わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

オズ はじまりの戦い

2013-03-16 | 映画・ドラマ・本
 「オズ はじまりの戦い(Oz: The Great and Powerful)」を観てきました。内容とか評判には特に興味を惹かれなかったし、主演のジェイムズ・フランコは特に好きではない、というか、なんか最近どの映画を見ても彼が出演してるようで、やや飽き気味ではあるのですが、予告で見た3D画面が綺麗だったので、やっぱ大きい画面で3Dで見ておきたいなー、と。

 おお~、飛び出す!おおお~、なんか降ってくる!と、3D効果には満足。3D分は通常のチケット代に追加料金上乗せだもん、その分、「おお~」要素がほしいよね。でも映画そのものは、冗長だなと感じました。もう、オープニングからして長い、しつこい。いい加減に始まれ、って思った。万事がこの調子で、各シーンも、もう少し切り詰めてもいいのでは?と、思うことが多かったです。極彩色の画面が綺麗で楽しかったにもかかわらず、実際の上映時間よりも長く感じてしまいました。

 主人公、オズの役には当初、ジョニー・デップとロバート・ダウニーJr.がオファーを受けたそうですが、結局、この二人よりずっと若いジェームズ・フランコが演じることに。デップなら、いかがわしいけど愛嬌のある憎めないオズになっていそうですが、それってキャプテン・ジャック・スパロウと同じキャラって気もする。ダウニーJr.だったら、真面目なフリして実はふざけた野郎?どちらも「なるほどね」って選択で、デップのオズ、ダウニーJr.のオズ、ともに目に浮かびます。フランコのオズは、彼の薄っぺらさが、むしろ役に合っていたのではないかと思う。でも、一代魔術を成功させた後のオズには、貫禄が足りなかったかも。魔女たちは三人三様美しく、衣装も素敵でした。

 翼の有る猿はカワイイんだけど、顔がブキミすぎ。もうちょっと、なんとかならなかったのかな。陶器の少女は、文句なく可愛かったです。失った家族はもう、接着剤でくっつけても元に戻らないのかしら?オズに騙され、姉の悪い魔女に誑かされて悪い魔女になっちゃった西の魔女は可哀想だなぁ。この後は、「オズの魔法使い」で水をかけられて溶けて無くなってしまうので、本当に救いなし。西の魔女は、完全に被害者だと思うんだけど。なんだか、この辺りがすごく納得いかない…



お話は昨夜見たフランケンウィニーの方が数倍面白かった

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