Maintenance SHIOHOUSE

■SHIOブログ■
「店主の独断と偏見でつづる個人的な日誌」

メールでの問い合わせ

2016-07-04 19:31:00 | CB400F/350F
以前一度ご来店いただき
お話をさせていただいたお客様からの
技術相談メール

「アドバイス、よろしくお願いします」

「お世話になります、XXと申します。
アイドリングが落ち着かない症状について、ご教授願いたいと思いまして、メールさせていただきました。

出発前に(暖気のあと)キャブ横のストップスキリュウで1200回転程度に調整して出掛けるのですが、暫く走ると信号待ちでエンストします。
セルを回すと始動するのですが1000回転程度になっています。
ストップスクリュウで、1200程に上げると、すぐに(または、次の信号)で1500超え。
また、スクリュー調整で1200程度にするも、すぐに1000程度になりエンストします。
この繰り返しです。
原因は、何が考えられますでしょうか?

あと、2~3週間乗らないとキャブレターから燃料がオーバーフローします。
一旦、コックを閉めてキャブレターを軽く叩いてコックを開けると止まります。
対策があれば、ご教授頂きたいです。

因みに、(この時期は必要ないと思いますが)涼しい時期もチョークはあまり引かず、極力このスキリュウで回転を上げて始動、暖気を心掛けています。
間違いでしょうか?

お忙しいところ、手をわずらわせますが、よろしくお願いします。」

事情聴取も兼ねてこんな質問

「少し質問させてください

スロー不調に関しては
これまでご自身で(ショップで)
点検調整、部品交換など行った履歴はありますか?

またサービスマニュアルはおもちですか?」


直前までにどんな作業をしたか(整備歴)
などがカギになったりするのでお聞きしています。

戴いた返事は

「早速、ありがとうございます。
整備点検は、行きつけのXXXのショップで、みてもらっています。
(旧車の専門店ではありませんが、店主一人の小さなショップです。
ヒューズをシオハウスさんで買い求めていると思います。)
マニュアルは所持しております。
よろしく、お願いします。」


確かに当店では
「車両販売は二の次のメンテナンス専門店ですので
他店で購入したバイクでも対応は出来ますよ。」
と謳ってはいます。

しかし今回の場合はどうでしょう
メンテナンスをしてもらっている行きつけのお店があるなら
そこで診てもらうのが筋ではないかと考えます。
そこで幾ら点検調整しても直らないと云うことであればまた別です
実際に症状を試乗確認しないと難しい
内容的に要素はたくさんあるので
ここでは書ききれないということ
基本的にはスロー不調ということで
お預かりしての作業となります。
オーバーフローに関しても基本的に診るべきところは
他のキャブ車と一緒ですので行きつけのショップさんでも大丈夫でしょう。

始動方法は人それぞれですので
何が正しいというのは有りません
現状、問題なければ良いのではないでしょうか

また、サービスマニュアルをお持ちのようですので

トラブルシューティング(故障診断表)を参考に今一度チェックされてはいかがでしょう?



駆け込み寺的存在になっていろんな技術相談も来ます。
先日の記事のように
「このお店は何でも教えてくれるってサイトに書いてある」
とCBXの問い合わせがあったり
もうCBXを修理のラインナップから外して3年経ちますので
技術相談の問い合わせには
「CBXは現在取り扱いがございません」ときっぱりお断りするようにしました。

また問い合わせの内容によって
必ずしも返答が出来るわけではないことをご承知ください
簡単なことであれば返答も可能ですが
要素が多岐にわたり実作業が伴わないと難しいだろう場合は
「最寄の信頼できるショップで診てもらったほうが良いでしょう」と
アドバイスしています。(今回がこのパターンですね)
実際、このブログはボランティアですから
すべての質問に事細かに返答は出来ません(義務も無い)
したとしてもメーカーから報酬が出るわけでもありません
(ホンダの代理店では対応する義務があるが、当店は代理店契約はしていない只の個人商店)
空いた時間に出来る程度のことしか出来ません
どうかご理解ください

コメント (1)

週末のシオハウス

2016-07-04 12:39:00 | CB400F/350F
今週末の土日も夏日で異常な暑さ
そんな中でもオイル交換のお客様はお越しになります。

このお客様はコンスタントに2000kmごとに交換

当店でのエンジンフルO/H暦が有りスラッジを完全除去していますので
定期的な交換で抜いたオイルも透き通ったままです。
それでも仮に距離を伸ばしてしまうと汚れてきますので
内部にスラッジが溜まる原因になりますね。

ドレンボルトはお客様チョイスのマグネット付き

ドレンワッシャーはつぶれが無くてもオイル交換時はもれなく交換

上澄みを捨て金属粉の確認

まったくでないことも無く、問題ない範囲でしょう

もちろん、店頭でお待ちのお客様にお見せします。
「はい、こんなですよ~」

やはりすべて人任せではなく
どんな状態かを知っていて欲しいのです。

当店の場合は純正S9 10W-40 の指名率が99%
純正入れておけば悪さはしないと考えます。
またホンダのエンジンはモリブデンとの相性が良いですからね。
今回はフィルターは交換せずオイル交換のみ
2.8ℓ入って¥2050x2.8=¥5740(税込¥6199)
このなかに交換工賃、ドレンワッシャーが含まれます。