平成24年度静岡県予算のうち「ターミナル地区西側整備事業費」3,800万円について、以下に短評する。
この事業の目的は予算調書に記載のとおり「空港西側地区に民間航空関連事業の誘致を進めるための交通基盤」というもので昨年度からの継続事業である。
ちなみに昨年度のこの事業は28億円をかけて西側小型機エプロン整備を行っている。
そして今年度はその継続として、格納庫建設と格納庫地のライフライン整備のため3,800万円を予算化したものである。
利用者が右肩下がりとなり路線も増えない中で、なぜこれだけの追加投資をするのかという疑問も当然あるべきだが、公共事業とは先行事業が良くても悪くても理由をつけては継続していくことが彼ら役人とそれにたかる政治家や企業群にとっては「最善」なのである。
実際、民間ならば予測が大きく外れた失敗事業への追加投資にはより慎重になり、費用対効果の検証は不可欠であるが、彼ら役人たちは「事業の必要性」として「格納庫地区のライフライン整備を県が行うことで、富士山静岡空港の利便性の向上を図る」としたのみで、実に安易に予算化を行っている。
「風が吹けば桶屋が儲かる」式の論理で予算がお手盛りできる静岡県の財政運営を見ればこの県政に希望が見えないのも無理からぬことだ。要するに県民不在なのだ。予算の見えない化は、役人と政治家の蜜月を支えている主要な原因の一つだ。
<巻末資料>
参考に民間で企画書にあたる県の予算調書を添付する。県ではこの程度の企画能力で予算が付くというレベルの低さをご確認いただきたい。静岡県が改革進む大阪府のように予算編成過程の情報公開ができない理由もよくわかることでしょう。
「ターミナル地区西側整備事業費PDF」
この事業の目的は予算調書に記載のとおり「空港西側地区に民間航空関連事業の誘致を進めるための交通基盤」というもので昨年度からの継続事業である。
ちなみに昨年度のこの事業は28億円をかけて西側小型機エプロン整備を行っている。
そして今年度はその継続として、格納庫建設と格納庫地のライフライン整備のため3,800万円を予算化したものである。
利用者が右肩下がりとなり路線も増えない中で、なぜこれだけの追加投資をするのかという疑問も当然あるべきだが、公共事業とは先行事業が良くても悪くても理由をつけては継続していくことが彼ら役人とそれにたかる政治家や企業群にとっては「最善」なのである。
実際、民間ならば予測が大きく外れた失敗事業への追加投資にはより慎重になり、費用対効果の検証は不可欠であるが、彼ら役人たちは「事業の必要性」として「格納庫地区のライフライン整備を県が行うことで、富士山静岡空港の利便性の向上を図る」としたのみで、実に安易に予算化を行っている。
「風が吹けば桶屋が儲かる」式の論理で予算がお手盛りできる静岡県の財政運営を見ればこの県政に希望が見えないのも無理からぬことだ。要するに県民不在なのだ。予算の見えない化は、役人と政治家の蜜月を支えている主要な原因の一つだ。
<巻末資料>
参考に民間で企画書にあたる県の予算調書を添付する。県ではこの程度の企画能力で予算が付くというレベルの低さをご確認いただきたい。静岡県が改革進む大阪府のように予算編成過程の情報公開ができない理由もよくわかることでしょう。
「ターミナル地区西側整備事業費PDF」
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