拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

FIVE LIVE ARCHIVES

2009-12-19 15:55:08 | L'Arc-en-Ciel
ラルクの5枚組ライブDVD-BOX『FIVE LIVE ARCHIVES』を買った。2007年に完全限定生産でリリースされたもので、『Tour'98 ハートに火をつけろ!』『1999GRAND CROSS TOUR』『RESET>>LIVE*000』『TOUR2000REAL』『ASIALIVE2005』を、それぞれ初めてDVD化したBOXセット。発売当時は学生だったもんだから、30000円という値段に怖気づいて購入を長らくためらっていたのだが、先日ボーナスが出たので思い切って中古ショップで買っちゃった。26000円だった。結論から言えば、もっと早く手に入れておくべきものだったなぁという感じ。ラルヲタのくせに何やってたんだ私は。宝物ですね、これ。DVD5枚に加え、ちょっと高級感のある黒の特殊ケース、ツアーのパンフレットを復刻した豪華ブックレットまでついてる。このブックレットはかなり嬉しい。ライブ行ってもパンフ買ったこと無かったもんな。凄く得した気分だ。
それにしても、観ていて懐かしさがこみ上げてくる。今とは比べ物にならないほどメディアに露出し、年末などはそれこそ今のEXILE並みにあちこちの音楽番組に出まくってた絶頂期を思い出す『ハートに火をつけろ!』、私のラルク初体験、「あおなみ線」開通前で、交通の便が超悪かった頃のポートメッセなごやでのライブを思い出す『1999GRAND CROSS TOUR』、2000年になった直後、宇宙初オンエアされた「NEO UNIVERSE」をMDに録音しながら、「なんて名曲なんだ…ちょうどカウントダウンライブでもこの曲やってたりするんだろうなぁ…」と思いを馳せていた中学2年の冬を思い出す『RESET>>LIVE*000』、自分が行ったナゴヤドームのライブを思い出す『TOUR2000REAL』、反日デモが盛んに行われてた頃の中国・韓国に乗り込み一万人規模のライブを大成功させ、以降、日本人アーティストによるアジアツアーを活発化させた『ASIALIVE2005』。どのライブもラルクを語る上で外せないものばかりだ。ライブだけじゃなく舞台裏映像も収録されてるのがうれしい。「これぞラルク!」という感じの、ライブ直前に4人+サポートキーボディストが円陣組んでる姿のユルさ…最高。最近、東方神起のDVDで、彼らが物凄い気合い入れて円陣組んでる姿を見たりしてたから、ラルクのユルさが際立つ。もちろん、そんな舞台裏でのユルさがラルクの魅力だ。
ただ、一部収録がスキップされてる曲もあって残念。特に『TOUR2000REAL』にアルバム『REAL』の名曲「ALL YEARS AROUND FALLING IN LOVE」が入ってないのは痛いね。『REAL』収録曲がライブで披露されたり、映像化されたりすることが最近ではほとんど無くなってしまった。だから『REAL』を引っ提げたツアーのDVDには期待してたのだが…。「bravery」とか「TIME SLIP」とかも観たかったよ…。あと、『ASIALIVE』@上海でのオープニングを飾った「killing me」がカットされてるのは何故だ(笑)!?事情全然わかりませーん。で、カットされてる曲もあれば、ほぼすべてのDVDにしつこいぐらい(…失礼)収録されてる定番曲もあり。「Driver's High」「HONEY」「DIVE TO BLUE」なんて何回DVDに入るんだよ…とか思っちゃったよ。いや、なんだかんだでライブでやると無茶苦茶楽しめる曲だけど、ね。
『Tour'98 ハートに火をつけろ!』におけるyukihiroの前転(いや、でんぐり返しだな)、通じてるのか通じてないのかすらよくわからない中国語でコミュニケーションを取るメンバー達が面白すぎる『ASIALIVE2005』などなど、とにかく見どころが満載だが、5枚のDVDの中でベストだと思ったのはやっぱり『TOUR2000REAL』。大規模でメタリックで硬派なセット、男気溢れる演奏、そして神々しすぎるhyde。yukihiroがギター弾いたり、メンバーが交代で歌ったりと、毎回エンターテイメント性の高い演出で披露される「trick」が、この時のツアーでは4人がそれぞれのパートに専念してハードにガツンと演奏されてるのもポイント高いね。この曲の真のカッコよさを思い出しました。初映像化の「THE NEPENTHES」は文句なしに魅力的だし、トリップ度満点の「a silent letter」も絶品。


追記  
Perfumeの3人は東方神起が大好きらしい。「DVD観賞は日課」「tvxq万歳!」…とのこと。気持ちわかるぜ(笑)。「tvxq」は、「東方神起」を中国式に読んだものを英語表記にした時の頭文字。コアなファンたちはブログとかでみんな使ってるね、この表記。YouTubeで検索するときも欠かせない単語。