四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

「口語短歌・水曜サロンの会」(その85)

2023年05月24日 05時19分25秒 | 短歌

「口語短歌・水曜サロンの会」(その85)  短歌の投稿を歓迎します!!

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 短歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。

 「口語短歌・水曜サロンの会」は、このブログにお立ちより頂いている皆様の
 詠まれた短歌を、毎週水曜日に掲載し、その作品の鑑賞を行うサロンです。
 短歌の初心者の方から、ベテランの方まで、所属する短歌会等を越えて、自由に
 短歌を投稿し、鑑賞しあえる「賑わいのあるサロン」を目指したいと思っています。
 皆様の短歌の投稿と、歌評、ご意見、ご提案等をお寄せ頂ければ幸いです。


     「薔薇 ピース」

「ブログ友の投稿短歌 交流コーナー」

【詞書】今回は全てが相州編で江戸時代にタイムトリップした気分になりました。
  詠んでいて
楽しかったです。
  拙者ブログ「富嶽36景」から詠んでいます。今回は過去に住んでいた湘南からの
  題材です。
そして休日の度に行っていた場所でもあります。そんな場所を江戸時代に
  タイムトリップして
詠んでみました。
 註)「相州江の島」神奈川県藤沢市片瀬海岸
☆弁財天静かな春の江の島は 砂州の参道から富士仰ぐ
 註)「相州梅澤左」神奈川県中郡二宮町
☆二羽の鶴北斎ブルーに彩られ 天空を舞い富士に向かうも
 註)「相州箱根湖水」神奈川県足柄下郡箱根町
☆静かなる湖水に映える白富士は 神威とともに崇拝される
                          浅間山明鏡止水さん
【解説】
 今回の詠歌は三首とも、作者のかつての活躍ゾーンの湘南「片瀬海岸」「二宮町」
 「箱根町」が舞台ですね。土地勘を踏まえ臨場感と、写生の利いた良い歌と考えます。
 一首目の「相州江の島」は当時も観光スポットとして人気の場所でしたが現在ように
 江の島へ渡る橋が架かっておらなかったとのこと。当時は詠われているように干潮時、
 砂州の参道を歩いて渡って、その途中に「富士仰ぐ」ことが出来たことと思います。
 また、詠われているように、江の島には「日本三大弁財天」のひとつである江島神社
 があり、
弁財天のお参りと、富士山を仰ぐことの出来る絶好のスポットであったことが
 分かります。
こんな事柄を踏まえ、詠ってみましたが、いかがでしょうか。
【ご参考】
 ★江の島の砂州(さす)の参道歩みつつ 富士と弁天ともに仰ぎて

【詞書】まっすぐに日々伸びる薄の青さを見て、少年の成長と捉えどんな未来が待って
  いる
のだろう。ミサンガの願いとは何なのか?と好ましく思ったことでした。
  (ミサンガは
手首や足首につける刺繍糸で編んだお守りで切れるまでつけていると、
  願いが叶うと
言われる)
☆少年は青い薄だ爽やかな日焼けの手首に光るミサンガ
【詞書】ひなびた村の入り口にあった窯跡、捨てられた少女の埴輪、手に取ると丸い口
  から
弥生時代の風が吹いたかの錯覚。ぽっと出る言葉はきっと無垢な単語だろうと
  思った
ことでした。
☆窯跡に埴輪の少女の丸い口 弥生の風が通りぬけたり
☆目標はハナミズキ咲く木下まで赤いポストがきっとあるはず
                          夕庵さん
【解説】
 一首目。伸びゆく青いススキに少年の成長を重ね、さらに、その手首の光るミサンガに
 込められた願いを好ましく見守る。そんな作者の「寄り添う」想いが表現された優しい
 歌と感じました。
 ミサンガは使う刺繍糸の色によって、それぞれ意味があるようですが、赤は「情熱」
 「勝負」
「勇気」、オレンジは「希望」「力強さ」等を表しているとのこと。
 少年のつけていたミサンガの色が気になりますが、その切なる願いが叶うよう祈りたい
 と
思います。
 また、二首目の「埴輪の少女の丸い口」から、「弥生の風が」に発想を飛ばし、一首の
 歌に
仕上げる手並みに、今回も学ばせて頂きました。少女の発する無垢の言葉を聞いて
 みたい
想いがします。

【詞書】いつも泣き言の歌ばかりで恥ずかしいのですが、今週も恥を忍んで出詠をさせて
  頂きます。

  わが家の裏庭に自然に生えてきた楠木と娘から母の日に贈られた紫陽花を詠いながら、
  私の近況を詠いました。
☆楠木は育ち紫陽花ちさくなるわれのフォロワーさんたちもまた
☆楠木でないかと教へてくれし人いまはフォローを外されてゐき
【詞書】誹謗中傷されるだけでも辛いことですのに最近は私を応援していてくれた人達まで
  が私の
ブログは暗くて同じことばかり書いていると批判するようになりました。もう
  ブログは止めて
しまいたいと思いながらも自分のためブログを続けています。
☆誹謗され人は離れてゆきしかばひとりさびしく続けるブログ
                          suisenさん
【解説】
 楠木は環境汚染に強く、丈夫な早生樹(早く生長する樹木)と言われていますが、
 その巨木は、隠者が想いを託す木であり、高貴な木であったようですね。大切に
 育てられたらと
思います。

 三首とも、今の心情を詠まれていて作者の寂しさや、哀しさが伝わってきます。
 今は、「暗くて同じことばかり」と言われようと、そこから抜け出すためには、
 それを表現し、
詠んでいくことも大切な道程と思っています。

 心情を表現し文学へ昇華させる、それも短歌の果たす役割とも考えます。作者なら
 それを
実践できる方とも思っています。このサロンは、その発表の広場でありたいと
 思っています。

 「咳をしても一人」と詠った尾崎放哉。彼は底知れない孤独感と、心情を苦闘の末に
 文学に
昇華させた、その優れた一人と感じます。

     「薔薇 ロイヤルプリンセス」

【詞書】朱色のツツジが咲いて、まだツインカラーの蕾がある。咲くのは、明後日頃
  だろうかと
思ったことを詠ませていただきました。

☆朱に染まるツツジが咲きて莟あり
         ツインカラーは明後日かな
                          西BOOさん
【解説】
 朱色を始め色とりどりのツツジが咲き満ちる頃となりましたが、未だ蕾も残し楚々として
 咲く
風情は見ていて癒される光景でもありますね。

 近々開花する「ツインカラーの蕾」に寄せた期待を素直に詠って、共感を誘う歌になって
 います。

 次々に咲き競うツツジは華やかな彩りを見せてくれますが、皐月の空に似合う花でも
 ありますね。
そんな爽やかさも歌には感じられます。

【詞書】私はスポーツをするのが好きで、卓球、水泳、ダンス等を日替わりで楽しむ毎日
  です。
これまで水泳、ダンスの俳句は詠んだ事がありますが、短歌はまだどれも詠んだ
  事がありません。

  特に、卓球はなかなか詩情を感じ得ないと思うのですが、今回、初めて卓球の試合に
  ついて
詠んでみました。
☆ライバルに負けし試合の悔しさの身を和らぐる菖蒲湯の香よ
☆負け試合すれど次こそ勝ちとると作戦を練る新月の窓
                          みっちっちさん
【解説】
 詞書に有りますようにスポーツの場面を短歌に詠むのは難しいと私も感じてきました。
 競技の
種目に関わらず、スポーツはアドレナリンの放出を増し挑戦的になりますので、
 余情を旨とし
歌を紡ぐ営みとは対極にあると考えてきました。

 しかし、この二首の歌の通り、負け試合を静かに振り返る場面は十分に歌になり、
 「菖蒲湯の香よ」
「新月の窓」の表現が詩情を醸し出していると考えます。

 一首目の「悔しさの身を和らぐる菖蒲湯」に勝負を越えて、ほのぼのとした「おかしみ」
 も感じます。

 二首目の「新月の窓」も、月明かりのない暗黒の空故に「作戦を練る」のに集中できます
 ので、
納得のいく状況設定と考えます。

 いずれにしましても、詩情を湛えスポーツを詠む事に成功した作歌事例と考えます。

【詞書】三連符
☆タン・タン・タン
 (メタボ・メタボ・メタボ)
 平成には無かったリズム
   君の為に叩こう
                          自閑さん
【短歌説明】自閑さんご自身の説明です。
 いつも拝見している音楽教室のblogで、リズムを表現するのに、トマト・トマト・トマトや
 メタボ・メタボ・メタボとか、素人の私にも分かりやすく音楽リズムを投稿頂いています。
 実は、リズム音痴なので、付いていくのがやっと。カスタネットでも無理😓かな?
 「幸せなら手をたたこう」と有るが、平成時代を生きた私は、決して幸せでは無かったです。
 「明日が有る、明日が有る」と頑張ってはいました。
 下記URLに坂本九さんの歌を貼付しておりますので、昭和時代を坂本九さんの歌で
 懐かしく思って頂ければ😃
 https://blog.goo.ne.jp/jikan314/e/29aa011ed03bc5585e4af8a46b25f0d9
【解説】
 音楽教室の先生の指導で、3連符のリズムの練習の際には右手で「メタボ」「メタボ」…と
 叩くとのことですね。リズムの練習も楽しみながら身に着くよう、仕掛けも含めて良く
 研究されて
いて驚きます。

 今回の詠歌は、この3連符のリズム練習を詠み「叩く」のは、自分の為でなく「君のため」
 にと
詠ったところが肝であり、面白さと解釈させて頂きました。

 「リズム音痴」とおっしゃっていますが、作者のブログに記された短歌や、俳句の滑かな
 調べからは、決してそのようには感じられませんので・・・、謙遜と理解しました。
 「明日が有る」と歌った、あの希望を令和の世でも持ち続けたいものですね。

【詞書】今、こんなに平和なのにと〜つい思ってしまう私ですが世界は怖い情勢が続いて
  います。
特に未だに続く侵略は酷すぎます!!と言いながら、穏やかな里山に
  住まいして〜

☆畑(はた)に来る 
    今年の雉も 朝夕に
      恋を求めて 声張り上げる
☆庭花の 芍薬活ける
      母の顔
       今年も咲いた 嬉しさ滲む
                          クロママさん
【解説】
 詞書に記された通りですね。未だ続く理不尽なロシアの侵略の最中、G7サミットへ電撃
 訪問を果たしたゼレンスキー大統領ですが…、厳しい状況は依然として続いていますね。
 そのような世情であっても、穏やかな山里の新緑と、そこを吹き抜ける風には癒されますね。
 そんな情景を詠った「雉」と「芍薬」の二首の歌は、平和そのものの日常、その穏やかさが
 溢れた良い歌と思います。
 なお、二首目の歌を「母を偲ぶ」と言う視点から詠んでみましたが、いかがでしょうか。
【ご参考】
 ★庭に咲く 芍薬活けし 母の顔
        偲びて吾も 鉢に挿花(そうか)す

     「薔薇 クィーンエリザベス」

【詞書】「闇夜の神事」があり、季語にもなっている宇治の県神社(近所です)の「あがた祭」が
  6月にあります。神事などは行われていましたが、2020年から露店の出店は無く、お祭り
  本来の意義は果たしているにしても、寂しいなあと思ってました。日本各地で露店の復活
  はしていますが、位置決めのテープを貼る作業を見ると「ああ、戻って来たんやねー」と感慨
  深いものがありました。
☆商店街 路上に黄色いテープ貼る
   県祭(あがたまつり)の露店の準備
【詞書】G7サミットも、とりあえず何事も無く閉幕し、良かったと思います。皆さんオバマさん
  の
時よりは長く原爆資料館を見られたようです。恐らく「本館」にも行かれたかと…。
  行かれてから、慰霊碑の前で碑に刻まれた文言の説明を聞いたなら、より深くその意味が
  心に響いたと思います。…だといいんですが…。武力によって戦争を早く終わらせる事は、
  そのぶん犠牲も多く、悲しみも深くなる気がするんですが…。ウクライナ対ロシアに
  ついては、
武力での解決以外の道は無いものなんでしょうか…?
☆消えた街 その上に建つ慰霊碑が 首長らに問う 平和への道
【詞書】この間、姉のうちに行ったら、食卓にどんっとシャクヤクが活けてありまして、姪から
  姉への母の日のプレゼントでした。
帰りに母へお裾分けすると言って、綺麗なのを二本
  ほど選んでくれました。うちも前は咲いてたりしてたんですが、枯れたのか、
見なくなって
  しまいました。だからクロママさんの楽しそうな芍薬の歌、いいですね。
何であれ庭の花が
  咲く楽しみはありますが、ましてや華やかな芍薬ならひとしお
でしょうね。
  例え二本でも瓶に挿してたら華やかで
充分楽しめました。勿論、母も喜んでました。
☆花束の芍薬 姪から贈られた 姉は母へとお裾分けする
                         ちがやねこさん
【解説】
 「県祭」「G7サミット」「芍薬」と、今日的な話題を詠み込み、楽しくかつ本質的な
 問いを
含む詠歌で、味わいながら学ばせて頂きました。

 一首目の「県祭の露店の準備」は全国津々浦々でも見られた光景でしょうが、私たちに
 とっては神事の復活もさることながら、露店の賑わいが何よりもコロナ禍からの復活の
 証明と
感じます。

 二首目は、ゼレンスキー大統領が急遽参加され、ウクライナへの支援をG7以外の国へ
 広げる
役割も果たしましたが「核兵器の廃絶」への道のりの厳しさを改めて実感する
 ことになりました。
そんな想いも歌から響いてきます。「問う 平和への道」の指摘が
 鋭く、和平に向けた実効ある取り組み、その切実さを訴えていると考えます。

 三首目は、お母様を思う兄弟姉妹の絆も垣間見れる楽しい歌と感じます。芍薬は牡丹に
 負けぬ、やはり見事な花ですね。

 なお、ブログの文字数制限の関係から申し訳ありませんが、「詞書」の一部を割愛し
 編集
させて頂きました。ご容赦願います。

☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
  引き続き「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
    注) ☆:元歌  ★:返歌

☆少年は青い薄だ爽やかな日焼けの手首に光るミサンガ
                         夕庵さん
★少年の青きミサンガ擦りきれるまで野を走り川を泳ぎて
                         みっちっちさん
★野を駆ける夢に目覚めし幼日の同胞(はらから)思えば会いたくなりぬ
                         夕庵さん
★遠き日の野に泣かされし同胞の病得しとの便りに泣けり
                         みっちっちさん
★油断すな ワクチン接種の高齢者マスクはずせぬ夏がまた来る
                         夕庵さん

☆窯跡に埴輪の少女の丸い口 弥生の風が通り抜けたり
                         夕庵さん
★しずかなる埴輪の穴を抜くるのは星のしずくか涙ひとつぶ
                         みっちっちさん
★芝草に寝ころび旅の星月夜 もっと素直に生きたかりしを
                         夕庵さん
★光年を瞬く星座見上ぐれば 人なる我のなんとちさきや
                         みっちっちさん
★残酷や!子供の星がまたひとつ かあさんの愛欲しかったよと
                         夕庵さん
★平和なる世界を目指せGセブン 今も戦禍で星になる子よ
                         みっちっちさん

☆負け試合すれど次こそ勝ち取ると作戦を練る新月の窓
                         みっちっちさん
★試合にと父買いくれしラケットは弦切れしまま捨てられずあり
                         夕庵さん
★ラケットの弦切れしままテニスから卓球へ変へ十年(ととせ)となりぬ
                         みっちっちさん
★空高くコートの隅へサーブするボールの行方はわが青春譜 
                         夕庵さん
★右端へスマッシュ決めて勝負あり 球追いかくる楽しさ今も
                         みっちっちさん
★アンツーカーのコートは遠くなり果てど エアーレシーブとラケットを振る
                         夕庵さん
★卓球に大事なること動きなり フットワークと素振り百回
                         みっちっちさん
【詞書】ウクライナ大統領の訪日
★劇的なゼレンスキー氏の訪日も警護万端はや帰国の途に
                         夕庵さん

☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆


☆揚げひばり 富士を従え羽ばたくも ミサイル飛ばぬ空は愛しく
                         ポエット・M
【解説】
 微かに冠雪を残す富士山が皐月の空にすっくと聳えています。それを従えるかのように
 雲雀がさえずりつつ大空に向かって羽ばたいています。初夏の風物詩として馴染みの
 風景ですが、ゼレンスキー氏が訴えるように麦の実る畑の上をロシアのミサイルが飛翔する
 ことの異常さは想像を絶するものがあります。それが日常的に繰り返される侵略の実相を
 改めて怒りと共に想い起したいと詠んでみました。


     「薔薇 デンティベス」


「五行歌集 ―君へのレクイエム― 」鑑賞 嵯峨吹雪著 (28)
  
7.折々の歌(7)
 
   尊さは貧しき歌に出で来たり
          花の香りを風に蒔く人   嵯峨吹雪

   老い先が
     短い者は
       短気なり
         食いたいものは
            直ぐに食わせよ

        老い先の
          短いものは
            哀れなり
              飲みたい酒は
                呑むだけ呑ませよ

                 噓つきの
                   女が夢に
                     ひょいと出て
                       嘘の涙で
                         またもや泣けり
         豚の目で
           見ればすべてが
               豚になる 
                 いっそえぐって
                    犬にでもやれ
      ダンボール
        抱えて君は
           何処へ行く
              夢かのごとく
                 老いさらばえて


     「ジャーマンアイリス」

【短歌入門・質問・提案コーナー】
 ブログの文字数制限により、今回は割愛致しました。ご容赦願います。

【ネット歌会について】
 「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式ではなく、
 「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」するという自然発生的な
 歌会です。従って掲載された歌の中に自分に響くものがありましたら、それへの
 返歌として大いに詠んで頂き、コメント欄に記入して頂ければ幸いです。

【運営にあたって】 注)文頭から移しました。
 (1) 投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
    なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2) おひとり様 3首まで(1首でも可)コメント欄に投稿願います。なお、ブログの
    字数制限(コード30,000字)により、コメント等編集させて頂く場合もあります。
 (3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
    仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4) 投稿頂いた短歌は、そのまま掲載します。皆様から感想等頂ければ幸いです。
 (5) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (6) 掲載順序は、原則本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (7) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了


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短歌投稿 (knsw0805)
2023-05-24 10:47:48
Shouさん、おはようございます。
浅間山明鏡止水です。
短歌投稿します。

「詞書」葛飾北斎の代表作「富嶽三十六景」のうち、特に優れた作品とされる「神奈川沖浪裏」「凱風快晴(赤富士)」「山下白雨(黒富士)」は3役というそうです。「神奈川沖浪裏」では1作品に3首詠んでみましたので三役には3首提出致します。ご指導よろしくお願いします。

「山下白雨」
にわか雨富士の裾野に激しくて 暗黒の中稲妻走る

青空にたなびく瑞雲と稲妻 激しい白雨は天国と地獄

人生の深さあらわす白雨こそ 黒富士に相応しい題材
今週の詠草です。 (夕庵)
2023-05-24 20:26:44
詞書
スズランの地植えを、鉢に植え替えている強面の男性を見てイメージを広げてみました。男性とスズランの取り合わせが似つかわしくなくて、純情という言葉が浮かびました。

◎ひげ面の男(ひと)は持ちくるスズランを一鉢ほどの純情みせて

詞書
庭の木陰に毎朝のように露草が咲きますが、一日花の哀れさを詠みました。

◎つゆくさの けさのしずくのつめたさに いちにちばなの いのちいとしむ

詞書
ふとした時に出る言葉から、なんとか歌に出来ないかと試行錯誤の毎日です。

◎大欠伸して飛び出した言葉なら なだめて歌の形となさむ   夕庵

よろしくお願いします。   
ポエットMさんへの返歌 (夕庵)
2023-05-24 20:35:59
☆揚げひばり 富士を従え羽ばたくも ミサイル飛ばぬ空は愛しく   ポエットMさん

★揚げひばり鳴き声残し飛び去りて行方しれずにまだ帰り来ぬ   夕庵

よろしくお願いします。
Unknown (みっちっち)
2023-05-25 00:16:41
こんばんは。

ちさき恋のはじまりと、その後を詠んでみました。

⭐️ 六月の学生街のパーラーの淡きあかりに恋みつけたり

⭐️ 街の灯が川面に揺るる出会ひ橋 今 求婚のふたりを照らす

よろしくお願いいたします。
Unknown (みっちっち)
2023-05-25 07:46:56
おはようございます。
夕庵さんへの返歌です。

⭐️ひげ面の男(ひと)は持ちくるスズランを一鉢ほどの純情みせて
夕庵さん

★ 純情といふ名の花よ咲き誇れ 今し戦争やめぬこころに
みっちっち

よろしくお願いいたします。

よろしくお願いいたします。
みっちっちさんへの返歌 (夕庵)
2023-05-25 10:25:32
☆六月の学生街のパーラーの淡きあかりに恋みつけたり   みっちっちさん

★知らぬ街で生成りの服を買いました 似合わぬけれど眺めています   夕庵   


よろしくお願いします。
みっちっちさんへの返歌 (夕庵)
2023-05-25 15:17:46
☆街の灯が川面に揺るる出会ひ橋 今 求婚のふたりを照らす   みっちっちさん

★陸橋の上から払い落としたり 背なに重たき視線を受けて   夕庵

よろしくお願いします。
Unknown (みっちっち)
2023-05-26 08:45:34
夕庵さんへの返歌です。

⭐️知らぬ街で木成りの服を買いました 似合わぬけれど眺めています
夕庵さん

★ふんはりと草木染なるシャツを着て野を駆けまはる少年となる
みっちっち

よろしくお願いいたします。
Kenさんへ (ポエット・M)
2023-05-26 11:54:32
Kenさん こんにちは。
いつも早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。

「山下白雨(黒富士)」に寄せて詠まれた三首の歌は、いずれも北斎の黒富士の特徴をとらえて
分かり易く詠っていると考えます。
「対照的な天候を描くことによって、富士山の高さや大きさを視覚的に訴えてくる作品」との解説が
ありましたが、短歌で詠む事によって絵の本質が、より多角的に表現されていると思います。

詠われているように、富士山を挟んで瑞雲の天界と、下界の稲妻がせめぎ合う様に、人間の世の
また、人間の内面を一幅の絵で表現しているかにも感じられます。
そんな思いを込めて、三首目を添削させて頂きましたが、いかがでしょうか。
★天と地を白雨でつなぐ黒富士よ 極め尽くすや北斎絵画
夕庵さんへ (ポエット・M)
2023-05-26 11:58:34
夕庵さん こんにちは。
早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。

一首目、二首目は夕庵さんの観察眼の確かさと、物や、人に寄り添う優しさが表現された
良い歌と思います。とくに一首目の「一鉢ほどの純情みせて」には、ほっこりとした想いと共に
人の本質に迫る温かな眼差しが感じられます。
このような感性こそ、歌を詠む私たちに求められる資質かとも想います。
三首目の「おかしみ」と、それを表現するゆとりを是としたいと思います。

じっくり味合わせて頂きました。これからもよろしくお願いします。

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