ときどりの鳴く 喫茶店

時や地を巡っての感想を、ひねもす庄次郎は考えつぶやく。歴史や車が好きで、古跡を尋ね、うつつを抜かす。茶店の店主は庄次郎。

少林寺 札所十五番 ・・・秩父巡礼

2013-07-10 19:03:41 | 史跡

少林寺 札所十五番

 少林寺は白壁の端正で美しい寺です。土蔵造りというのでしょうか。

札所15番の参道の入口に「五葉山少林禅寺」とあるので、訪れる人は間違ったと迷う人も多いと思います。この寺は母巣山蔵福寺といい秩父神社境内にありましたが、明治に廃寺になりました。札所15番がなくなってしまうのを憂えた信者たちが五葉山少林禅寺を現在のところへ移し両寺合わせて秩父札所15番を継承し、母巣山少林寺にしたのだといいます。白塗り土蔵造りは、明治に大火で寺が焼失ししたのを反省して、火事に強くしたのだと言うことです。

 

明治の秩父困民党の乱の殉職警官の墓

          乱の説明分    警官の墓

秩父札所15番寺では、明治17年11月この静かな山里に秩父困民党の乱がおこりました。生活に苦しむ農民約1万人が蜂起し、各地で戦斗が展開されました。この戦斗で殉職した警官窪田鷹男、青木興市の両警部補に対し山縣有内務大臣から贈られた碑文が建立されております。じつは秩父事件と書こうか、秩父困民党の乱と書こうか、少し悩みました。殉職された警官を悼む心は変わりませんが、秩父事件の方が官製的のようなので、尊敬する井出孫六さんに準じて秩父困民党にしました。

 美しい庭園

       しだれ桜でしょうか。時期に美しさを想像させます。   

 少林寺 札所十五番 住所:秩父市番場町7-9   


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