桁違いの指揮者=テオドール・クルレンツィスと彼がつくった名人級オーケストラ=ムジカ・エテルナによるベートーヴェンの交響曲5番ハ短調「運命」の舞踏付きの演奏をYoutubeで見ました。
それは、網のような・牢獄の格子のようなものに囚われてうずくまっている大人たちを、子どもたち解放するという舞踏です。
まるで、【恋知】(古代アテネ・ソクラテス出自のほんらいのフィロソフィー)を音楽化=舞踏化したようなベートーヴェンの5番を見聞き、悦びでいっぱい!!!
大人たちはみな既成秩序に呪縛され不幸に沈んでいます。哲学も大学内の一制度となり、現状を合理化するだけの言葉の城となり、意味を失いました。
クルレンツィスの音楽は、既成の意味の牢獄からの解放です。うん、史上最高の「ブラボー!」
クルレンツィスは、音楽の力で世界を変えようとしているかのようです。実際、彼の演奏をYoutubeで中学生や高校生に見せると、クラシック音楽とはあまり縁のない子も皆、驚き、悦び、興奮し、「ずごい!」「感動した」「やったね!」「もう今までのは終わってる」などと言います。
凄い人間が現れたものです。アテネ生まれのアテナ育ち、まるで古代アテネからの使者のよう(笑)で、ロシアのシベリアを活動拠点する彼とオケは、来年初来日。これまた桁違いの同志のヴァイオリニスト=コパチンスカヤも一緒です。わくわく、ドキドキ 音楽を先頭にして、人々と世界を変えてしまいそう。クルレンツィスの言葉では、Revolutionary spirit
武田康弘