ときどりの鳴く 喫茶店

時や地を巡っての感想を、ひねもす庄次郎は考えつぶやく。歴史や車が好きで、古跡を尋ね、うつつを抜かす。茶店の店主は庄次郎。

山茶花と立冬

2014-11-07 18:29:25 | 写真と詩歌

11月7日 立冬 

山茶花が咲き始めていた ・・・


 


○山茶花の 朱を点してや 紅葉やぶ    ・・庄


○木枯らしに 山茶花ゆれて 冬立ちぬ ・・庄


○山茶花を 椿ときくも 草枕        ・・蒼虬


 

 

椿と見分け方・・・
①サザンカは、花びらがばらばらになって散る。ツバキの花は花ごと落ちる。
②サザンカの葉柄や若枝などには毛が生えているが、ツバキには毛が生えていない。
③サザンカの葉にはぎざぎざが目立つ。ツバキの葉にはぎざぎざがない。 

 

sasanqua

Camellia sasanqua    Camellia :  ツバキ(カメリア)属   sasanqua : サザンカ

残念ながら、日本の古来種ではなく、外来種の可能性が高い。sasanqua の”音”の宛字 ・・”山茶花”。


 

ハナミズキ銀杏紅葉黄葉 ・

 

 近くの公園で・・・


 


浦和レッズ 大原サッカー場&酒蔵”力”

2014-11-03 19:37:31 | ひとりごと

浦和レッズ 大原サッカー場&酒蔵”力”


Jリーグ ・・・ 今年の”浦和レッズ”は、現在一位。優勝できるかも知れない位置にいる。
久しぶりに、レッズの大原の練習場まで、散歩の足を伸ばした。
あの時は、福田が引退前の現役で、小野もいた。練習場には、高校生らしき乙女達が屯し、
小野の練習の”一擧一動”に、”きゃっきゃ”騒いでいたのを思い出す。
あの時、福田や岡部は、練習場にはいなかったように思う。
大原サッカー場は、あれから、暫くぶりである。今の選手は余り知らない。


大原サッカー場


残念ながら、本日は、練習場に人影はなく、”close”状態。


大原サッカー場は、見沼用水東縁水路に面し、見沼たんぼが隣である。

 

 
大原の地籍は浦和だが、大宮との境界に位置し、大宮に出島のように突き出た場所。
勿論本拠地は、駒場スタジアムだが、埼玉スタジアムでの試合が多い。
浦和レッズの前身は、三菱レッズダイアモンド、・・三つの赤いダイヤが名称の起源。

酒蔵”力”

この写真は、酒蔵”力”の倉庫兼仕込み作業所のシャッターに写真です。

酒蔵”力”の浦和(本)店は、有名な、”レッズファン”の集う酒場です。


たぶん、他の居酒屋・”力”もレッズファンの店でしょう。

まだ、Jリーグが出来る前は、確か居酒屋”力”の”お通し”は大量のキャベツであったような?とにかく安く飲めるので混んでいた!
昔は、浦和伊勢丹の裏に一店舗だけ有ったが、つの間にか、八店舗に増えている。
居酒屋”力”の営業努力の結果なのか、それともレッズとレッズファンの力なのか。

今年は、優勝できるかも知れない ・・・ 昔のレッズファンは気に掛かる ・・・


リニア新幹線・「玉砕国家日本はどこへ行く」

2014-11-03 18:33:51 | 時事ニュース

リニア新幹線・「玉砕国家日本はどこへ行く」

先日フェースブックに、
「玉砕国家日本はどこへ行く」と題するリニア新幹線批判が掲載されていた。

参照:全国民が見るべき動画。リニア新幹線のバカさ加減が ... - Blogos


この「アニメ動画」を検証します。

ここには、「リニア新幹線」への懸念と批判が凝縮されていて興味深い。
しかし、その内容は、いくつかの賛同の部分と多くの納得出来ない部分が含まれている。論理的でない、科学的でない飛躍や短略は、最初に”反対ありき”の結論からの醜悪なプロパガンダに成り下がるのかも知れない。

①:最初に画面 ・・・”ライチョウ”、”クマタカ”、”生態系破壊”と出る。
 ・・・ 確かに赤石山脈(南アルプス)にトンネルを掘って、”リニア新幹線”を走らせようとする計画。懸念されるのは、むしろ山麓に住む猪、鹿、猿や山麓の草木の方らしい。山脈の山頂付近の、”ライチョウ”への影響は、ほぼ無いと見られるが、森林破壊で、”クマタカ”への影響は、懸念される。しかし、まだ未知の部分も多いので断定はできない。 ・・・これを巻頭の掲げるのは、”意図”を感じる。
②動画に移ると、漫画的説明に移って、突然”猫”が出てきて、”リニア新幹線”なる無謀な計画は、中止させなければならぬ」と宣言する。 ・・・無謀であるなら止めさせなければならない。
③無謀の理由は、電力消費が3倍で、スピード(対東海道新幹線)が2倍。 ・・・エネルギー効率が悪い。
④ここで、猫は、原子力発電の再稼働容認と関連していると説く。 ・・・本当だろうか。 ・・・調べて見たが、JR東海は、だから原発は必要だ、というような声明は一切出していない。これは民間の事業だが、政府からの電力必要量の懸念も発表されていない。尤も、リニアの計画は、原発事故が起こる相当前であり、その頃は総電力量の中に、原発電力も含まれていたのも確かだろう。話の順序は、リニアが先で、原発事故があり、リニアが具体化してくる時、電力が足りるかどうか、という話である。無理矢理、原発必要論と結びつけるのは、飛躍・短略であるようだ。
⑤JR東海の考え方 ・・・電力の安定供給のために、原発は必要。 ・・・まあ、電車は電気の動くのだから、電力の安定供給は必要でしょう。夜、灯りが必要なのも、TV・パソコンを動かすのも、電車に乗るのも、電力は必要なことは大前提で、その上で電力を作り出すのに、”危険な原発が必要”かどうかは、意見が分かれるところ ・・・筆者は”原発”に反対である。しかし、ウランやプルトヌムなどは、発電しようとしまいと、所持していること自体が危険であり、発電とは基本的に関係が無い。
⑥「原発がなければリニア新幹線は成立しない」 ・・・これは論理矛盾である。電気がなければ、電車が走らない、ということである。 ・・・これは意図的なすり替えである。
⑦電磁波の健康被害 ・・・基準値を下回っても危険だというと ・・・何を信じたらいいのだろう。防御壁を作っても心配だ、というのなら、危険を伴う”新しいこと”への挑戦が不可能になる。
⑧トンネルが多く、中央構造線の下をほって、リニアを通す計画。 ・・・確かに未知な部分が多く、予知できない危険があるかも知れないのは事実。 ・・・ただ、ルートが地震多発地帯だというのは聞いたことがない。どこからの資料であろうか。
⑨環境面。大井川の水量の減少は事実であろう。
⑩環境面。動植物への影響。①の内容。
⑪環境面。トンネルの残土。関連自治体に”処理”を依頼した。
⑫採算性。経済性ついては、全く正反対に、利便性は経済を活性化させると思います。延長の名古屋-大阪は、余り経済の活性化をもたらさないように思いますが。また、途中駅での経済効果も、地元の取り組み如何でしょうけれど、大きく貢献するようには思えません。時間の短縮は、思わぬアクセスルートの変革がありそうですが。

総じて、このアニメ動画は、かなり”粗雑”だが、リニア新幹線の解決しなければならない問題はありそうだ。
東京-名古屋間40分は夢である。時間短縮の運行時間は、利便性の向上である。交通機関の交通網は、この前提に立って改良されて現在に到っている。これが歴史的な現実である。

これは、「リニア新幹線」を偏見しての、”ヘイトスピーチ”まがい。先に結論ありき。