で、昨日の記事の続き。チョコレートをたくさん食べて、気分も血糖値もハイな私の次なる目的地は、シンシナティ美術館です。前回の訪問時にもカボチャが飾ってあったので、一年ぶりくらい。
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今回のお目当ては、ローマのボルゲーゼ美術館から借り出し中のラファエロ作「一角獣を抱く貴婦人(Young Woman with Unicorn)」です。ブロンドの若い女性が、こじんまりしたユニコーンを膝に乗せている肖像画、近年の調査の結果、このユニコーンは元々は子犬だったという事実が判明。道理で小っこいはずだ。モデルに関しても謎でしたが、一番最近の研究では、ジュリア・ファルネーゼの娘、ロウラ・オルシーニであると言われています。ジュリアは法王アレクサンドル6世の愛人として有名な美女。一応は、ご主人のオルシノ・オリシーニとの間に産まれたとなっていますが、アレクサンドル6世の娘という説も根強い。確かに、ルクレツィア・ボルジアの(と言われる)肖像の女性に似ている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/c4/284ecd3fe6164a21b8dacc208e6b0830.png)
壮厳なる美… 右の画像は美術館のサイトから
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/76/914148dccf97d66e5c6e36b7aceb3f46.jpg)
今日の午後にはちょうど、この作品をテーマにしたバレエを披露していました。
もう一つ見たかったのが、この美術館の保有する日本の美術工芸品の特別展示、Masterpieces of Japanese Artです。所蔵している作品が常に公開されているわけではないので、たまたま、「お宝拝見」的な特別展で、日本の作品を見られるのはラッキー。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/a9/1b25eb1bb6e0efccd3ee02345b9ffcaa.jpg)
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中段は小川破笠の動物絵巻。漆芸で有名な破笠は、肉筆浮世絵師でもありました。この絵巻は、蛙と小鳥の擬人化物語絵巻で、あまり日本では知られていない作品のようです。上段の右は春叢紹珠画の達磨。私が一番気に入ったのは、下段右の象牙彫刻です。細かいところまで精密で、温かみのある柔らかな曲線や、お母さんの穏やかな表情に癒されます。左は本当に蛤サイズの中の漁村の彫り物。根付などでも見られる江戸時代の細工物の精巧さ、本当にすごい!
こういった細工物って、どういう経緯でこしらえられたのでしょう?お大名や裕福な商人の屋敷に飾られていたのかなぁ?西洋の陶器のフィギュアや彫像はいかにも装飾品、お金持ちがお屋敷を飾る目的で作らせたって感じがするけど、こういうこじんまりした飾り物は、どんな旦那が、どういう理由で職人に作らせたのか、背景が知りたいです。
今日も、私の美術館訪問時の定番、「犬集め」をして、テラスのカフェでお昼をいただいてきました。こんなにいいお天気なのに家でお留守番の犬にはゴメンだけど、とても豊かな一日で、お腹も心も大満足v
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今回のお目当ては、ローマのボルゲーゼ美術館から借り出し中のラファエロ作「一角獣を抱く貴婦人(Young Woman with Unicorn)」です。ブロンドの若い女性が、こじんまりしたユニコーンを膝に乗せている肖像画、近年の調査の結果、このユニコーンは元々は子犬だったという事実が判明。道理で小っこいはずだ。モデルに関しても謎でしたが、一番最近の研究では、ジュリア・ファルネーゼの娘、ロウラ・オルシーニであると言われています。ジュリアは法王アレクサンドル6世の愛人として有名な美女。一応は、ご主人のオルシノ・オリシーニとの間に産まれたとなっていますが、アレクサンドル6世の娘という説も根強い。確かに、ルクレツィア・ボルジアの(と言われる)肖像の女性に似ている。
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壮厳なる美… 右の画像は美術館のサイトから
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今日の午後にはちょうど、この作品をテーマにしたバレエを披露していました。
もう一つ見たかったのが、この美術館の保有する日本の美術工芸品の特別展示、Masterpieces of Japanese Artです。所蔵している作品が常に公開されているわけではないので、たまたま、「お宝拝見」的な特別展で、日本の作品を見られるのはラッキー。
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中段は小川破笠の動物絵巻。漆芸で有名な破笠は、肉筆浮世絵師でもありました。この絵巻は、蛙と小鳥の擬人化物語絵巻で、あまり日本では知られていない作品のようです。上段の右は春叢紹珠画の達磨。私が一番気に入ったのは、下段右の象牙彫刻です。細かいところまで精密で、温かみのある柔らかな曲線や、お母さんの穏やかな表情に癒されます。左は本当に蛤サイズの中の漁村の彫り物。根付などでも見られる江戸時代の細工物の精巧さ、本当にすごい!
こういった細工物って、どういう経緯でこしらえられたのでしょう?お大名や裕福な商人の屋敷に飾られていたのかなぁ?西洋の陶器のフィギュアや彫像はいかにも装飾品、お金持ちがお屋敷を飾る目的で作らせたって感じがするけど、こういうこじんまりした飾り物は、どんな旦那が、どういう理由で職人に作らせたのか、背景が知りたいです。
今日も、私の美術館訪問時の定番、「犬集め」をして、テラスのカフェでお昼をいただいてきました。こんなにいいお天気なのに家でお留守番の犬にはゴメンだけど、とても豊かな一日で、お腹も心も大満足v
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