ときどりの鳴く 喫茶店

時や地を巡っての感想を、ひねもす庄次郎は考えつぶやく。歴史や車が好きで、古跡を尋ね、うつつを抜かす。茶店の店主は庄次郎。

追跡 ・・・その後の○○

2014-11-22 13:59:52 | ひとりごと

追跡 ・・・その後の○○

1:坂戸市・「島田橋」が復旧の目途

越辺川は、度々氾濫するのだろう。荒ぶる「水神」を鎮撫するための石碑なのだろう ・・・。

類する石碑の中に、庚申塔の碑は存在しない。この地方の、かっての最大の関心事は水害であったようだ。

 

6月の流失以来、冠水橋(=沈下橋)の残骸は、今日も骨組みだけを晒していた。

 

  ・・・ 2014/9/13 日本経済新聞Web刊より抜粋
 「地元の人々の尽力で以前と同様の姿に決まり、関係者は『風景に溶け込み、江戸の趣を伝える橋。スクリーンで再び輝いてほしい』と期待している。 ・・・ 再建費は約6800万円。年内に着工し、来春完成の予定。再び流されないようワイヤを通して強化するなどの対策も検討されているという」

これを読むと、一番の渇水期の12月に工事を始めて、来年の2,3月頃完成の予定と読み取ることが出来る。

橋の姿は、”以前と同様で、風景に溶け込み、江戸の趣を伝える橋”と言うことになっているらしい。


2:”たたら”の痕跡 ・・・砂鉄はあるのか

砂鉄の存在 
  ・・・ 越辺川と原市沼川の場合

越辺川沿いに、坂戸市赤尾という場所があり、赤尾に金山彦神社がある。以前からこの場所は、”砂鉄”の採取場ではなかろうか、という仮説を立てていた。
伊奈町・小室の県立がんセンターの敷地内に”大山遺跡”があり、ここで県内最大の”たたら”が発見された。”たたら”は、昔の「製鉄所」であり、たたらの近くに砂鉄の河床があったのではないかと仮説を立てた。もっと大規模に、鉄の鉱床かも知れないと・・・。大山遺跡の近くの川は、原市沼川である。

そこで、機会があれば、この二つの川から、砂鉄が採取できるかどうかである。
砂鉄の採取には、簡単には磁石にくっつけてとる方法がある。

方法:
1:磁石を用意する。
2:磁石に、直に砂鉄が付かないように工夫する。
3:磁石に、ビニール袋を2重に用意して、
4:河原の砂場(なければ砂利場)を地面に付けて引きずる。
5:この際、やり過ぎは袋を擦り切り破れるので、10mぐらいか、引きずってみる。
6:採取した砂鉄を、袋を裏返して収納する。


この方法で採取した砂鉄?
A:越辺川・赤尾付近
B:原市沼川・大山遺跡付近

越辺川の場合:-----------------------------------

 

金山彦神社 周辺 ・・・

越辺川

砂鉄?

原市沼川の場合:-----------------------------------

 

遠くに新幹線が見える。 原市沼川

砂鉄?

磁石に付くのだから、鉄成分であることは確かだが、砂鉄なんだろうか。
鉄鉱石の砕粉瓦礫のような ・・・

これを、”砂鉄”の採取場とか”たたら”と結びつけるには、コストパフォーマンスの問題を解決しなければならない。
水流比重選別法 ・・・鉄の重さで、より上流に鉄は沈殿し、それより軽いごみや岩石などは下流に流れる。
これが、自然の川では、砂鉄の河床として積み上がり、純度90%の砂鉄鉱床となる。
出雲・斐伊川では、白茶けた河原と黒ずんだ砂鉄鉱床は、一目瞭然であることを写真で見たことがある。
水流比重選別法を使えば、越辺川と原市沼川はどの程度鉄分が取れるのだろうか。興味はあるが、そこまでの実験はしない。