ときどりの鳴く 喫茶店

時や地を巡っての感想を、ひねもす庄次郎は考えつぶやく。歴史や車が好きで、古跡を尋ね、うつつを抜かす。茶店の店主は庄次郎。

卜雲寺 札所六番 ・・・秩父巡礼

2013-09-24 20:32:43 | 史跡
卜雲寺 札所六番
 
向陽山卜雲寺(札所6番)
 

卜雲寺 住所;横瀬町大字横瀬苅米1430番地

 

縁起

武甲山は秩父の象徴である。三峰山、両神山とともに秩父三山の一つとして信仰されている。山頂に熊野権現社を有する修験の山で、かつては多くの修験者が住んでいた。武甲山を眺めるとき、荻野堂からの景観が最も素晴らしく、高台にある本堂から正面に、雄々しい姿を望むことができる。縁起によると、本尊聖観音は武甲山熊野権現社に祀られていた。

行基菩薩が当地に巡錫した時、武甲山に住む山姥を、熊野権現の験力で捕まえて、松の木に藤蔓でしばった。しかし、これを哀れんで、山から退くことを条件に解き放った。山姥は起請のために、歯を三本抜いて差し出したので、行基は本尊を刻み安置したという。この時の山姥の歯は、『荻野堂縁起絵巻』一巻とともに、寺宝として現存している。

後に、とが池を埋め立てて武甲山の観音を移し、草堂を建立して荻野堂と称した。 武甲山に安置された観音は、長享二年(1488)当時、山を下りて、とが池と呼ばれるところに祀られ、第三十番札所となった。のちに別当の卜雲寺に合祀されて今日に到る。

・・・荻野堂とよばれた信仰の寺は、どうも渡来人の言葉らしき「卜」の占いの字を持つ寺に合祀されたようだ。火事もあったのかも知れない。荻野堂は、鉱山師と関係の深い修験者の信仰を一身に集めたらしい。その荻野堂は秩父を象徴する武甲の山を勇姿としてみる絶好のビューポイントだったらしい・・・・が、今は武甲は、表面の石灰石を削られ、無残な姿を晒す。

さて、この寺は、旧の巡礼札番は、三十番とみえる。

後日に記述を発見したので・・・追記;

室町時代の秩父巡礼の一番は定林寺だと言うことです。「秩父最初懺悔堂」とありますから、世界一般の宗教は、懺悔から、なのでしょうね。三十三巡礼が完遂すると最後は長野善光寺へ行くのだそうです。最後は善光寺に極楽浄土のなにかがあるかもしれません。あとで調べてみます。 

・・・・・以前、まとめてあったものを、独立して編集しました・。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 護歌堂 札所五番 ・・・秩... | トップ | 常楽寺 札所 十一番 ・・... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

史跡」カテゴリの最新記事