拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

勝手に夢十夜~DoopなRhymeで 泣き出す嬢ちゃん

2006-06-28 20:40:11 | 日記
こんな夢を見た

我が家の真向かいの家に住んでいるラッパーがMTVのブラックミュージック系のトーク番組に出演していた。「久々の新曲のリリックはかなりキてる。世の中のワケワカンネーニセモノ野郎共に向けた強烈なディス満載。刺激強すぎるかも」。おまえの言ってることがワケワカンネーよ。いや、わかるけど。わかるけど、あまりにもステレオタイプな「日本のハードめのラッパー」像に当てはまった彼の喋り方と、丸坊主、スポーツブランドのジャージにゴツめのアクセサリーという定番の風貌にウンザリ…このMTVの番組を見るといつもはそんな様なことを思うのだが、今日のゲストは向かいの家の兄ちゃんだ。心は懐かしさと可笑しさで満たされる。昔よく遊んでくれた兄ちゃん。もっとも、数年前に彼がヒップホップに目覚めた頃からは遊んでもらうかわりに彼自身の自作ラップを聴かされるようになった。8畳ほどの広さの兄ちゃんの部屋の中。兄ちゃんは小高いベッドの上に仁王立ちをする。私は床にちょこんと正座し、兄ちゃんを見上げながら、「フリースタイル」と呼ばれる、即興で考えた押韻のフレーズをすぐさまその場でラップするというパフォーマンスをよく見せられた。エミネム主演映画「8mile」でよくラッパー達がやっていたヤツ。兄ちゃんがヒップホップにハマろうが私のロック好きは一貫していて、ヒップホップには全く興味を持たなかったため、フリースタイルを見せられても何とコメントしていいかわからなかったが、とりあえず「即興でそんなにラップできるなんて凄いねぇ!」という無難なセリフを毎回返していた。
小さなベッドのステージで私一人相手にラップしてた兄ちゃんが、今ではMTVのトーク番組に出て新曲の宣伝ができるようなポジションにまで昇りつめた。ラッパー特有の間延びした口調でわけのわからない事を口走っていたとしても、相手があの長い付き合いの兄ちゃんならOKだ。そう思っていたら兄ちゃんからメールが。「昨日東京から帰ってきた。今家にいるから来い」。約二年振りに兄ちゃんに会える運びとなった。兄ちゃんの家は県道を挟んだ向こう側。車が全く来ないので県道をさっと渡ろうとするが、道路の真ん中まで来たところで何故か足が止まり、前に進めない。どうもがいても、まるでセメントにでもはまったかのように身動きが取れないのだ。向かいの家の二階の窓からラッパーが手を振っている。私の異常には気づいていない様子。体全体が動かないからこの身ごと運んでもらおうと思い、それを説明しようと大声を張り上げようとするが、声が出ない。声帯までやられてしまった。道路の中心で硬直する女。そんな明らかにおかしい図を見ても、ラッパーはただ私に手を振り続ける。右方向から車が来る。クラクションを鳴らす車。うるさい。わかってる。でも足が動かないの。そこで目が覚めた。私は自宅のソファーでテレビを見ながら居眠りしていたらしい。汗びっしょり。チャンネルはMTVに合わせてあった。夢の中で見たのとは全く別の番組。…そうだ、向かいの兄ちゃんがラッパーなんて、あり得ない。
MTVの番組では、アメリカの女性アイドルが「ブリトニーみたいなスキャンダラスな生き方は絶対にしたくないの」と一丁前にトークしていた。心配しなくても、アンタからはブリトニー・スピアーズのような生き方ができるような、スーパースターのオーラは出てないよ。そんなことを思いながら、汗びっしょりなのでとりあえず顔を洗いに洗面所に行った。

【自己分析】
もちろん最後のブリトニーのくだりも夢の話。今回の夢も例によってワケワカンネー。でもラッパーが出てきたのには心当たりが。KAT-TUNのラップ担当の「田中君」について友人といろいろ話したのだ。「『どいてな嬢ちゃん』ってすごい歌詞だねぇ」「違うよ『泣き出す嬢ちゃん』だよ!」というような会話だった。動けなかったのは…疲れてたとかだな。金縛りにあう時って物凄く疲れてる時って言うし。


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