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四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

「観音崎フェスタ」へ

2023年11月11日 13時19分41秒 | お出かけ

 散策で時々訪れる観音崎公園。ここで昨年に続き今年も「観音崎フェスタ」が行われるとのことで先週末細君共々行って参りました。昨年はコロナ禍でもありましたが、3年ぶりに規模を若干縮小して行われましたが、今年は本来の規模で行ったとのこと。この観音崎フェスタは、当初親子で楽しめるイベントとして開催され、今年度で21年目を迎えます。

     「観音崎フェスタの会場 外観」

 観音崎園地をメイン会場として、日本舞踊・民謡、横須賀出身のアーティスト、鴨居小学校ソーラン踊り、アイドルユニットなどの舞台アトラクションをはじめ、スタンプラリー、観音埼灯台特別公開などの催しのほか、地元町内会・自治会を中心とした模擬店も並び、多くの方々が集い楽しんでいました。
 また、メイン会場の裏側に位置する「たたら浜エリア」では、メイン会場と無料バスでつなぎ、観音崎自然博物館の催しと合わせて、たたら浜会場を盛り上げていました。

    「芝生広場に咲く コスモス」

 前回の経験から、駐車場が満杯になる前にとのことで9時過ぎに家を出ましたが、着いたときには既に3分の2は車で埋まっていました。着いてすぐにイベントは開始になりました。
先ずは、模擬店を一回りして昼食となる焼きそばや総菜類を購入し、舞台のセレモニーを少し聞きながら灯台クルーズの乗船場へ回りました。既に乗船する方がかなり集まっていて10時出航とのこと。チケット2枚を購入して少し待っていましたが、ほどなく出航となりました。

     「観音崎クルーズ船」

 いつも散策している、観音崎灯台、たたら浜、東京湾海上交通センターのタワー等を、海から初めて眺めることができました。観音崎の景観と歴史等に触れた詳しい説明もあり20分ほどの乗船でしたが、十分楽しめました。殆どの方は2階のデッキに上がっていましたが私たちは下で座って海を眺めつつ、写真撮影も楽しみました。
クルーズの後、すぐ近くにある横須賀美術館に向かいました。ここは観音崎フェスタに合わせて無料開放とのこと。美術館には最近あまり立ち寄らなかったので、この際にとのことで入館してみました。

     「観音崎たたら浜側から 東京湾を望む」


     「海から見る 観音崎灯台と東京湾海上交通センターのタワー」

 常設の絵画展は幾たびも鑑賞していますが、今回は「ロイヤルコペンハーゲンと北欧デザインの煌めき」と銘打った特別展の開催中でした。ロイヤルコペンハーゲンの陶磁器は他の美術館等でも見てきましたが、今回はそれだけでなく銀器、ガラス器等々と北欧デザインの魅力がたっぷりと詰まった作品に触れることができました。
箱根にある「ガラスの森美術館」とは趣きも、作品数も異なりますが、完成度の高い、意匠を凝らしたガラス器の素晴らしさに感動しきりでした。残念ながら館内は撮影禁止で、写真は撮れませんでした。
その後常設の絵画を見て、地域の先輩でもある島田 章三氏の絵画に対面し、その迫力を改めて感じた後、美術館を後にしました。

     「横須賀美術館」

 ちなみに、美術館に併設されたレストランは美味しいと評判で、平日でもランチを楽しむ人たちで賑わっているのですが、当日は10時過ぎなのにほぼ満席で、美術館を出る頃はさらに長い行列ができていました。その後はメイン会場のイベントが海辺で開催されているのでそこに足を運びました。

      「美術館併設のレストラン」

 午前中は横須賀出身アーティストや、アイドルユニットの歌と踊りでしたが、それぞれ追っかけのフアンが大勢いるらしくその人たちの応援の声が海辺に木霊し、舞台と一体となり盛り上がりとても楽しそうでした。

     「アイドルユニットの歌と踊り(1)」

午後は地元の子供達や大人の日本舞踊・民謡、ソーラン踊りなどがあるようでしたが買い求めた昼食を、広場の芝生で頂き帰路につきました。

     「アイドルユニットの歌と踊り(2)」

 駐車場に向かって驚いたのは、駐車場の空き待ちで何台も行列し待っていたことです。1台出ると1台は入れるので私たちもスムーズに駐車場を後にしました。イベントは午後3時半迄続くので、これから来る方もかなりの数と思いました。久しぶりのイベントでしたが秋の陽ざしの下、たっぷり3時間ほど十分楽しめました。  了

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「秋のローズフェスタ」へ

2023年10月22日 07時32分35秒 | お出かけ

 昨日、10月21日から22日の二日間にわたって「2023 秋のローズフェスタ」が開催されるとのことで、細君共々横須賀ヴェルニー公園へ散策を兼ねて行って参りました。ここは、私のブログでも度々触れてきましたが、洋風東屋や噴水が配置されたフランス庭園様式を取り入れ、幾何学的に整えられた公園です。

     「薔薇 プリンセスアイコ」

 花壇には130種1400株のバラが彩りを添え、横須賀本港の海を眺めながらのんびりしたひと時を過ごすことができる場所でもあります。また、園内にはさくら広場が2ヶ所あり、「よこすか近代遺産ミュージアム ティボディエ邸」、さらに、正岡子規の文学碑など石碑も多く、見どころが多い公園となっています。

   「ヴェルニー公園の景観 中央の建物がティボディエ邸」

 秋バラの季節に合わせた「ローズフェスタ」でしたが、秋薔薇の大半は最盛期を既に過ぎ、散り際のものが多く少し残念な思いが致しました。それでも、秋日和に誘われ「カレーフェスティバル」等も同時に開催されていることもあり、かなりの賑わいでした。ちなみに、私たちは「ヨコスカ海軍カレー四種盛り」を美味しく頂きました。

     「ヴェルニー公園 入口」

 昨日21日は、バラ苗販売、マルシェ、キッチンカー、てまわしオルガン、音楽イベントなどが開催されていました。特に第7艦隊音楽隊「湘南ブラスクインテッド」、アンサンブルサミットからLA SEÑASの演奏などへの期待の声が多く聞かれました。開催時間との関係で私たちはスルーしたため聞くことは出来ませんでしたが、会場では多くの方が準備に追われている印象でした。

     「薔薇 パパメイアン」

 また、洋風東屋ではピアノ演奏がすでに始まっており、多くの方が聴き入っていました。
ワークショップでは、一般社団法人世界押し花芸術協会の協力により「押し花ワークショップ」も開催され、ここも多くの人だかりがしていました。なお、日本を代表する押し花アーティスト、杉野宣雄氏の作品も見ることができました。

     「薔薇 ブルームーン」

 咲き残る薔薇をデジタル一眼レフカメラで撮影しながら、園内を散策しましたが歩数は7,000歩強でした。撮影した薔薇のうち何枚かを掲載致しましたのでご覧頂ければ嬉しいです。

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「海と夕日の湯」へ

2023年07月08日 12時00分14秒 | お出かけ

 去る5月、リニューアルオープンした「ソレイユの丘」公園に、細君共々訪れた旨の
記事を掲載しました。その際時間帯が合わずに断念した
「海と夕日の湯」に、過日
ウイークデーに訪れてみました。

      「クチナシの花 八重」

 この公園は、前にもこのブログでも触れましたが、横須賀市西部、長井地区の
小高い丘に位置し、21.3haの広大な敷地の中で食や農業、クラフト、
動物との
ふれあいなどが体験できる公園です。公園のプロデュースも
「日比谷花壇」が担い、
運営主体も変わったとのことで、新設の
アクティビティ等もさることながら、
庭園の植栽のイメージもかなり変った
との印象がありました。

     「ソレイユの丘の入り口」

 今の時期、庭園はシャーレーポピー、ルピナス等がおわり、向日葵等が植え付け
られていましたが、開花には未だ時間がかかりそうで、少し寂しい
様子でした。
絶景とスリルを味わえる新設された高さ約15mのアスレチックタワーから飛び立つ
ジップラインは依然として人気が高く、当日はウイークデーにも
かかわらず何人かの
人たちが行列し、空を飛翔していました。

植物園等、園内をすこし散歩した後で、15:00オープンの今日の目的地「海と夕日の湯」
に向かいました。

     「アスレチックタワー この最上階にジップラインがあります」

     「ジップラインを飛翔する人」

 「海と夕日の湯」は施設的には大幅なリニューアルはなく、かつての施設を
そのまま使い、鏡、サウナの内装、アメニティー等がかなり充実していました。
かつてあったシニア割引はなくなりましたが、施設の内装が充実した分満足度は
上がったと思っています。

     「海と夕日の湯」の外観

内湯の他にも寝湯や腰掛け湯、さらに二つの露天風呂と、ゆったりくつろぐには
十分な施設と感じています。
当日は梅雨特有の、雲が低く垂れこめるあいにくの天候でした。本来なら露天風呂
から富士山が望め、眼下の荒崎海岸の蒼い海原も、鈍色に覆われ絶景
には程遠い
ものでしたが、それなりに楽しめる景観でした。

     「晴れの日の荒崎海岸 雲の一角に富士山がのぞく」

 細君と出る時間をあらかじめ決めていましたが、サウナと露天風呂を往復し
ゆったりとしたひと時を過ごすことがことが出来ました。このところ年度初めの
ボランティアの日程も立て込み、その合間に水泳や地域のスポーツ大会等に
老骨に鞭打ってきた疲れも確実にあり、それが少しほぐれていく感覚もあり、
久し振りの「命の洗濯」の良さを味わいました。

     「ソレイユの丘の体験施設と、観覧車」

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ジャカランダの花

2023年06月11日 07時52分48秒 | お出かけ

 6月8日に関東甲信地方は梅雨入りとなりましたが、活発な梅雨前線の影響による各地での
風雨被害報道に接し心が痛みます。

     「梅雨晴れに咲く アジサイ」

 昨日は雨もなく、ジャカランダの花が見ごろとの情報を頂き、細君共々見に行ってきました。
実は、神奈川歯科大学「ジャカランダフェスティバル」が、本日6月11日に開催を予定されて
いましたが、生憎この日は団地の自治会行事の「草取」が予定されていますので、そちらを
優先しました。
 ご存知の方も多いと思いますが、ジャカランダはノウゼンカズラ科で、火炎木、鳳凰木と
並んで紫雲木と呼ばれ、世界三大花木のひとつとされています。

     「ジャカランダの花」

 コロナ禍前は結構頻繁に見学に訪れていましたが、久しぶりの訪問でしたので歯科大は
病院を新規に建て替え中ですっかり様変わりしていました。入口で名前を記入し構内に
入って久し振りにジャカランダを見ることが出来ました。
 花は正に満開の状態で紫の花群れが霞のように揺れていました。折からの曇り空ですので、
写真はイマイチですが何枚かスケッチさせて頂きました。
構内では「ジャカランダフェスティバル」の準備のため、多くの方が忙しそうに立ち
働いていました。

     「神奈川歯科大とジャカランダ」


     「ジャカランダの花」

 その後、近いので三笠公園に立ち寄り、猿島航路のチェックを行いました。五月連休中に
息子たちが行きたいと言っていましたが、三時間待ち等であきらめましたが、今日も満席
状態との事で、相変わらず人気のようでした。乗船料は往復で大人2000円とのこと。
出航する船を見送りながら、隣にある「ポートマーケット」へ寄ってみました。

     「三笠公園」


     「さる島航路 シーフレンド」


     「ヨコスカポートマーケット」

 ここも、土曜日とのことで相変わらず混雑していました。人気も一過性でなく確実に
リピータも増えているようで、かつて関りを持った一人として少し安心しました。

     ヨコスカポートマーケット内 市場
細君も、お腹が空いてきたとの事で、今回はお弁当を買って海を見ながらテラス席で
昼食をとり少し休んでから家に戻ることにしました。外の駐車場には「はとバス」等が
4台ほど並んでいました。他県からの観光客もあり嬉しい限りです。
 この日は散歩も兼ねて少し歩きましたので、歩数は…10000歩を越えていました。

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「鎌倉散策食事会」へ

2023年06月05日 12時15分18秒 | お出かけ

 六月第一週に日本列島をかすめた台風二号。その影響で6月2日から3日にかけ、列島各地を殺人豪雨が襲いました。6月4日現在の情報では、愛知県と栃木県で2人が死亡し、5人が行方不明となりケガ人は10都県で35人にのぼるとの報道があります。気象庁によると、24時間の降水量が過去最高を記録したのは静岡、愛知、三重など8県23地点になったとのことです。
 命を落とされた皆様のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様に心からのお見舞いを申し上げます。

 このような状況下、以前から企画されていた同窓会有志による「鎌倉散策と食事会」が2日(土)の11:00に開催されました。事前の報道では、大雨の中との状況もあり中止も検討されましたが、幹事判断で強行されることになりました。11:00にJR鎌倉駅に、総勢10名が集合しました。食事の時間まで、2時間ほどの間があり、折から天候も回復し小雨になってきた中、段かずらを経由し、先ず鎌倉八幡宮へ向かいました。ここでは、このような天気にも関わらず、観光客も含めてかなりの人数が参拝に列をなしていました。

     「鎌倉 八幡宮」


     「鎌倉 小町通り」

 今回は、混雑が予想される小町通りは避けて、今日の目的の一つ鎌倉路地散策と穴場寺院探訪です。川喜多映画記念館を横目に鎌倉で唯一の尼寺、英勝寺へ向かいました。ここは徳川家ゆかりの寺で山門、鐘楼、祠堂、祠堂門、仏殿と重要文化財が目白押しとのこと。更に奥には見事な竹林や山の岩盤を削った見所が沢山あり、季節柄アジサイもそこかしこに咲いておりました。

     「英勝寺 山門」

 続いてお隣の寿福寺に向かいました。ここは鎌倉五山のうち第三位の禅寺です。寺内は拝観できませんが総門から中門までの参道は、桂敷きと言う石畳と、苔むした参道、緑の木立とで落ち着いた鎌倉らしい雰囲気に満ちていました。

     「寿福寺 参道」

 予定の散策路地はさらにあったようですが、昼食予約時間となり、もう一つの目的の食事会場「あら珠」へ向かいました。お店は鶴岡八幡宮前の和食処でおしゃれな素敵なお店です。早速入店、先ずは生ビールでカンパーイ!!。テーブルいっぱいに並んだ懐石料理に舌鼓を打ちながら、先輩後輩も忘れ会話が弾みました。

 気が付けばお店の中庭に、台風一過の日が差し込みとても素敵な雰囲気です。時間はかなりオーバーしたようですがあっという間の一時でした。今回は「新緑鎌倉散策食事会」と銘打った同窓会の任意参加交流会でしたが、参加者大満足のうちに終わりました。

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「ソレイユの丘」公園へ

2023年05月27日 13時27分08秒 | お出かけ

 今年4月に、「遊び愉しみ尽くせるエンターテイメントパーク」をコンセプトに、
リニューアルオープンした「ソレイユの丘」公園。

     「薔薇 ラブミーテンダー」

この公園は、前にも少しこのブログでも触れましたが、横須賀市西部、長井地区の
小高い丘に位置し、21.3haの広大な敷地の中で食や農業、クラフト、動物とのふれあい
などが体験できる公園です。
公園の運営会社も変わったとのことで、新設の施設もさることながら植栽のイメージも
かなり変ったとの印象がありました。

     「ソレイユの丘公園 入口とポピー園」

 ゴールデンウイーク中は、駐車場への待ち時間が3時間との報道もあり、敬遠して
いましたが少し落ち着いてきたとの情報もあり、先日細君共々行ってきました。
自宅を出る時は久しぶりの快晴で富士山もくっきり見えていましたが「ソレイユの丘」に
つくと富士山はすっかり雲に覆われていました。ポピー園からの富士山の撮影を期待して
いましたが、あきらめざるを得ませんでした。

     「アスレチックタワーとポピー園」

 今の時期シャーレーポピー、ルピナス、ヤグルマソウ等が盛りは過ぎたものの未だ咲き
残っていました。
また、絶景とスリルを味わえると言われる高さ約15mのアスレチックタワーと、そこから
飛び立つジップラインが新たに設けられており、すでに何人かの人たちが挑戦し、空を
飛翔していました。

     アスレチックタワーから飛び立つジップライン

人気のキャンプ場にはグランピングや新サイトが追加された「CLIF広場」が設けられ、
宿泊スタイルの幅が広がり、さらにオートキャンプサイトもあり、こちらへも回って
みました。ウイークデーにも関わらず、かなりの方がキャンプやバーベキューを楽し
まれていました。

     「グランピングサイト」


     「CLIF広場」

 楽しみにしていた温浴施設「海と夕日の湯」は15:00からオープンとのことで、待ち
時間が半端でなく今回はパスしました。
園内を一周したことで6,000歩を越えての散歩となりましたので、休憩を兼ねて
カフェレストランで軽く昼食をとりました。
今度は子どもたち家族と来ようと、細君と話しつつ帰路につきました。

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溢れる命の象徴

2023年05月14日 13時51分13秒 | お出かけ

 横須賀駅の脇に広がるヴェルニー公園では、5月3日(水)~5月28日(日)を
ローズフェスタと銘打ち、園内芝生広場が開放され咲き誇る薔薇を愛でつつ様々な
イベントが行われています。そんな中、過日細君と共にヴェルニー公園を訪ねてみました。

     「青薔薇 わたらせ」

 前にもブログで紹介させて頂きましたが・・・、この公園は、幾何学的なフランス式
庭園の形式に沿ってつくられており、フランス式花壇を中心として美しく管理された
約1,300株の薔薇が楽しめます。
 薔薇苑と、米軍、自衛隊の艦船が海を挟んで同居する不思議な空間でもありますが、
ピースと命名された薔薇も咲き誇り「日本の縮図」的な場所との印象があります。
訪ねた日は散り際の薔薇も多数見られましたが、それでも咲き盛る花も多数見られ
デジイチスケッチをして参りました。

     「薔薇と艦船」

 「五月の薔薇」と言えば、ウイリアム・シェークスピアの四大悲劇のひとつとされる
戯曲「ハムレット」のあの有名なせりふが浮かびます。
  「ああ五月の薔薇よ!かわいい乙女、やさしい妹、うるわしいオフィーリア!
   神様、うら若い乙女の心が・・・、こうもはかなくても良いのだろうか」
これは妹オフィーリアの自死を悼む、兄レイアティーズの言葉ですが、ここでの
薔薇は、はかない命の象徴として登場しています。
 シェークスピアがバラに特別な思いを寄せていたのは確かなようです。ある
英文学者の研究では、詩を含めたシェークスピアの全作品に登場する植物
約百五十種のうち、バラは約百回で最多。二位のユリの二十六回、それに続く
スミレなどを大きく引き離しているとのことです。

     「薔薇 プリンセスアイコ」

 そんな想いを抱きながら、咲き誇る薔薇を見つめていると「はかない命の象徴」と
言うよりは、五月の陽光の下で、溢れる命の象徴としての薔薇を感じてしまいました。
散り際の美を示す桜とは異なり、咲き満ちる美しさをことさらに示す薔薇の力強さを
改めて感じました。

     「薔薇 つるゴールドバニー」

 細君と共に薔薇園を散策しながら、薔薇のデジイチスケッチを重ねましたが、この
公園には、先に紹介した施設や、オブジェの外に、多くの施設があり、そのうちの
幾つかを
紹介したいと思います。

 先ず、正岡子規の文学碑が公園の入り口近くにあります。文学碑には
 「横須賀や 只帆檣の 冬木立」
と書かれています。
明治21年(1888年)8月、正岡子規は夏季休暇を利用して、友人と汽船で浦賀に着き、
横須賀・鎌倉で過ごしたようです。碑の句は横須賀港内に連なる帆檣(帆柱のこと)の
印象を詠んだもので、句集「寒山落木」に収録されています。

     「正岡子規の文学碑

 次に、よこすか近代遺産ミュージアム ティボディエ邸、横須賀製鉄所副首長ジュール・
セザール・クロード・ティボディエの官舎で、1869(明治2)年頃に建築され、2003
(平成15)年の解体時まで本州最古級の西洋館でした。
このミュージアムでは、その小屋組みを移設した実物展示のほか、日本近代化の礎と
なった横須賀製鉄所の歩みなどを展示しています。

    あずまや横の中央の建物が「よこすか近代遺産ミュージアム ティボディエ邸」

さらに、今年、2023年1月15日に公園内にオープンした本格イタリアンレストラン
「AMALFI Marina Blu」があります。隣に立つティボディエ邸の景観と調和した
木造瓦葺2階建てで、横須賀本港を一望する絶好のロケーションを楽しめるレストランで、
休日は等は混雑を極めています。

     イタリアンレストラン「AMALFI Marina Blu」


     「薔薇 ピース」

薔薇「ピース」は終戦の1945年に作出され、世界平和を願って名付けられた、平和の
シンボルともされる品種です。また世界バラ会議において、初代の「殿堂入り」を果たした
名作としても有名で、この薔薇苑でもかなりのエリアを占めて植栽されています。

このほかにも多くの薔薇が咲き満ちていますので、折をみてお訪ね頂ければ嬉しいです。

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誕生祝いの旅

2023年04月29日 16時34分12秒 | お出かけ

 四月は細君の誕生月で、しかも節目の年となりました。その祝いをメインに郷里の
墓参をセットし二泊三日の旅行を次男夫婦が計画してくれました。
次男の仕事の関係から週末ではなく、ウイークデーの旅となりましたので、道路も
宿もそれほどの混雑はなく比較的スムーズに過ごすことが出来ました。

     「咲き競う ヤマボウシ」

 細君の故郷である埼玉県熊谷市に我が家の車で向かい、高速道路も比較的順調で
正午近くに熊谷に到着しました。最近開設された「ふかや花園アウトレット」に、
細君の誕生祝いの品を求めて向かってみました。
ここは、アルマーニ、ポロラルフローレン等のブランドを中心に133店舗が出店し、
さらに飲食・食物販店舗が40店舗と、個性豊かな地元グルメが品揃えされていました。
細君の誕生祝として衣料品やバック関連の店を回ってみましたが…、あるブランドの
ワンピースで気に入ったものがあったのですが、予算との兼ね合いで今回はパスし、
別途購入としました。

     「ふかや花園プレミアム・アウトレット」の景観

 今回の旅は、細君の姉夫婦にお会いすることも目的の一つでしたが、義姉のご主人は
手術後の体調も回復され元気な様子にホッとしたところです。その後義姉と共に
熊谷市にある霊園へ墓参に向かいました。

     「霊園の景観」
墓参の後、いつも定宿としているキングアンバサダーホテルのスイートへチェックイン
しました。

   「キングアンバサダーホテル」の部屋(部分)

軽く休憩した後、最近開店され評判の良いとされるレストランに誕生祝いの席を設けました。
ここも次男夫婦がセットしてくれて、店の雰囲気も女性客が七割を占めているとの評判通り、
おしゃれな中にもくつろげる素敵な空間でした。お料理も創作料理を中心に和洋折衷ながら、
地元の野菜をふんだんに使ったもので、味も、内容も口コミ以上のものでした。
ビールとワインで祝いの乾杯の後息子夫婦から細君への誕生日プレゼントがありました。
昨年からその種の祝いは一切要らない旨、息子たちには伝えていましたが、「うちの嫁さん
から是非に・・・」との息子のコメントもあり、細君は恐縮しつつ嬉しそうに受け取りました。
そんな一幕も含めて、お酒は控えめにしながら、ゆったりとした語らいのひと時を持つことが
出来ました。

 翌朝は早めにホテルで朝食を済ませ、一路長野を目指しました。この日は天候も良く新緑に
萌える森と山脈の景観を楽しみつつ、関越高速道路等を疾走しました。運転は次男が比較的
安全運転を心がけてくれました。
佐久平インターで降りた後、イオンモールに寄り墓参に必要なお花等を購入し、アウトレット
で購入できなかった細君の誕生祝いを探しました。たまたま立ち寄ったお店にデイスプレー
されていたワンピースが、一目で気に入ったとのことで即決めました。そのブランドは息子
たちも比較的気に入っているとのことで購入しラッピングして頂きました。

 その後、ブログ友が時々行かれているという「ココラデ 御代田店」へ向かい昼食をとりました。
幾つかのパンを購入し、浅間山の雄大な景色を楽しみつつ、イートインのテラス席で頂きましたが、
細君は「フルーツサンド」が美味しかったと言い、息子のお嫁さんは「いちごデニッシュ」が
美味しかったと言っていました。サービスのコーヒーも中々美味しく、ブログ友の選択眼の
高さに感謝した次第です。

     「ココラデ 御代田店」の全景

 その後、実家に寄り兄夫婦と会話し墓参に向かいました。兄夫婦も昨年から大きな手術を
行いようやく体調が回復してきたとの事でした。顔色も良く、庭の草木も十分に整えられて
いた様子から、日常的な生活は出来ているようで、元気そうにしていることも確認でき
安心しました。

 当日の宿泊は、『シャトレーゼ ガトーキングダム小海』を予約していましたので、
そのチェックインと、「ウェルカムスイーツビュッフェ」に間に合うようにと、墓参の後
即向かいました。

     シャトレーゼ ガトーキングダム小海」全景 ネットより借用しました。

このホテルは 標高1,450mの高原に位置する「天空のリゾート」と言われている所です。
「ウェルカムスイーツビュッフェ」は各種のスイーツとコーヒー、紅茶、ソフトドリンク
等が豊富に用意され、ゆったりとしたレストランで、芽吹き始めた白樺林を眺め、
くつろぎながら楽しく美味しいひと時を過ごすことが出来ました。

 夕食前のひと時を、天然温泉の露天風呂で過ごすこともできました。生憎このころから
雨模様となり露天風呂も雨降りでしたが、それはそれで楽しむことが出来ました。
夕食は生ビールで乾杯の後、バイキング方式の料理と、シャトレーゼ直営のスイーツも
豊富で女性陣には嬉しいメニューと感じました。料理は和食も、洋食も素材を十分吟味した
後が感じられ「信州サーモン」等をはじめ、地元の上質な食材が豊富に用いられていました。
ホテルの料理長の技と、意気の感じられる美味しい料理を十分堪能することが出来ました。

     シャトレーゼ ガトーキングダム小海 レストラン

 翌朝は、朝一で露天プロに向かいましたが、雨がかなり降ってきて、文字通り雨に叩かれ
ながらの土砂降りの風呂浴びでした。
予報ではかなりの降雨との事でしたので、山梨県の観光は予定を変更し「清里」のみと
しました。そこは、かつて訪れた時の高揚感に満ちた「高原のリゾート地」とのイメージは
なく閉鎖されたお店も多く、かなりの「ゴースト化」が進んでいるとの印象でした。
「清泉寮ファームショップ」で、寒いながらも名物のソフトクリームを頂きながら、
いくつかのお土産を求めて、帰路につきました。

     濃霧に包まれる「清泉寮ファームショップ前の景観」

誕生祝を兼ねた今回の旅は格別なものと改めて感ずるとともに、企画し実行してくれた
息子夫婦に感謝した次第です。また、久しぶりに会う家族の元気な様子も確認でき、
故郷の良さと、高原の景観と温泉ホテルの良さを改めて感じる良い旅になったと、
しみじみと思っています。

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一年が経過

2023年02月24日 17時20分40秒 | お出かけ
 昨年の2月24日、ロシアによるウクライナへの侵略から一年を経過しました。
国際法と国連憲章にも違反するプーチン大統領の始めた戦争は、民間施設への無差別な攻撃や虐殺とともに市民の犠牲が依然として増え続けています。その間にウクライナに撃ち込まれた5,000回のミサイルと、3,500回の空爆等により、昨年12月のウクライナ政府の発表では、市民の犠牲者は2万人を遥かに超えたと言われています。また、市民が無差別に殺戮されるのみならず、多くの尊い文化的遺産も含めて灰燼と化しました。

 朝日新聞の報道によると、193カ国で構成される国連総会は2月23日、ロシア軍に「即時、完全かつ無条件の撤退」を要求し、「ウクライナでの包括的、公正かつ永続的な平和」の必要性を強調する決議案が、141カ国の賛成で採択されたとのことです。反対はロシア、ベラルーシなど7カ国で、決議に法的拘束力はないとの事ですが、ウクライナ侵略から1年が迫る中、国際社会の中でロシアの孤立化が一層浮き彫りになっています。

 未だ酷寒の地で明日の命も解らぬ中、懸命に日々を生き抜くウクライナの人々の存在に、想いで寄り添いながら、私たちは自らできる事を果たすとともに、プーチンへの抗議の声を引き続き上げていきたいと思っています。

 こんな想いを抱えながらも、光の春に導かれ先週の三浦海岸駅に続いて、観音崎公園の河津桜と菜の花を見に細君共々出かけてきました。観音崎公園については、このブログで度々紹介させて頂いていますので、ラップする部分もあるかと思いますが、少し紹介させて頂きます。

 この観音崎公園は70.4ヘクタール、東京ドーム15~6個分の広さがあり、歴史・文化・自然・海と恵まれた公園であり、コロナ禍の前は、年間65万人の方々が訪れています。

 また、丘陵頂上の「花の広場」は河津桜に始まり、ポピー、紫陽花、山百合、コスモス、皇帝ダリア等々の四季折々の花が咲き、市民にとっても記憶に残る、感性を震わす大切な場所でもあります。
さらに、桜は2月上旬開花のカワヅザクラ(河津桜)に始まり、ヨウコウザクラ(陽光桜)、ジンダイアケボノ(神代曙)、ソメイヨシノ(染井吉野)、オオシマザクラ(大島桜)、ヤマザクラ(山桜)、ヤエザクラ(八重桜)等が4月下旬頃まで,次から次へと咲く文字通り「桜の園」でもあります。



 今回私たちが訪ねた時は、河津桜と菜の花、さらに、これらとコラボし、地元町内会や学校・幼稚園等が製作した案山子と鴨居中学校美術部の作品が展示されていました。

 河津桜は、ほぼ7分咲きの見ごろで、薄紅に匂い立つ桜を堪能することが出来ました。当日は先週の三浦海岸同様に寒冷前線下の寒さも厳しい折で、写真に夢中になって細君を置いてけぼりにし、待ちぼうけさせ寒い思いをさせてしまいました。そのため、すっかり体調を狂わせてしまった細君に、お詫びする結果となりました。
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「三浦海岸桜まつり」へ

2023年02月19日 06時15分38秒 | お出かけ
 三浦半島でいち早く春を告げる風物詩「三浦海岸桜まつり」が行われているとのブログ友からの情報があり、一昨日細君共々行って参りました。晴天に恵まれたものの今月最低気温とのことで、吹く風と共に凍えるほどの寒さでした。

     「三浦海岸桜並木の 咲き初める河津桜」

 「三浦海岸桜まつり」は2月5日(日)から3月5日(日)まで催される予定とのこと。なお、開花状況で期間延長の場合があるようです。この祭りは、「三浦海岸まちなみ事業協議会」の主催で、今年で19回目となるとのことです。
 会場となる三浦海岸駅前から小松ヶ池公園までの京急沿線の歩道約1kmには、早咲きで知られる1千本ほどの河津桜と菜の花が、如月の風に負けずに健気に咲いています。

     「三浦海岸桜並木 二分咲の河津桜」

 この河津桜は「まちなみ事業協議会」メンバーが1997年、静岡県河津町に赴き当時は門外不出だった河津桜を「まちおこしのためなら」と、現地の事業者から苗木を分けてもらい植樹したことから始まったようです。ここは県内でも有数の花の名所として、毎年30万人を超える方が集まる桜の名所となっています。

 以前は車で行っていましたが、駐車場もかなり制限もあり、時間の制約もあるため思い切って電車で向かいました。三浦海岸駅前の河津桜は一分咲で大半が蕾の状態でした。お店もかなりの数が出ていましたが、帰りに寄ることにして、桜並木に向かいました。
 こちら京急沿線の河津桜は二分咲の状態でしたが、菜の花はかなり開花していました。開花した河津桜を見つけ、菜の花と共にデジイチスケッチを行いました。人出はウイークデーでもあり、比較的空いていたものの、観光会社のツアー客らしい一団が列をなして、それなりに歩道は混雑していました。

 朱い京急電車と薄紅色の河津桜が同時に撮れる、撮影ベストスポットは、未だ河津桜が蕾のままでしたので、敬遠しもっぱら、並木の桜を撮影しつつ、小松が池という桜の名所に向かいました。ここの桜も並木と同様に未だ二分咲き状態で、早々に撮影を諦め三浦大根の畑に向かい、早春の三浦路の景観を二人で堪能しました。

     「三浦 小松が池」
 帰りに軽めの昼食を済ませ、出店で三浦大根、あんぽ柿、花豆、山葵菜等々を買い求め帰路につきました。車でなく電車で運んだため、三浦大根の重さを改めて実感しました。


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