先月請求した部局調整費の公文書が開示された。
その中での問題点をいくつか紹介したい。
最初となる今日は、文化・観光部の部局調整費で(議会を通った)事業予算を実質増額した事例を紹介する。
以下は社団法人静岡県観光協会(会長川勝平太)に単独委託した「富士山静岡空港利用促進誘致対策事業」に係る積算資料(この資料は当初の開示公文書から漏れており、不足を指摘して公開されたもの)である。
年度当社の委託契約額17,418,187円が20,151,767円になり、24,061,954円になり、34,744,054円になり、最終的には当初契約額の2倍を超える40,243,691円に増額されている様子がわかる。
増額でも管理費(電話代や消耗品などの事務用品費のほか事務管理の人件費などの費用)の15%が不変というのも受託者に有利で、お手盛りに等しい。
新聞への広告掲載が1回から3回になって費用が増えたからといって、どうして60万円超(広告費増の15%相当)もの管理費増額が必要になるのだろうか。
問題はこの委託事業費の増額が県議会の補正予算で増額されずにここまで増額されているという構造である。
県議会の予算審議の意義が損なわれているに等しい。
観光費で足りなくなり、地域外交費や(文化・観光部)企画調整費で増額しているのである。
しかも最後の変更契約は年度末の3月27日。すでに3月26日に行われた台湾でのレセプションの経費に鰍ゥる増額であり、実質補てん契約であって、全額部局調整費で増額が行われているのである。(完了検査・変更契約資料.pdf)
(さらに、変更契約の4日後の3月31日(土曜日)に休日返上で完了検査をし、その日のうちに課長の決裁まで得ているという、リアリティを欠いたどたばた劇の演出が見て取れる)
さきに「文化・観光部企画調整費」については、予算説明上は「文化・観光部施策の推進に必要な調査等を行う。」とされているものだと紹介したが、単なる事業費補てんに使っているという事実は欺瞞というべきである。
文化・観光部については本年度の部局調整費についてもしっかり監視する必要がある。
その中での問題点をいくつか紹介したい。
最初となる今日は、文化・観光部の部局調整費で(議会を通った)事業予算を実質増額した事例を紹介する。
以下は社団法人静岡県観光協会(会長川勝平太)に単独委託した「富士山静岡空港利用促進誘致対策事業」に係る積算資料(この資料は当初の開示公文書から漏れており、不足を指摘して公開されたもの)である。
年度当社の委託契約額17,418,187円が20,151,767円になり、24,061,954円になり、34,744,054円になり、最終的には当初契約額の2倍を超える40,243,691円に増額されている様子がわかる。
増額でも管理費(電話代や消耗品などの事務用品費のほか事務管理の人件費などの費用)の15%が不変というのも受託者に有利で、お手盛りに等しい。
新聞への広告掲載が1回から3回になって費用が増えたからといって、どうして60万円超(広告費増の15%相当)もの管理費増額が必要になるのだろうか。
問題はこの委託事業費の増額が県議会の補正予算で増額されずにここまで増額されているという構造である。
県議会の予算審議の意義が損なわれているに等しい。
観光費で足りなくなり、地域外交費や(文化・観光部)企画調整費で増額しているのである。
しかも最後の変更契約は年度末の3月27日。すでに3月26日に行われた台湾でのレセプションの経費に鰍ゥる増額であり、実質補てん契約であって、全額部局調整費で増額が行われているのである。(完了検査・変更契約資料.pdf)
(さらに、変更契約の4日後の3月31日(土曜日)に休日返上で完了検査をし、その日のうちに課長の決裁まで得ているという、リアリティを欠いたどたばた劇の演出が見て取れる)
さきに「文化・観光部企画調整費」については、予算説明上は「文化・観光部施策の推進に必要な調査等を行う。」とされているものだと紹介したが、単なる事業費補てんに使っているという事実は欺瞞というべきである。
文化・観光部については本年度の部局調整費についてもしっかり監視する必要がある。