埼玉りそな銀行川越支店の建物
雨の秋日の夕暮れは、つるべ落とし ・・・
瞬く間に、闇を濃くする。
大正の逞しい商人達が望んで創設した国立銀行は、
後に数奇の運命を経て、地方の銀行の所有となった。
その銀行の偉容が、街路灯の光で浮かび上がる。
その姿は、この街の、そして商人達の希望だったに違いない。
観光説明文より
川越には蔵造りの建物と共に、大正の洋風建築も多く残っています。その代表的が埼玉りそな銀行川越支店の建物。
大正7年(1918年)に旧国立八十五銀行本店として建てられ、国の有形文化財の指定を受けています。
設計は保岡勝也。3階建てのインパクトがある佇まいは、時の鐘と共に川越のランドマーク的な存在です。
外観の見学は自由、建物内部の見学は不可。埼玉で初めて設立された銀行。