、男泣きに泣いた事もあまたあったことと
 思います。そんな状況を歌に紡いだのでしょうが、いずれも高い完成度と
 心に響く歌に感動を誘われます。
 三首目は「黙って賢そうにみせるよりも酒を飲んで、酔っ払い
      泣くことにはやはり及ばないよ」・・・と、
 自身に言い聞かせるように詠う旅人が、まなかいに浮かびます。
 なお、新年を寿ぐ歌を紹介頂きありがとうございました。「水曜サロン」に集う
 皆さんの学びにもなりますので、次回に【サロン参加者からのコメント】欄に
 掲載させて頂きたく宜しくお願い致します。



     「侘び助」

【詞書】凍えて声も出ない程の戦地で未だに多くの方々が喘いでいることを
    想像すると堪らないですね。此中でもロシアの国から「ごめんなさい」を
    発信!! 涙が出ました。心あるロシアの方々や世界の声はどうしても
    届かないのでしょうか?余りに酷い戦いと思われてなりません。
☆運命(さだめ)とは 
  決められたもの?
    決めるもの
      戦地で散るは 余りにあわれ

【詞書】それでも季節になると 美しい花は咲くのですね?
    今年久しぶりにクロも一緒に初詣に行き、健康祈願してきました。
    地元の神社ですが、珍しい、鳥居をくぐりかなりの階段を降りて本堂が
    あります。
☆初詣 階段降りて 本殿へ
     クロも一緒の健康祈願

                         クロママ(pdk11433)さん

【解説】
 おっしゃる通りですね。酷寒の地でロシアに理不尽に侵略され、蹂躙される
 ウクライナの民の立場に立つと、たまらない日々と思います。
 国家の指導者が外交を無視し、違法な暴力に打って出た事態を一刻も早く
 国際的な外交努力で止めさせなければと思っています。その先頭に日本政府も
 立つべきと思っていますが・・・、それを促す声を私たちも上げていきたいと
 思っています。たとえ小さな声でも。
 一首目はクロママさんの、そんな痛切な思いが籠った歌と思います。戦地に散る
 兵士の、又ゆえなく攻撃され命を落とす多くの民の無念を胸に刻みたいと思います。
 二首目も、我が子同様のクロちゃんとの初詣の様子が微笑ましく詠まれ、共感を
 呼びます。明るい良い歌と思います。


【詞書】千葉県に住み東京勤めの男孫が待ちに待ったひ孫とお嫁さんともども
    帰阪したときの歌です。たった一泊、いつの間にか身についた標準語で
    嵐のように帰って行きました。
☆たまさかの帰省の孫はそそくさと東京言葉で
               はや帰りたり
☆あらたまの卯年の予定を書き込みて各駅停車の
                旅の始まり
☆白梅(うめ)一輪 みあげる女(ひと)の
      後ろ手にうすき影のぶ風の冷たさ

                         夕庵さん

【解説】
 千葉、神奈川は勤務地も含めて東京圏になりますが「標準語」は業務の関係で
 身につけられたことと思います。ひ孫さんを連れてのお孫さんの帰省はさぞかし
 嬉しかったことと思います。「そそくさ」と帰る事への一抹の寂しさもあったことと
 思いますが、一方で一家を背負う逞しさと、頼もしさも感じられたことと思います。
 そんな想いが一首目から感じられます。
 三首目の「うすき影のぶ風の冷たさ」の下の句がいいですね。北風の吹く薄日の
 中で、ほころぶ梅の一輪を見つめる女性の横顔がありありと浮かびます。叙景にも
 優れた歌と考えます。


☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
【詞書】引き続き「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
    注) ☆:元歌  ★:返歌

☆海を背に水仙仄かに咲き匂う 潮騒に負けぬ 凛々しさを秘め
                         ポエット・M
★憂ひつつ春の観音崎に来て日差しを受けるわれは水仙
  註)私のハンドルネームを入れて現在の心境を詠った歌を返歌させて頂きました。
                         水仙さん
★ひややかな水仙匂う風の道 やさしくなりて見舞う 弟よ
  註)体調を崩した弟のお見舞いに行くときの心情です。
                         夕庵さん

☆新たなる 年も「いくさ」で括っては 地球の民よ今こそ知恵を
                         ポエット・M
【詞書】重いテーマの歌なので安易に返歌することは遠慮しないと
    いけないのですが、私も昨日同じテーマで連作しました。
★年越しをせし戦争を止めるべく働きかけよ被爆の国は
                         水仙さん

☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆


☆冬木立きっぱり捨てるその枝に 冬芽は既に膨らみており
                         ポエット・M

【解説】
 かつて落葉樹に覆われた森も大半の葉は既に落ち、初春の柔らかな日差しが冬木立に
 注いでいます。きっぱりと葉を落とした木々にも目を凝らすと、その枝に冬芽が確かな
 ふくらみを見せています。やがて来る春を前に、命の営みが静かに始まっているかに
 感じ、そんな木々に愛しさすら感じ詠んでみました。



     「咲き初める 河津桜」

「五行歌集 ―君へのレクイエム― 」鑑賞 嵯峨吹雪著 (11)
 
 2.鈴蘭哀歌(2)

   鈴蘭の花言葉
      ①君影草(日本) ②聖母の泪(フランス) ③純粋(イギリス)
      ④天国への階段(ドイツ)

   鈴蘭の
     花と咲きたる
         我が泪
       ほほを流れて
          胸にこぼるる

         鈴蘭は
          「聖母の泪」
             「君影草」
            「純粋」
              「天国への階段」

     鈴蘭の
      花を供えて
         今宵しも
        独り哀しき
          ブランディ―グラス


   註)「鈴蘭哀歌」の章は、今回で「了」となります。



     「冬薔薇 マチルダ」

【短歌入門・質問・提案コーナー】
 この「水曜サロン」に集う皆様の直近のコメント等に記された、短歌を作るうえでの
 ヒント、質問、諸々の疑問点、さらにご意見等について触れていきたいと思います。
 皆様からのご提案、歌評、さらに素朴な疑問も含めて、コメント欄にお寄せ頂ければ
 幸いです。
 なお、私の「質問への回答」は、あくまでも一つの「解」でありますので、他の回答、
 反論、ご意見等もありましたら、このコーナーで大いに議論して参りましょう。
 それが学びに繋がれば嬉しい限りです。

【サロン参加者からのコメント】前回に続き掲載致します。
 自閑 (jikan314)さんのコメントです。

 正岡子規は、再び歌よみに与ふる書の中で、
 「古今集以後にては新古今稍々すぐれたりと相見え候」と
 言う事で、指折り数える程だがと注文を付けてはいますが、その歌を紹介します。
  ものゝふの八十氏川の網代木にいざよふ波のゆくへ知らずも
                   (雑歌中 柿本人麿 万葉集巻第三 264)
 まあ万葉集にも有る歌ですが。
  鵲のわたせる橋に置く霜の白きを見れば夜ぞ更けにける
                   (冬歌 大伴家持)
 面白く候。との事。万葉集には無いが、家持集にはあります。
  なこの海の霞のまよりながむれば入日を洗ふ沖つ白波
                   (春歌上 後徳大寺左大臣)
 此歌の如く客観的に景色を善く写したるものは新古今以前にはあらざるべくとの事。
  ほの/”\と有明の月の月影に紅葉吹きおろす山おろしの風 (冬歌 源信明)
 これも客観的の歌にてけしきも淋しく艶なるに語を畳みかけて調子取りたる
 處いとめづらかに覺え候。
  さびしさに堪へたる人のまたもあれな庵を並べん冬の山里 (冬歌 西行)
 西行の心はこの歌に現れ居候。庵を並べんといふが如き斬新にして趣味ある趣向は
 西行ならでは得言はざるべく、特に「冬の」と置きたるも亦尋常歌よみの手段に
 あらずと存候。異論は無いですね😃西行は、目の前に有る風景をそのまま読んで
 います。
  閨の上にかたえさしおほひ外面なる葉廣柏に霰ふるなり  (冬歌 能因)
  岡の邊の里のあるじを尋ぬれば人は答へず山おろしの風  (雑歌中 慈圓)
 此種の歌の第四句を「答へで」などいふが如く下に連続する句法となさば
 何の面白味も無之候。
  さゞ波や比良山風の海吹けば釣する蜑の袖かへる見ゆ   (読人しらず)
  神風や玉串の葉をとりかざし内外の宮に君をこそ祈れ   (釈教歌 俊惠)
  阿耨多羅三藐三菩提の佛たちわが立つ杣に冥加あらせたまへ(釈教歌 傳教)
 空前絶後の歌ですね😃

【ネット歌会について】
 「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式ではなく、
 「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」するという自然発生的な
 歌会です。従って掲載された歌の中に自分に響くものがありましたら、それへの
 返歌として大いに詠んで頂き、コメント欄に記入して頂ければ幸いです。
 各位に記入して頂いた短歌を基に、編集し、掲載させて頂きます。
 従って、統一性や「お題」に向けた収斂性には欠けますが、面白いと思っています。
 当面は、手探りでやってみたいと思っています。さらに、良いアイデアがあれば
 各位よりお寄せ頂ければ嬉しいです。


     「咲き初める 藪椿」

【運営にあたって】 注)文頭から移しました。
 (1) 投稿期間は毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
    なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2) おひとり様 3首まで(1首でも可)コメント欄に投稿願います。
 (3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
   仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4) 投稿頂いた短歌は、そのまま掲載します。皆様から感想等頂ければ幸いです。
 (5) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (6) 掲載順序は、原則本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (7) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
 (8) 最近心無い「スパムメール」等がコメント欄に届いています。
    誠に心苦しいのですが、今後コメントは「許可制」にさせて頂きます。
 (9) 投稿に当たっては、ご自身のブログのアドレス(url)も記入願います。
    ニックネームのみでIDのない方、あるいは匿名の投稿は内容により掲載
    できない場合もありますのでご了承願います。
                     了


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12 コメント

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短歌投稿 (knsw0805)
2023-01-25 07:34:02
Shouさん、おはようございます。
浅間山明鏡止水です。
短歌投稿します。

「詞書」今回は筆者ブログ「世界文化紀行」の「世界のパワースポット」の写真を見ながら口語短歌を詠んでみました。Shouさんに添削指導頂ければ幸いです。

ウユニ塩湖・ボリビア「天空の鏡」
「天と地の境なく映す湖は 何を語るか神秘な世界」

フランス「ルルドの泉」
「泉には奇跡が起こり湧き出る 聖母マリアは生きとし生きる」

バリ島「タナ・ロット寺院」
「憧れの夕陽絶景は寺院こそ 涙が滲み心震える」
返信する
Unknown (risukurumi48)
2023-01-25 08:20:20
リコです、
今朝は2cmほど雪の積もっている大阪です。

ポケットMさんの歌、
冬木立きっぱり捨てるその枝に
冬芽は既に膨らみており

「捨てるその枝」を私は地に落ちた枝と勘違いしました。

リコの歌、
きっぱりと葉を落としたる冬木立
冬芽は既に膨らみてをり

「きっぱりと」で貴方の説明の様に冬木立が浮き出ますね。
返信する
Unknown (夕庵)
2023-01-25 09:40:06
返歌です。
☆初詣 階段降りて 本殿へ クロも一緒の健康祈願  コロママさん

★三年ぶりの住吉大社の初詣 人恋う男女が笑顔で行き交う    夕庵
返信する
Unknown (夕庵)
2023-01-26 09:45:03
おはようございます。
日陰の雪が溶けずにまだ残っています。

返歌
☆冬木立きっぱり捨てるその枝に 冬芽は既に膨らみており ポエットMさん

★公園のメタセコイアは葉をふるい三角錐の姿に眠る    夕庵

よろしくお願いします。
返信する
Kenさんへ (ポエット・M)
2023-01-26 19:39:28
Kenさん こんばんは。
いつも、早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。

「世界のパワースポット」を口語短歌と画像で紹介する試みは、「観光大使」並みの
取り組みですね。いずれ、地元の観光協会から「感謝状」と、お礼が届くかも知れませんね。

三首目のバリ島は、私事になりますが、かつて銀婚旅行を兼ねて訪れた地で、懐かしく
思い出しました。「タナ・ロット寺院」も忘れがたい地ですが、私はウブドの「芸術村」が
鮮明な記憶となって蘇ります。ガムランの演奏で舞うバリ舞踊や、ライステラス(棚田)が懐かしいです。
タナ・ロット寺院を別の視点から詠んでみましたが、いかがでしょうか。
★故郷へ心連れゆくタナ・ロット 寺院染めるバリの夕映え
これからもよろしくお願いします。
返信する
リコさんへ (ポエット・M)
2023-01-26 19:41:06
リコさん こんばんは。
おっしゃる通り、リコさんに誤解を与えたとすれば私の表現のまずさですね。
添削頂いた歌の方がすっきりとしていますね。

ただ、「冬木立」は「冬の落葉した木々」を指す言葉ですので「葉を捨てた枝」
と、少し安易に表現したことは反省しています。
これからもよろしくお願いします。
返信する
夕庵さんへ (ポエット・M)
2023-01-26 19:42:35
夕庵さん こんばんは。
「ネット歌会」に参加いただきありがとうございます。

落葉した「メタセコイア」のすっくと立つ「三角錐の姿に眠る」の表現が見事ですね。
これからも大いに詠んで頂ければ嬉しいです。
返信する
Unknown (夕庵)
2023-01-27 16:36:18
こんにちは。今日は朝から雪が舞っています。
今週の3首
詞書
一輪の白い侘助の凜とした美しさ、思わず自分を振り返る。気持ちの荒れたのが恥ずかしい・・・

☆竹藪に白き侘助ひとつ咲く心貧しき朝に見つけり

詞書
ぽつんと落ちる椿の花 昨日はあんなに美しく咲いてしばらく見られる、いやもっと前から咲いていたかもしれないが。いつかは落ちる命のはかなさと落ちてもなおその美をもつ花の矜持に見とれた。

☆朝露をふくむ苔の上(へ)落ち椿 なお華やかな美の終章も

詞書
最近金の目を持つ真っ黒な猫も神秘的でいいなぁ~と思うようになりました。またさざんかしぐれという美しい言葉を使いたくての1首です。

☆金の目の尻尾の切れた恋猫もさざんか時雨に姿隠しぬ 夕庵

今回は文語と口語が入り交じってしまいましたが、添削よろしくお願いします。
返信する
夕庵さんへ (ポエット・M)
2023-01-27 19:48:17
夕庵さん こんばんは。
早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。

いずれの歌も、夕庵さんの美意識が滲む素敵な歌で、「侘助」「落ちる椿」
「さざんか時雨」が的確に表現されていて学ばせて頂きました。

「真っ黒な猫」と言えば、菱田春草の「黒き猫」の日本画が思い浮かびます。
春草は37歳の若さで亡くなっていますが、横山大観が「春草こそ本当の天才だ」と
評価したほどの描き手でした。
事実「黒き猫」の神秘的な存在感は他の絵画を圧倒していると感じますが、そんな猫を
「さざんか時雨」と絡めて詠い上質な日本画を見ている心地がします。
「尻尾の切れた」は事実でしょうが、この歌の本筋からは省いてもいいのではないでしょうか。
「黒き恋猫」にフォーカスして詠って見ましたが、いかがでしょうか。
★金の目の黒き恋猫抜き足で さざんか時雨に姿隠しぬ

これからもよろしくお願いします。
返信する
Unknown (夕庵)
2023-01-28 10:04:16
ポエットMさん
おはようございます。
目が覚めると窓の外が明るく昨日よりも積雪が多く、きっと寝ている間に積もったのでしょう。
今日も外出禁止になりそうです。

菱田春草さんの「黒き猫」あらためて検索してみました。日本画独特の墨の濃淡の色使いや細部に至るまで鑑賞しました。ふわふわ感満載の黒猫は魅力的でした。また添削していただきましたお歌、一点に黒猫を捉えて素敵です!!
ありがとうございました。
返信する

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