視人庵BLOG

古希(70歳)を迎えました。"星望雨読"を目指しています。
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みたか むかしの 中近東

2009-10-30 02:03:02 | 西アジア・中央アジア

 小生がボランティアに行っている中近東文化センターの博物館の常設展示が10年ぶりに大幅に入れ替えられ、10月24日に新常設展示が始まりました。
 それにともない入り口の看板もカマン・カレホユック遺跡の航空写真を背景に「みたか むかしの 中近東」という新しいキャッチコピーが掲げられました。
 なんでも"むかしの"は訛ると"武蔵野"となり、「三鷹 武蔵野 中近東」と語呂合わせをしたとか!?(笑)地域に根ざした博物館を目指しています。
 新常設展示は以前の年代別、地域別展示でなく「たべもの」「文字」などテーマ別の展示となり、展示品、配置も大幅に変わりました。以前とはまったく違った中近東の"歴史物語"が読みとれると思います。
 新常設展示の解説は毎週日曜日午後1時から行われています。

企画展示のほうは

三笠宮記念図書館を掘る
発掘と解読の物語-古代オリエントを甦らせた人々-
第一部 エジプトとメソポタミア
2009年10月24日(土)~2009年12月23日(水・祝)
第二部 アナトリアとエーゲ海、聖地とシリア
2010年1月9日(土)~2010年2月28日(日)

が開催されています。
三笠宮記念図書館の蔵書の中から、1798年のナポレオンのエジプト遠征時同行した学術調査団の報告書「エジプト誌」やヒエログリフを解読したシャンポリオンの「表音聖刻文字のアルファベットに関するダシエ氏への書簡(1822年)」など、古代オリエントの歴史を解明する上での記念碑的な書籍や報告書など、普段は公開されていない貴重本が前半後半2回に分かれて展示されています。
ガラスケースの中に展示されているので、手にとって読んだり見たりすることが出来るわけではありませんが、古代オリエント発掘史に少しでも関心のある方には一見の価値はあります。
 あと日本で翻訳されたり書かれた古代オリエント関係の書籍を並べた書架コーナーがあり、現在では絶版になっている書籍も結構おいてありここも注目です。
毎週土曜日午後1時からこちらも展示解説がおこなわれいます。
 

三笠宮記念図書館からのお知らせ
11月8日(日)14:00(開場13:00)〜 15:30
中近東文化センター附属三笠宮記念図書館秋の特別講演会「日本文明とは何か」
講演:山折哲雄氏 
http://www.meccj.or.jp/web-content/from_lib/from_lib.html

※小生も展示入れ替え期間中、空っぽの展示ケースのガラスを磨いたり掃除したり等、こまごましたお手伝いをさせていただきました。小生は毎週火曜日午後ボランティアにいっております。
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