四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

「口語短歌・水曜サロンの会」(その106)第一部

2023年10月25日 05時48分56秒 | 短歌

「口語短歌・水曜サロンの会」(その106)第一部  短歌の投稿を歓迎します!!

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 短歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
 ☆☆☆ 10月18日(水)以降、以下の通り第一部、第二部構成に区分して運営致し
     ていますので、それぞれに詠歌、返歌を出詠願います。
     第一部 「口語短歌・水曜サロンの会」 :従来通り三首まで出詠願います。
         なお、詞書、短歌説明は一首に付き、極力200文字以内にまとめて
         頂くようご協力願います。超えた場合は編集等ご了承願います。
     第二部 「ネット短歌」 :返歌専用です。
         どなたの掲載歌でも、心に響くものが在りましたら「○○さんへ
         の返歌」と明示し、第二部コメント欄へ返歌を投稿願います。

 「口語短歌・水曜サロンの会」は、このブログにお立ちより頂いている皆様の
 詠まれた短歌を、毎週水曜日に掲載し、その作品の鑑賞を行うサロンです。
 短歌の初心者の方から、ベテランの方まで、所属する短歌会等を越えて、自由に
 短歌を投稿し、鑑賞しあえる「賑わいのあるサロン」を目指したいと思っています。
 皆様の短歌の投稿と、歌評、ご意見、ご提案等をお寄せ頂ければ幸いです。


     「薔薇 ツルアイスバーグ」

「ブログ友の投稿短歌 交流コーナー」

【詞書】23年10月16日より「世界文化紀行」を再開しました。所謂日替わりで
  日本や世界の自然や文化を紀行するものですが、その写真や文章より短歌を
  詠んでみたいと思います。
  「広重の江戸百景」「財津和夫のファイナルコンサート」「辻仁成のパリ生活」
  「日本の祭り」等々です。
 註)歌川広重・江戸百景「日本橋」より
☆名物は富士と日本橋雪晴れで 乾いた空に太助の声も
 註)財津和夫ファイナルコンサート「心を開いて」より
☆人生で信じるものがないならば 開いて破る心の壁を
 註)日本の祭り・大分県東市国見町「ケべス祭り」より
☆夕闇に包まれた境内トウバたち 火の粉散らす天下の奇祭
                          浅間山明鏡止水さん
【解説】
 「世界文化紀行」を再開されたとのこと。写真と解説、さらに短歌で綴る「紀行」
 は居ながらにして、古今東西の文化に触れることができ、今から
楽しみです。
 第一首「日本橋雪晴」は、日本橋の上空から、富士をバックに日本橋北岸にあった
 魚河岸の様子を描いた絵の核心を歌で表現し、さらに「一心太助の声」まで盛り
 込んだ歌の手並みは鮮やかです。
 二首目は「心を開いて」の歌詞をまとめ、鮮やかに印象的に詠んでいますね。
  「信じるものがもしないなら それは君がこころを開かないから
     心の壁を破ってごらんよ」
 の真髄に迫っていると感じます。「一度っきりのこの人生」の応援歌としても
 私たちの背中を押してくれ、勇気を与えてくれる良い歌と考えます。
 神が磐に降り立つことに原点を持つ、昔からの信仰に基づく「奇祭」と言われる
 「ケべス祭り」。三首目の歌は、それを「天下の奇祭」として興味深く詠って
 いますね。この歌を「ケベス祭」を入れて詠んでみましたが…。
【ご参考】
 ★容赦なく火の粉浴びせる「ケベス祭」 祓い清めて無病息災

【詞書】歌手の谷村新司さんが亡くなられました。彼の歌が好きでした。特に
  歌詞が
好きでした。彼を偲んで三首、出詠します。二首は「群青」から、
  三首目は
「昴」から詠みました。
☆野辺に咲く薄紫の花歌ふ 君のこころよ 声永遠にあれ
☆群青の海に降る雪 海を染め 海を眠らせ そこに眠るや
☆さんざめく名もなき星よ 鮮やかに なほ勇ましく 君もゆくのか
                          みっちっちさん
【解説】
 前回、自閑さん、ちがやねこさんも谷村新司さんへの挽歌を詠んで頂きましたが、
 幅広い世代から、彼の歌は愛されていたものと改めて思っています。
 三首、いずれ歌も谷村新司さんと、その歌に寄せる深い想いのこもった歌と
 考えます。

 一首目、二首目の歌の「君のこころよ 声永遠にあれ」「海を眠らせ そこに眠るや」
 は
多くのフアンの方の共通の想いと考えます。
 三首目の歌、「昴」に次の歌詞があります。
  ~嗚呼さんざめく名も無き星たちよ せめて鮮やかにその身を終われよ
   我もゆく 心の命ずるままに 我もゆく さらば昴よ~
 もともと「昴」は「財の星」と言われ、現世的な目に見えるもの「物質文明」を
 表し、
それへの「さらば」を告げ、目に見えない精神的な豊かさの世界を目指す
 と言うのが、
この歌の趣旨と伺ったことがあります。
 そして、「目に見えないモノを大切にすることのできた先達たち」に自分も続こうと
 表明したのが「我もゆく 心の命ずるままに我もゆく さらば昴よ」の歌詞…とも。
 これらを踏まえると、三首目の歌の意味の深さが改めて浮かんできます。とくに
 「君もゆくのか」の「も」に込められた思いも・・・。

【詞書】SMC takumar 55mm f1.8というオールドレンズを購入したのですが、評判の
  タムキュー(タムロン 90mmマクロレンズ)よりも良い描写だと思い詠ませて
  頂きました。
☆五十年前のレンズを購入す
     タムキューレンズ 描写を凌ぐ
【詞書】昼はまだ、上着一枚、着ていれば調度ですが、夜は寒さでたまらず毛布を
  増やしたことを詠ませて頂きました。
☆昼はまだ上着一枚羽織るだけ
         夜はたまらず毛布をふやす
                          西BOOさん
【解説】
 「SMC Takumar 55mmレンズ」は、1960年代から1970年代にかけて製造された、
 ペンタックスの標準レンズですね。このレンズの最大の特徴は、その描写力で、
 開放からシャープで、ボケ味も滑らかで、色収差や歪曲収差も少なく、全体的に
 バランスの取れた描写をするとのことですね。
 一首目で、作者が詠まれた「タムキューレンズ 描写を凌ぐ」は実感であったと
 思います。歌から
良いレンズを手に入れ、撮影しながら満足そうに微笑む作者の
 姿が鮮明に思い
浮かびます。
 二首目は、季節の移ろいに改めて驚かされますが、そんな想いと、肌感覚も滲む
 良く分かる歌と考えます。

【詞書】秋日和が続きます。スーパーの店頭には豊作の果物が並んでいます。
  ラ・フランス、スペイン産のコーヒーから発想を飛ばしてみました。
  また、雨に打たれて宝石のように輝くコムラサキです。
☆ラ・フランスの小さな斑はナポレオンの旗振るような ほのほの香る
☆コーヒーはスペイン産というカフェにきて海色カップに海賊船(ふね)を遊ばす
☆コムラサキは風になびきて瑠璃色の色あざやかに秋雨のなか
                          夕庵さん
【解説】
 秋日和のとも、「ラ・フランス」「スペイン産珈琲」「コムラサキ」を題材に
 三首とも「小さな秋」が、ほのぼのとした雰囲気を醸し出し、詩情豊かに
 詠まれています。
 また、いずれの歌も調べも良く、朗詠をしたくなるリズム感を備えています。
 特に三首目、小紫式部の瑠璃色の実が秋雨に濡れ、色彩を鮮やかに際立たせ、
 さらに、風に揺れる様子が生き生きと描写されています。この表現力は秀逸と
 思います。また、「秋雨のなか」という五句の表現は、秋の情緒を印象深く
 演出していると考えます。

     「小紫式部」

【詞書】棟方志功
☆かんじたまま
  ほったまま
 みえぬ目でも

    人がどういおうと

 ここにわたし
                          自閑さん
【短歌説明】自閑さんご自身の説明です。
 NHK教育の日曜美術館で、棟方志功を特集していました。
 彼はド近眼で、板に顔を近付けてひたすら彫っていました。どんな大作も見える
 範囲は10cm四方しか無く、全体の構図とかは、天性のもの。
 全体図を見るのが、刷り上がってからとか。晩年は右目が失明しており、それでも
 ひたすら彫り続けたとか。
 神話や釈迦のジャカータ、詩、吉井勇の短歌も彼にとっては版画の一部。
 短歌も、単語を選び、志功の彫る範囲と同じですが、所詮三十一文字。
 配置などは推敲できますが、版画は、一度彫れば修正は利かないです。
 「ここに」と「ここは」と1字しか違いませんが、全く違う短歌になります。
 現物は、竹橋の東京近代美術館で展示しているそうですし、NHKもアーカイブで
 配信しているそうなので、是非志功と版画を御覧になっては如何ですか。
【投稿外コメント】自閑さんご自身のコメントです。
 下鴨神社の和歌を紹介したので、上賀茂神社関係の和歌を紹介します。
  みそぎするならの小川の川風に祈りぞわたる下に絶えじと(八代女王)
 禊ぞ夏の験なりける(藤原家隆)の本歌。ならの小川は上賀茂。しかし
 八代女王は奈良時代の歌人なので、奈良の小川かも?藤原家隆の歌碑は
 上賀茂神社に有ります。
  いかなればそのかみ山のあふひ草年は経れども二葉なるらむ(小侍従)
  ほととぎすそのかみ山の旅枕ほのかたらひし空ぞわすれぬ(式子内親王)
 神山は、上賀茂神社に有る御山。式子内親王にとって、外に出る事が出来る
 葵祭は、将に一生の思い出の旅だったのでしょう?
  鏡にもかげみたらしの水の面にうつるばかりの心とを知れ(賀茂御歌)
  年を経て憂き影をのみみたらしの変る世もなき身をいかにせむ(周防内侍)
  月さゆるみたらし川に影見えて氷に摺れるやまあゐの袖(藤原俊成)
 御手洗川は、神社の前を流れる川。ちなみに御手洗団子の由良は、下鴨神社。
  郭公こゑ待つほどはかた岡の森のしづくに立ちや濡れまし(紫式部)
 上賀茂神社の摂社で片岡社が横に有ります。通り過ぎずお詣りしましょう。

【解説】
 「世界のムナカタ」と呼ばれた版画家、棟方志功は、おっしゃるように版木
 すれすれに眼を近づけて猛烈なスピードで彫っていたとのこと。自らの作品を、
 「版画」ではなく、板の声を聞き、板の命を活かす「板画」だと宣言していたと
 伺っています。
 板に自らの命を刻む、文字通り「板画」の中にこそ「わたし」が存在するのだと
 言った棟方志功の自負を、作者の歌の結句「ここにわたし」の「に」で表現して
 いるのだと感じました。また、ゆるい評価を寄せ付けない「板画」の職人であり、
 芸術家としての棟方志功の矜持を「人がどういおうと」の句に表現しきっていると
 感じました。これらから、作者が棟方志功の作品と、生きざまに心からの尊敬を
 込めて詠った詠歌と考えました。
 棟方志功の作品一つ一つが放つオーラと、エネルギーは、彼の生きた証が彫刻刀を
 通して命がけで刻まれた結果と私も感じています。さらに、彼の作品に真向かうと
 背筋が伸びる想いを抱いてきました。そんな想いを喚起させる歌でもあります。

【詞書】10月21日、その日のISSは午前4時05分頃だったので、トイレに立ったついでに
  その時間まで待って外に出て、金星の上を通過するISSを見送っていました。
  ふと右に視線を動かした時に向かいの家の向こう側の、もひとつ向こうの竹藪の
  上の空が紅く見えたんです。
  「製茶場!」は、すでに10メートルはあろうかという炎が上がり、ガラガラとか
  バーン!とかいう何かが崩れ落ちる音がしてました。先日、10日のユニチカの
  爆発事故と言い、明け方の事件が続きました。
☆空紅く染まりて私の目の前に
      火柱高く夜明け前かな
【詞書】谷村さんに続いて、個性的なミュージシャンがまた一人旅立ちました。
  ’80年代を代表する歌の一つ、「ダンシング・オールナイト」を歌っていた歌手の
  もんたよしのりさんが亡くなりました。特にファンでなくともリアルタイムで
  あの歌をテレビ等で聴いていた世代としては、非常に残念ですし寂しいです。
  それにしても大動脈解離って怖いです。お悔やみ申し上げます。
☆’80s(エイティーズ)彩る歌は星のごと
           ハスキー声のもんたさん逝く
【詞書】いやもうこのまんまです。国会議員とかは、まだ羽根の形のものを付けて
  いたりするので、「羽根」が全く無くなった訳ではないみたいですね。
  募金にしても、うちらの所は町会費から出しています。前に居た所では、
  一軒一軒回りましたから、その手間は無いわけですが…。何かシールって微妙に
  寂しいような…。
☆「赤い羽根」回覧板に挟まれて
       シールに変わりて各戸を回る
                          ちがやねこさん
【解説】
 一首目は、10日のユニチカの爆発事故に続き、ご近所で明け方に発生した事件の
 生々しい報告を兼ねた時事詠であり、緊迫感と臨場感のある短歌となっています。
 一歩間違えば類焼も免れなかった事実。正に「一歩先は闇」が現実の問題として、
 出現していることに改めてに驚かされます。「火柱高く夜明け前かな」は、その
 状況を正確に表現していると感じます。
 二首目は、おっしゃるように「谷村さんに続いて、個性的なミュージシャンがまた
 一人旅立ちました」ね。かつて、「ダンシング・オールナイト」をプロジェクトの
 若いメンバーと共に熱唱したことを思い出します。もんたよしのりさんへの挽歌
 とも言えるしみじみとした歌は、私達共通の想いを詠っていると感じます。
 「’80s(エイティーズ)彩る歌は星のごと」の表現は秀逸と思います。
 三首目は、詠まれた通り「何かシールって微妙に寂しいような…」は実感ですね。
 町内会、自治会の役員のなり手がいなくなり、諸々省力化しなければならないのは
 解りますが…、行政も赤十字社も相変わらずの「丸投げ」も感じられます。そんな
 素朴な想いがうまく詠まれています。
 今回も、文字数制限から詞書の編集をさせて頂きました。ご容赦願います。

☆涙にも似たるしずくや外苑の 樹木を濡らす十月の雨
                         ポエット・M
【解説】
 秋雨の中、泪をのみ込み、強いられた「歓声」とともに学徒の出陣を見送ったで
 ありましょう神宮球場の少なからぬ観客、そして樹木たち。
 80年の歳月を経た今、心無い為政者の愚策により、切られる定めとなったその樹木。
 十月の雨に包まれ、自ら泪する様に見える並木の木々たちに寄せて詠んでみました。


     「未だ咲く 白芙蓉」

「山法師 短歌の章」鑑賞 紅林茂夫著(13)

  「山法師」はエコノミストでもありました著者の経済学の論文を始め、小説、
  短歌等を著者により厳選され著作を集めた著者渾身の著書でもあります。
  その著書から、短歌を抄出し三首づつ紹介させて頂きます。
     
4.「短歌の章」 秋拾遺(5)

   冷夏過ぎ秋またなくて蕭蕭と
           コスモスの花に今朝も雨降る
            
   みずひきのくれなゐまして秋に入る
           今朝はさやけく足冷ゆるなり

   気候異常の夏と思ふに
           ひそやかに時移るらし すすき穂に出ず


     「薔薇 クリスチャン・ディオール」

【短歌入門・質問・提案コーナー】
【投稿外コメント】先週に続き掲載致します。
 自閑さんよりコメントを頂きました。皆さんの学びにもなりますので掲載致します。

 糺の森の話題があったので、関連和歌と感想を。
  忘れめやあふひを草にひき結びかりねの野辺の露のあけぼの(式子内親王)
 下鴨神社の賀茂斎院御所旧跡の看板には、「あふい」とあった。今でも
 多分糺す人もおらずそのままか?
  石川やせみのを川の清ければ月も流れを尋ねてぞ澄む (鴨長明)
 鴨長明は、瀬見の小川を賀茂川の異名と明言しているが、下鴨神社糺の森の
 看板の説明文では、糺森を流れる小川としている。
  風そよぐ楢の小川の夕暮は御禊ぞ夏のしるしなりける(藤原家隆)
 楢の小川は上賀茂なのに糺の森の小川に「楢の小川」の看板が。

  偽をただすのもりのゆふだすきかけつつ誓へわれを思はば(平定文)
 と言う事で、古来糺の森に偽りはあってはならないので😰
  やまとかも海にあらしの西吹かばいづれの浦に御舟つながむ
                     (賀茂の社の午日歌)
 賀茂族の古来から歌い継がれている歌。下鴨神社の手水舎の看板に。
  われ頼む人いたづらになしはてばまた雲わけて昇るばかりぞ(賀茂御歌)
 寛弘元年十二月七日に藤原高遠の夢に出た歌との事。
  立ち出づるなごりありあけの月影にいとどかたらふ時鳥かな(よみ人知らず)
 返し
  いく千世と限らぬ君が御代なれどなほ惜しまるる今朝の曙(藤原家通)
 藤原家通は藤原定家の姉の夫。姉は当時式子内親王に使えていた。とすれば
 末っ子の定家に夫婦の歌を入撰圧力?
 いくつか下鴨神社付近の看板に有りますので、尋ねてみては?

【運営にあたって】
 (1) 投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
    なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2) おひとり様 3首まで(1首でも可)コメント欄に投稿願います。
    なおブログの字数制限(コード30,000字)等により詞書等編集させて頂く
    場合もありますので、ご容赦願います。
 (3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
    仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4) 投稿頂いた短歌は、そのまま掲載します。皆様から感想等頂ければ幸いです。
 (5) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (6) 掲載順序は、原則本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (7) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了


コメント (14)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「口語短歌・水曜サロンの会... | トップ | 四度目の月下美人 »
最新の画像もっと見る

14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
短歌投稿 (knsw0805)
2023-10-25 07:12:56
Shouさん、おはようございます。
浅間山明鏡止水です。
短歌投稿します。

「詞書」23年10月23日~27日、5日間分の「世界文化紀行」です。「広重の江戸百景」「財津和夫のファイナルコンサート」「辻仁成のパリ生活」「日本の祭り」「ルート66」等です。そのうちから3首投稿させて頂きます。

江戸百景「永代橋佃しま」より
「上弦の月の頃あい薄明り 江戸の風物白魚の漁」

財津和夫コンサート「悲しみに挨拶を」より
「雨しずく一人ぼっちの寂しさに かなしみ溶かし傘から落ちる」

日本の祭り「富士市・富士宮祭り」より
「収穫の喜び分かつ本宮は 喧嘩囃子と競り合い異名も」
返信する
Unknown (西BOO)
2023-10-25 07:22:03
おはようございます。
早速、二首出詠させて頂きたいと思います。

神棚の出雲大社に手を合わす 神在月で気合いがこもる

10月は、出雲においては神在月なので、神棚の出雲大社に手を合わせる時に気合いがこもることを詠ませて頂きました。

洋服の衣替えをした後で カメラレンズも秋衣替え

衣類の衣替えをした後、カメラレンズも紅葉を撮るレンズなどの衣替えをしたことを詠ませて頂きました。

よろしくお願い致します。
返信する
今週の詠草です。 (夕庵)
2023-10-26 12:26:23
こんにちは。
詞書 
奈良橿原市にある藤原宮跡のコスモスを見に行きました。畝傍、耳成、香久山の大和三山に抱かれるように満開のコスモスが咲き乱れていました。

☆その上の政所たりし宮殿に天皇(すめらぎ)の姿遙か幻   

☆いにしえの風いずこより吹き渡るコスモスうねりて波と騒立つ

☆コスモスは大和三山(やま)に抱かれ眠らんや大地に絨毯 敷き詰めながら
                夕庵
よろしくお願いします。
返信する
Unknown (みっちっち)
2023-10-26 15:58:28
こんにちは
二首、出詠します。

昔からの友が、木箱に入れた綺麗な黒葡萄を送ってくれました。

⭐️豊潤の光放つや 黒葡萄 朋友からのこころのごとく

卓球の試合の日の朝、頑張る気持ちを新たにします。

⭐️茶柱の太く立ちたる朝の卓 試合に臨む心新たに

よろしくお願いいたします。
返信する
Kenさんへ (ポエット・M)
2023-10-26 18:04:05
Kenさん こんばんは。
いつも早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。

先週の「世界文化紀行」の続編ですね。「永代橋佃しま」「財津和夫コンサート」
「富士市・富士宮祭り」を詠んだ三首は、何れもKenさんの繊細な感性が光る
分かりやすい良い歌と考えます。

特に、三首目、浅間大社の例祭のハイライト、競り合いを含めた富士宮囃子は、
その激しさにおいて他の祭りと一線を画しているようですね。収穫の喜びをこのような
荒ぶる競い合いで分かち合う事を、古来より神は望んできたのかもしれませんね。
「喧嘩囃子」はまさに、言い得て妙ですが、そんな様を入れて詠んでみました。
 ★富士宮の 喧嘩囃子に競い合う 祭りの激しさ神もあとおし

これからもよろしくお願いします。
返信する
西BOOさんへ (ポエット・M)
2023-10-26 18:05:32
西BOOさん こんにちは。
いつも早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。

一首目、10月は神無月となりますが、出雲では神在月となりますね。八百万の神々が
出雲に集まるための呼称でしょうが、その集まりの様は壮観でしょうね。
神棚に祀られる出雲大社に気合を入れて手を合わす、西BOOさんの真摯な姿を
思い浮かべています。そんな敬虔な想いにさせられ歌と考えます。

二首目、「カメラレンズも紅葉を撮るレンズなどの衣替え」とのこと。カメラ撮影もプロ級の
西BOOさんですので、レンズ等の機材へのこだわりは十分わかります。そんなこだわりと、
紅葉撮影への期待感の滲む良い歌と思います。
先ほどFacebookを覗かせて頂きましたが色づいた柿と、その葉が良い雰囲気を
醸し出していました。「canon 50mm f1.8」のデータは、私たちにとっては貴重です。
これからもよろしくお願いします。
返信する
夕庵さんへ (ポエット・M)
2023-10-26 18:06:40
夕庵さん こんばんは。
早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。

詞書にありますように、大和三山とは、奈良県橿原市にある香具山、畝傍山、耳成山
三つの山の総称で、古代から日本の歴史や文化に関わりが深い場所になっていますね。
三首の歌は、その大和三山に抱かれるように咲くコスモスが、一面に広がっている様子を
美しく詩情豊かに表現されています。

一首目、二首目の結句「遙か幻」「波と騒立つ」は、いずれも歌の締めにふさわしい
余韻を感じさせます。
三首目のポイントは、コスモスと大和三山という対照的なイメージを組み合わせていることです。
コスモスは儚なさを秘めながらも華やかな花で、大和三山のもつ重厚で荘厳な山との対比が
歌に奥行きを与えています。また、「コスモスが眠る」という表現は、花の命の儚さや
季節の終焉を静かに暗示しています。さらに、この歌は、大和の自然や文化に対する
敬愛や郷愁を伝えているものと感じました。
これからもよろしくお願いします。
返信する
みっちっちさんへ (ポエット・M)
2023-10-26 18:07:24
みっちっちさん こんばんは。
早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。

一首目は、黒葡萄には色々な種類がありますが、巨峰、ピオーネ、藤稔等はいずれも
豊潤な色艶と、味がしますが、旬な葡萄を送ってくれる友の存在は嬉しい限りですね。
下の句で「朋友からのこころのごとく」と表現されていますが、お互いの信頼関係が
素直に表現された、心憎い歌でもありますね。

二首目の歌、日ごろの練習成果を発揮すべく自信をもった試合でも、最後の数パーセントは
「茶柱の太く立ちたる」等、「運」によるところも多々あります。そんな想いが色濃く表現され、
試合に望む多くの方の共通の想いが、意気ごみと共に示された良い歌と思います。
これからもよろしくお願いします。
返信する
ポエット・Mさんへ (西BoO)
2023-10-27 20:08:24
写真、褒めて頂き、誠に有難う御座います。
ポエット先生の、「薔薇 ツルアイスバーグ」もプロ級だと思います。
返信する
西BOOさんへ (ポエット・M)
2023-10-28 20:39:09
西BoOさん こんばんは。
コメント頂きありがとうございます。

また、「薔薇 ツルアイスバーグ」の写真に目を止めて頂きありがとうございます。
西BoOさんにそのようにおっしゃって頂ければ光栄ですが、自らの写真の至らなさは
理解していますので、西BoOさんの励ましの言葉を糧に精進したいと思います。

これからも撮影等でのアドバイスを頂ければ幸いです。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

短歌」カテゴリの最新記事