四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

「口語短歌・水曜サロンの会」(その67)

2023年01月18日 05時15分32秒 | 短歌

「口語短歌・水曜サロンの会」(その67)   短歌の投稿を歓迎します!!

 ☆☆☆ 謹賀新年 本年も宜しくお願い致します。
 ☆☆☆ 2023年の「水曜サロン」は、本日 1月18日(水)から開始致します。
 ☆☆☆ 次回締め切りは 1月24日(火)17:00迄とさせて頂きます。
 ☆☆☆ 今年も楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 短歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。


 「口語短歌・水曜サロンの会」は、このブログにお立ちより頂いている皆様の
 詠まれた短歌を掲載し、その作品の鑑賞を行うサロンです。
 短歌の初心者の方から、ベテランの方まで、所属する短歌会等を越えて、自由に
 短歌を投稿し、鑑賞しあえる「賑わいのあるサロン」を目指したいと思っています。
 皆様の短歌の投稿と、歌評、ご意見等をお寄せ頂ければ幸いです。

【サロンの運営について】
 運営等につきましては、末尾に記させて頂きますので宜しくお願い致します。



     「咲き初める 河津桜」

「ブログ友の投稿短歌 交流コーナー」

【詞書】21日投稿は来年1月18日掲載ということになりますので、日の出を題材に
    しました。そして私が住んでいる「長野県・絶景日の出写真」から
    「世界文化紀行風」に詠んでみました。
☆目の前に広がる連峰圧巻で 身が引き締まる荘厳な日の出
  註)軽井沢見晴らし台からの日の出
☆雲海に浮かぶアルプス日の出こそ ご来光はダイヤモンド富士に
  註)長野県駒ケ根市中央アルプス駒ケ岳ロープウエイ
☆阿智村は南アルプス連峰の 絶景日の出心に期して
  註)長野県下伊那郡阿智村ヘブンスそのはらSNOW WORLD
                         浅間山明鏡止水さん

【解説】
 三首目に詠まれた「阿智村」は、日の出も絶景ですが、平成18年環境省実施
 「星が最も輝いて見える場所第1位」に選ばれ、星空も美しい「天空の楽園」と
 呼ばれていますね。
 作者の周辺は、絶景に恵まれ五感への刺激も豊富な場所と思っています。
 そんな環境から生まれる五感に響く歌を、今年も期待したいと思います。
 三首目の阿智村を別の視点から詠んでみましたが、いかがでしょうか。
【ご参考】
 ★阿智村は星降る里にアルプスで 日本の夜明けまばゆく拓く


【詞書】庭の野鳥の餌台の傍の小さな菜園に降り積もった雪を見て、日本の児童感化教育の
    先駆者である留岡幸助の「北海道の雪の大地は人間の心を鎮める。」という
    言葉を思い出しました。
☆茄子を採り胡瓜を採りし夏の庭凍土となりて雪に鎮まる
                         I.SATOさんへ

【解説】
 留岡幸助氏についての知識はあまりなかったため、ネットで調べさせて頂きました。
 「ルソーの著書『エミール』に書かれた『子供を育てるには大自然の中が一番』
 という説に感銘を受け、北海道・遠軽の地に家庭学校」を開かれたとのこと。
 留岡氏の語った「北海道の雪の大地は人間の心を鎮める」は、机上の知識で無く
 自身の生きざまの中で紡ぎ出された言葉として、その重さと共に心に響いてきます。
 作者の詠まれる歌にも「雪の大地」の、静謐さと共に確かな重みを感じます。
 夏の庭が「凍土となりて雪に鎮まる」への経過が、詩情と共にすっきりと詠まれ
 味わい深い歌となっています。


【詞書】穏やかにすごせるxmasに感謝して〜
    今だに続く戦地に「さぞかし寒かろう」…思いをはせていますm(_ _)m
☆静かなる 朝陽と共に クリスマス
   かの地の平和 願ってやまず
☆青空に 朝陽を浴びて 冬そうび
   キラキラ光る か細き蕾

                         クロママさん

【解説】
 昨年暮れに出詠頂いた詠歌ですが、酷寒の戦地で厳しい状況が強いられる
 ウクライナの民への厚い想い。一首目は「さぞかし寒かろう」に込められた
 作者の人としての想いが溢れた歌であり、私たちが短歌を詠む原点をも
 指し示す祈りの込められた歌でもあります。
 二首目の歌の語順を変えて少し修正してみましたが、いかがでしょうか。
【ご参考】
 ★うすら陽を浴びて耀よう冬薔薇(ふゆそうび)
          光り放つも か細き蕾


【詞書】最近、ブログ仲間のちわき先生の俳句の本を読んでいます。
     〇粥すする匙の重さやちちろ虫  杉田久女
    この句を読んで・・・、
☆「粥」用い病中を詠む久女かな「匙の重さ」に失意も迫る
【詞書】友人から特大の「紅ほっぺ」というイチゴが届きました。
    問題点∶大と大の遊び、名詞で終わる結句に工夫が入りますか。
☆甘き香の大粒いちご届きたり
       大きな心の友に三拝

                         リコさん

【解説】
 いずれも手堅い詠みとなっていますが、一首目の「失意も迫る」の表現に切迫感が
 感じられますが、少し柔らかに「滲む」と表現してみましたが、いかがでしょうか。
【ご参考】
 ★「粥」用い病いを詠う久女かな「匙の重さ」に失意も滲む

 二首目は「大」の遊びは素敵な試みと思います。ただ、「三拝」につき作者の想いは
 十分に解りますが、少し抑えた表現にして見ましょうか。
 ご存知のように「三拝」は、身・口 ・意の三業 に敬意を表して行う拝礼で、最上級の
 御礼をおっしゃりたいのだと理解しました。その想いを包含しながらもさらりと詠って
 見ましたが、いかがでしょうか。
【ご参考】
 ★甘き香の大粒いちご届きたり
          心に沁みる友の温もり

 新年早々、少し辛口になりましたが、作者の正統な短歌にも学んで参りたいと思います。


【詞書】何年か前の孫娘の成人を迎えての歌です。
    うさぎ年にちなんで一歩でも前に進めたらと思ったことです。
☆シャンパンのグラスたかだか元朝の少女は殻を脱ぎ捨ててゆく
☆おみくじと清めのお砂をいただきて卯年のスタート幸先よろし
☆ぴょんぴょんと跳んで私の雪うさぎ若草踏んでけさの旅立ち

                         夕庵さん

【解説】
 孫娘さんの成人は何よりも嬉しいものですね。「自分の子ども以上に嬉しい」と
 友人はしみじみと語っていました。
 私もだいぶ先になりますが「その時は一緒にお酒飲もうな!」と今年のお正月に
 約束しました。
 三首の歌は、いずれも成人を迎えた孫娘さんへの寿ぎの想いが溢れていて好感が
 持てます。特に一首目の「少女は殻を脱ぎ捨ててゆく」の表現は良いですね。
 少女から大人へ脱皮する眩いばかりの進展。その変化に寄せる危うさを越えた
 期待が余すことなく表現されています。
 なお、聡明な孫娘さんの立場から、大人の入り口に立つ想いを詠んでみました。
【ご参考】
 ★シャンパンのタワーに似たる危うさも 覚悟無きまま おとなになるは



     「山茶花 淡紅」

【詞書】晩年の母が、兄と私と一緒に三途の川を渡りたいと言っていたことなど
    思い出しました。兄は母に先立ち旅立っていました。
☆亡き母の言ひゐし言葉よみがへる一緒に三途の川わたらむと
☆子のことを思ひ寝る間も惜しむごと働きし母まなうらにあり
☆父の愛あふれるほどもありけるは当たり前ではあらざるを知る

                         水仙さん

【解説】
 「親思う心に勝る親心・・・」は吉田松陰の辞世の歌の上の句として知られていますが、
 親は子どもが親を思う心以上に子どもを思っていることを、死を目前とした子供の側
 から思いやる哀しさが切なく響きます。
 見返りを求めずに、ただ子どもが健やかに育って生きていくことを願う、親の深い
 無償の愛は、時代を越えて私たちに伝わってきます。
 作者の父母も、子に注ぐ愛情の深さは他のどなたにも負けないものがあったことと
 思います。そのような深い想いの連鎖の中で私たちは育てられ、また次の世代を育んで
 いくのだと思います。この三首の歌から「命の連鎖」の在り方を改めて学びました。


【詞書】「Blue Moon」 ジャズバーにて三首
☆恋をしたい
  ただそれだけ
   ちょっと疲れたから月でも見に行こうよ
☆君が言ったことまだ考えている
  そんなつもりは…ないよね
   きっと
☆ ジャズが流れる店で
  いつまでも黙っている
   それはそうだねきっと

                         自閑(jikan314)さん
【短歌説明】自閑(jikan314)さんご自身の説明です。
 明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 昔はよく友人とジャズバーで生演奏を聴きながら、酒を飲んだものです。
 英語は何もわからないので、曲のイメージです。紙ナプキンにその時のイメージを
 短歌にいたしました。友人は、何でそんな歌が出てくるの?と聞くが、私にも
 わからないです。

【解説】
 「Blue Moon」との名称のジャズバーは都内でも銀座、高田馬場、新宿等々
 数多ありますが、「生演奏を聴きながら、酒を飲んだ」バーは早稲田への道すがら、
 隠れ家的にたたずむ高田馬場でしょうか。
 その当時から短歌を詠まれていれば筋金入りですね。歳月に磨かれた語彙が光ります。
 二首目は青春の惑いでしょうか。「そんなつもりは…ないよね」と、自らに呟きながら
 私達は大人の階段を上ってきた想いがあります。ジャズの生演奏なんておしゃれですね。


☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
【詞書】引き続き「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
    注) ☆:元歌  ★:返歌

☆冬の陽につつじ一輪帰り花 迷える者の痛み我にも
                         ポエット・M
★冬の陽に帰り咲きゐるつつじ見るわれに躑躅の痛み伝はる
★謂れなき誹謗中傷受けし身は冬の寒さに凍える躑躅
★帰り咲く躑躅は枯れてしまふともまた咲く皐月待つ歳晩は

                         水仙さん

☆初潮のたゆとう果てに聳えいる 富士の雄姿に神々しさも
                         ポエット・M
★横須賀の向かうに見ゆるといふ富士を走水より拝みてみたし
                         水仙さん
★水(みな)走る海の果てなる富士の山 初日に燃える白銀の嶺
                         ポエット・M

☆老人の貌と成り果て執念のピアノを弾くは坂本龍一
                         夕庵さん
★お転婆の域を出でぬは我が短歌「執念の顔」に成りたきものよ
                         リコさん
★情念を鎮め歌詠む日々にあり 秘すれどなおも執念滲む
                         ポエット・M
★情念の埋み火ちろちろ今もなお 捨てがたきかな真珠のピアス
                         夕庵さん
★情念は埋み火なりても燃ゆるもの ピアスに籠る想い今なお
                         ポエットM

☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆


☆海を背に水仙仄かに咲き匂う 潮騒負けぬ 凛々しさを秘め
                         ポエット・M

【解説】
 観音崎の海辺の斜面に、初春の日差しを受け日本水仙の群生が咲き初めています。折から
 北風による潮騒が浜辺に響いてきます。そんな潮騒に抗して風に揺れながらも下向きに咲き、
 仄かな香りを漂わす水仙の姿に寄せて詠ってみました。花はうつむいて咲きながらも陽を
 跳ねるかのように凛と咲いており、その凛々しさに春告げ花の微かな矜持を感じました。



     「咲き匂う 日本水仙」

「五行歌集 ―君へのレクイエム― 」鑑賞 嵯峨吹雪著 (10)
 
 2.鈴蘭哀歌(1)

   鈴蘭の花言葉
      ①君影草(日本) ②聖母の泪(フランス) ③天国への階段(ドイツ)

   谷川の
     宿の憩いの
        つれづれに
       君が求めし
          鈴蘭の花

         今は亡き
           君が旅路に
              購いし
             君影草よ
               鈴蘭の花

                 亡き君の
                   愛でにし花の
                       花言葉
                    聖母の泪
                      鈴蘭の花

         永遠に
           帰らざる君
              鈴蘭の
               聖母の泪
                 我に残して

     鈴蘭の
       花のゆかしさ
          哀しさよ
         そは天国への
           階段とぞや



     「山茶花 白」

【短歌入門・質問・提案コーナー】
 この「水曜サロン」に集う皆様の直近のコメント等に記された、短歌を作るうえでの
 ヒント、質問、諸々の疑問点、さらにご意見等について触れていきたいと思います。
 皆様からのご提案、歌評、さらに素朴な疑問も含めて、コメント欄にお寄せ頂ければ
 幸いです。
 なお、私の「質問への回答」は、あくまでも一つの「解」でありますので、他の回答、
 反論、ご意見等もありましたら、このコーナーで大いに議論して参りましょう。
 それが学びに繋がれば嬉しい限りです。

【サロン参加者からのコメント】前回に続き掲載致します。
 自閑 (jikan314)さんのコメントです。

 正岡子規は、再び歌よみに与ふる書の中で、
 「古今集以後にては新古今稍々すぐれたりと相見え候」と
 言う事で、指折り数える程だがと注文を付けてはいますが、その歌を紹介します。
  ものゝふの八十氏川の網代木にいざよふ波のゆくへ知らずも
                   (雑歌中 柿本人麿 万葉集巻第三 264)
 まあ万葉集にも有る歌ですが。
  鵲のわたせる橋に置く霜の白きを見れば夜ぞ更けにける  (冬歌 大伴家持)
 面白く候。との事。万葉集には無いが、家持集にはあります。
  なこの海の霞のまよりながむれば入日を洗ふ沖つ白波
   (春歌上 後徳大寺左大臣)
 此歌の如く客観的に景色を善く写したるものは新古今以前にはあらざるべくとの事。
  ほの/”\と有明の月の月影に紅葉吹きおろす山おろしの風 (冬歌 源信明)
 これも客観的の歌にてけしきも淋しく艶なるに語を畳みかけて調子取りたる
 處いとめづらかに覺え候。
  さびしさに堪へたる人のまたもあれな庵を並べん冬の山里 (冬歌 西行)
 西行の心はこの歌に現れ居候。庵を並べんといふが如き斬新にして趣味ある趣向は
 西行ならでは得言はざるべく、特に「冬の」と置きたるも亦尋常歌よみの手段に
 あらずと存候。異論は無いですね😃西行は、目の前に有る風景をそのまま読んで
 います。
  閨の上にかたえさしおほひ外面なる葉廣柏に霰ふるなり  (冬歌 能因)
  岡の邊の里のあるじを尋ぬれば人は答へず山おろしの風  (雑歌中 慈圓)
 此種の歌の第四句を「答へで」などいふが如く下に連続する句法となさば
 何の面白味も無之候。
  さゞ波や比良山風の海吹けば釣する蜑の袖かへる見ゆ   (読人しらず)
  神風や玉串の葉をとりかざし内外の宮に君をこそ祈れ   (釈教歌 俊惠)
  阿耨多羅三藐三菩提の佛たちわが立つ杣に冥加あらせたまへ(釈教歌 傳教)
 空前絶後の歌ですね😃

【ネット歌会について】
 「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式ではなく、
 「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」するという自然発生的な
 歌会です。従って掲載された歌の中に自分に響くものがありましたら、それへの
 返歌として大いに詠んで頂き、コメント欄に記入して頂ければ幸いです。
 各位に記入して頂いた短歌を基に、編集し、掲載させて頂きます。
 従って、統一性や「お題」に向けた収斂性には欠けますが、面白いと思っています。
 当面は、手探りでやってみたいと思っています。さらに、良いアイデアがあれば
 各位よりお寄せ頂ければ嬉しいです。


     「日本水仙」

【運営にあたって】 注)文頭から移しました。
 (1) 投稿期間は毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
    なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2) おひとり様 3首まで(1首でも可)コメント欄に投稿願います。
 (3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
   仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4) 投稿頂いた短歌は、そのまま掲載します。皆様から感想等頂ければ幸いです。
 (5) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (6) 掲載順序は、原則本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (7) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
 (8) 最近心無い「スパムメール」等がコメント欄に届いています。
    誠に心苦しいのですが、今後コメントは「許可制」にさせて頂きます。
 (9) 投稿に当たっては、ご自身のブログのアドレス(url)も記入願います。
    ニックネームのみでIDのない方、あるいは匿名の投稿は内容により掲載
    できない場合もありますのでご了承願います。
                     了


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12 コメント

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Unknown (1948219suisen)
2023-01-18 06:05:53
おはようございます。

今週も拙歌を加えていただきありがとうございました。

さっそくですが、またポエット・M様のお歌に返歌させてくださいませ。

☆海を背に水仙仄かに咲き匂う 潮騒負けぬ 凛々しさを秘め

★憂ひつつ春の観音崎に来て日差しを受けるわれは水仙

私のハンドルネームを入れて現在の心境を詠った歌を返歌させていただきました。この歌に詠ったように私も一度水仙を見に観音崎に行ってみたいです。
短歌投稿 (knsw0805)
2023-01-18 07:40:13
Shouさん、おはようございます。
浅間山明鏡止水です。
短歌投稿します。

「詞書」2023年1月8日BSBHK「もういいかい、小椋佳ファイナル」をやっていました。彼は御存じのように「シクラメンのかほり」(歌:布施明)「俺たちの旅」(歌:中村雅俊)「愛燦燦」(歌:美空ひばり)等2000曲以上の作詞を手掛け、作曲、歌手活動と多士済々に活躍されて来ました。彼はこのレコーディングを最後に引退するそうです。小椋佳氏は1944年生まれと私にも年齢が近く彼の作詞を学び直し、ライフワークで週1回程度研究を続けて行きたいと思っています。口語短歌は作詞をヒントに詠んでみました。

「小椋佳ファイナル・開幕の歌」
「年老いて体力の衰え残酷で 誰もが通る喜寿の坂道」

「愛燦々」
「人生は過去と未来が交差して 不思議さと嬉しさを味わう」

「俺たちの旅」
「青春は痛すぎるほど儚くて たどりつけなく続いているも」

参照
https://www.uta-net.com/movie/323112/
https://www.uta-net.com/song/71720/
https://www.uta-net.com/song/72421/
Unknown (夕庵)
2023-01-18 10:09:56
ポエットMさん
おはようございます。

孫娘の旅立ちを華やかなシャンパンタワーの
危うさに例えられ納得しました。
ありがとうございました。

☆海を背に水仙仄かに咲き匂う 潮騒負けぬ 凜々しさを秘め     ポエットMさん

崖下に寄せる波の響きにも負けないのは水仙だとしたら字余りでも潮騒(に)としたらと思いましたがどうでしょうか?

水仙の返歌です。
よろしくお願いします。

★ひややかな水仙匂う風の道 やさしくなりて見舞う 弟よ          夕庵

体調を崩した弟のお見舞いに行くときの心情です。
子規 (チョウキチ)
2023-01-18 11:31:25
ほの/”\と有明の月の月影に紅葉吹きおろす山おろしの風 (冬歌 源信明)
 これも客観的の歌にてけしきも淋しく艶なるに語を畳みかけて調子取りたる處いとめづらかに覺え候。

 繰り返しにも無駄がないと感じます。子規のコメントにも同感です。
Unknown (夕庵)
2023-01-18 18:26:07
ポエットMさん
水仙の歌
負けないのは潮騒の凜々しさとしたら
(に)はいらないですけど・・
水仙を主と解釈しました。
よろしくお願いします。
水仙さんへ (ポエット・M)
2023-01-18 21:03:38
水仙さん こんばんは。
早々に返歌頂きありがとうございます。
この瞬発力にはいつも学ばせて頂いています。

うつむいて咲きながらも、凛とした風情を漂わせ仄かな香りと共に春を呼ぶ水仙の
姿にいつも惹かれています。
そんなイメージを持つ「水仙さん」のハンドルネームは大切になさってください。

観音崎は県立公園ですが、70m近い丘陵に建つ灯台と深い森、草原、さらに海を従えた
変化にとんだ植栽とお花畑も備えた豊かな公園であり、徒然によく訪れています。

機会があれば是非訪れて頂ければと思います。花の広場に河津桜の咲く今の時期は富士山が
くっきりと見え良いものですが、5月から7月にかけて紫陽花や山百合が咲く頃が一層魅力的
かと思っています。ただ、結構きついコースもありますので、コース選択は大切です。

本年も宜しくお願い致します。
Kenさんへ (ポエット・M)
2023-01-18 21:10:11
Kenさん こんばんは。
いつも早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。

小椋佳氏は「もういいかい」で「この国はいい加減が大事、神と仏とキリストないまぜ、
平等理念に背く憲法、信頼する政治家には会わずじまい」と歌っていますが、かなり本質を
着いていますね。かつて「詩人の感性は物の本質をズバリと看破する」と
申しあげた記憶がありますが、彼の歌詞には小気味の良いほど本質が表現されていますね。

そんな彼の詞に私も学んで参りたいと思っています。
三首目の「青春は痛すぎるほど儚くて」は良い表現と思います。仙台育英・須江航監督の
「青春って、すごく密なので」との心に刺さる言葉もありますが、瞬く間の季節ですが、
儚くも、それだけ密度の濃い日々であったと思っています。

Kenさんの、それぞれの詠歌をじっくり鑑賞させて頂きますね。
本年も宜しくお願い致します。
夕庵さんへ (ポエット・M)
2023-01-18 21:14:19
夕庵さん こんばんは。
早々に返歌を頂きありがとうございます。

なお、「字余りでも潮騒(に)としたら」とのご指摘は、全くその通りですね。
字余りを避けようとして、意味不明の表現となりましたね。「水仙を主」として
「に」を追加したいと思います。次の通り訂正させて頂きます。
☆海を背に水仙仄かに咲き匂う 潮騒に負けぬ 凜々しさを秘め ポエット・M
★ひややかな水仙匂う風の道 やさしくなりて見舞う 弟よ   夕庵さん

本年も宜しくお願い致します。
Unknown (I.SATO)
2023-01-20 21:30:46
ポエット・Mさん>歌評有り難うございます。家庭学校のことをいろいろ調べてくれたのですね。
学校を訪ねたこともありました。
よく働き、よく食べ、よく眠る、
というのが教育方針でした。
富岡幸介が巣鴨から北海道に校舎を移転する時に、大地を覆う雪が決め手だったようです。
慧眼ですね。
I.SATOさんへ (ポエット・M)
2023-01-21 20:26:44
I.SATOさん こんばんは。
ご丁寧なコメントを頂きありがとうございます。
留岡幸助が創設した「家庭学校」を訪ねられたとのこと。この行動力がI.SATOさんの
真骨頂でもありますね。

留岡幸助は、松尾芭蕉の「此道や行く人なしに秋の暮れ」という句を好んで口ずさんだと
伝えられています。留岡の生涯は、単に比喩的な意味にとどまらず、北海道をはじめ日本の
各地を足繁く訪れ、先人たちがまだ踏み入れたことのなかった少年の教育感化事業、
監獄改良事業等に足を踏み入れ、自ら新しい道を造っていった生涯と言われていますね。
「北海道に校舎を移転」も、その「新しい道」の一つかも知れませんね。

「よく働き、よく食べ、よく眠る」は人が生きていくうえで、最も大切なあり方と私も
思います。彼の歩みには学ぶもの大と考えています。
これからもよろしくお願いします。

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