「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

万博見学に税金ばらまき

2010-03-12 23:25:00 | ノンジャンル
県は県議会企画委員会で需要予測の138万人が大外れで川勝平太が「過大」と認め「開港2年目で70万人、3年目で80万人を」などと述べたことから、来年度の利用者数70万人を目指すことを明らかにした。(一部報道で予測と目標の意味を混同している例があったが、138万人は目標ではなく、空港ができればこれくらいは利用するという本来科学的推量によって導き出される予測値である。逆にこの70万人というのは需要予測ではない。)

利用者70万人というのはいわゆる数値目標というものだが、本県行政の場合、本来あるべき県民の生命財産を守るという本道を見失い目先の数値が独り歩きするのが常だ。

来年度の上海万博に合わせて富士山の標高と同じ3776人の訪中団を派遣するとした川勝平太の方針の下、全額県費で賄う県や県議会関係者に加え、市町や各種団体(もちろんこの中には県からの補助金を受けている団体も含まれる)などから約2千人を派遣、さらに万博旅行者向けに一人3千円から5千円を税金で補助しこれを訪中団として計上し3776人という目標達成を目指すという。
これは氷山の一角。上海便向け支援に過ぎない。
当然これに匹敵する支援を他路線にも行うことになろう。
こういった税金のばらまきが3776人同様に70万人という独り歩きした目標のため行われ、本来救済すべき人や未来の子どもたちを犠牲にしていくことになる。
空港支援は何のためなのか?70万という数字に何の意味があるのか?質よりも量が重要な理由とは?これらすべての疑問が捨て去られ猪突猛進していく川勝県政。
愚かなことだ。
しかしだれにも止められない。
残念で仕方ない。