つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

幽夢で会いましょう

2008-04-03 18:48:17 | おしゃべり
さて、第960回であります。

鈴:引導……じゃなくて異動なしでまったりしてるLINNで~す。

扇:あれ、そろそろ沖ノ鳥島に転勤になるんぢゃなかったのか? と突っ込むSENでーす。

鈴:どぅあれがそんなところに転勤するかっ!!
つか、転勤先にそんなところはぬぁい!

扇:ないのか?
まぁ確かに、あの土地、ちょっと不便だからなぁ。

鈴:ちょっとどころではないわいっ。
だいたい満潮時に沈む島に暮らすヤツがどこにおるか!
まぁ、相棒が先に転勤して1年くらい住んでくれれば考えんでもないぞ。

扇:うちもあそこに支部はないから無理だ。
とりあえず土地買って、住民票登録して、船買って、うーむ……意外と苦労しそうだな。
LINN君が先に転勤してくれたら、あそこで世界制服宣言するつもりだったんだが。

鈴:買う以前に売ってくれんと思うぞ、あそこ……。
それに苦労も何も輸送費の関係で物価は半端じゃなく高くなること請け合いだから金が持たん。
……って、制服宣言してどーすんだよ。
あー、でも相棒がセーラー服とか着て宣言するなら、遠くのほうから船の上でまったり眺めておくわ。

扇:グラサンとコート着て、マトリックスごっこぐらいならやるけどね。
というわけで、どーでもいい話はこのぐらいにして、次のコーナーに参りましょう。

鈴:制服じゃねぇじゃんかよ。
せっかく笑える写真が撮れると思ったのに……。
ともあれ、確かにいいころなので、次のコーナーに参りましょう。


『Wikipediaに聞け!』


鈴:今週のWikiですが、すでに放送回数8000回を超え、「る~るる♪ るるるる~るる♪」のテーマでおなじみの「馬頭の部屋」です。
ちなみに、ゲストは登場キャラ、スタッフなどです。

扇:すさまじくマイナーなネタだな……をい。
そもそもアスキーコミック読んでる人が少ないし、さらにその中でBREAK-AGE人限定、さらにさらにそのファンブックに掲載されたコラムのネタって……何人の人間が解るんだ?
つーか、持ってる私ですらすっかり忘れてたぞ。(爆)

鈴:マイナー……う~む、本屋でバイトしてたときは売れてた覚えがあるんだがなぁ。本編は。
でもわかる人間がいたらいたで反応してくれそうな気がせんでもないが……。
まぁ、とりあえず真面目に行っとくか。
……てなわけで、本来のWikiネタは「徹子の部屋」でございます。
2007年3月2日で8000回を突破した長寿番組で、すでに32年を経過している……って……やめよう、年齢がバレる(爆)

扇:えーと、私達がちょうど――。

鈴:せっかく言わなかったのにわざわざ言うんじゃねぇっ!!
ったく、まぁ、とりあえず、「徹子の部屋」ですが、なぜか千代の富士(現九重親方)が出る回だけはきちんとビデオに撮って見てた覚えがあるなぁ。

扇:なんつーか、そこらへんに趣味が出てるねぇ。
あ~、俺も福本先生が出てる回は撮っときたかったなぁ……。
しかし、ほんと色んな人出てるよなぁ……閣下とか、マシュー南とか、鳥山明とか。(驚)

鈴:まぁ、九重親方は趣味だが……福本先生のときは見たかったなぁ、確かに。
あとは閣下か。これも見たかった……。
しかし、鳥山明……石ノ森とか、横山光輝とか、あのあたりの大御所ならわからんでもないんだが、鳥山……。
しかもアニメはフジテレビだから系列アニメの関係でもないのによく呼ばれたよなぁ。
……というか、黒柳徹子のゲストの選び方もいまいちよぉわからんな。

扇:うーん、鳥山は年齢層吹っ飛ばして有名になったからぢゃないか?
ゲストの選び方に関しては確かに、よく解らんな。
土日休みとはいえ、毎日やってるわけだから、呼ぶ人間の消費が半端じゃないし、収録日の都合もある筈なんだが……よーやる。

鈴:まぁ、8000回だからなぁ。
いちばん多い永六輔で24回……つーことは推測して30年間でゲスト5000人は下らんと言うことか……。
よくそれだけの人間相手に喋ってるわ、あのひと。
そういや、確か「メントレ」で黒柳がゲストで出たとき、オープニングのゲスト紹介をTOKIOがやってみるというネタがあったが、誰ひとりとして出来てなかったな。

扇:5000人……長寿トーク番組って偉大だねぇ。
あー、まくし立てるように紹介するあれか。確かアドリブなんだよな、あれ。
TOKIOが全員失敗したってのはよく解る――年季が違いすぎるからな。(笑)

鈴:確か、アドリブだったはず……メントレでそう言ってた憶えがあるな。
年季は……黒柳自体、テレビ草創期からの人間だからそのあたりもあるんだろうけどな。
しかし、やはり長寿番組で名前が知れてるだけあって、パロディはけっこうあるな。

扇:あー、確かにこれだけ長いと当然パロディも沢山出るわな。
『徹子さんいらっしゃい』とか『アタック徹子』とか『北斗の部屋』とか。

鈴:んなパロディがあるかぁぁっっ!!
ゲストは常に黒柳徹子か!?
回答者は4人とも黒柳徹子か?
黒柳徹子が「あたたたたたたたた、終わったぁっ!!」とか叫ぶのか!?

扇:いいな、それ。(素)
ゲストは常に黒柳徹子で、司会が毎回変わるトーク番組――一発ネタとしてはアリやね。
クイズ番組の方は、「えー、11番に白柳さんが入って、12番の赤柳さんが白柳さんに変わります」ってとこか。
トーク終わるたびにゲストに北斗神拳を叩き込むケンシロウ顔の黒柳徹子……とりあえず、いずれ誰も番組に出なくなるな。(笑)
個人的には、二番目の『アタック徹子』が一番好みかな、今ならCG処理で簡単にやれそうだし。

鈴:素でいいなっていうなよ!!
とは言え、まぁ現実的なのは確かに「アタック徹子」くらいだろうなぁ。
でも司会の児玉さん、なんかすんげぇ苦労しそうな気がする……。
というか、黒柳、クイズ番組強いからおもしろみは薄そうな……1回も間違いで立たずに終わりそうやな。

扇:となると、勝負は早押しだな。
って……同じ画像使ってるんだから、全員同時か。(爆)
何か勝手に嘘パロディ番組作っちゃったところで、そろそろ次のネタかね。

鈴:そうだな、じゃぁ次のコーナーをば。


『今週の一冊』


鈴:では、今週の一冊は、長い間お世話になりました。
ということで、これが現時点で最後の巻「華胥の幽夢 十二国記」であります。
長編ばっかりの十二国記シリーズにはめずらしい短編集でございます。

扇:略して「華幽」ですね。
「華夢」だと某少女漫画雑誌になってしまうので、こちらが妥当でしょう。

鈴:ええいっ、いちいち略さんでもええっ!!
とは言え、「かゆう」でも「はなゆう」でもなんか雅な感じがすんなぁ。

扇:おや? のつもりだったんだが。(笑)
いや~、風邪が治んなくてねぇ~。

鈴:そっちかよ……。
風邪絡みなら確かに粥だが……ここんとこ、粥なんかぜんぜん食ってないな。
風邪ひこうが、胃が悪かろうが食生活に変わりはない。
……ってこのコーナーは食い物の話するところじゃなくて本の話をするとこだ!!

扇:と言うわけで、不真面目なLINN君はほっといて本の話をしましょう。
現在出版されている十二国記の最終作で、このシリーズ唯一の短編集。
真面目な解説に関しては、過去記事を御覧下さい。
はい、不真面目な話再開していいよ。

鈴:不真面目な話を出したのはどっちやねんっ!!
しかも再開ってな……。
じゃぁ、真面目にしよっと。
というわけで、1話目の「冬栄」
……なんか、邪推しなくても泰麒(ちびバージョン)ファンのために書かれたんじゃないか、って気がする話だったなぁ。
まぁ、ここの王様も後宮で野良仕事してるってなかなかいいキャラしてたけど。

扇:明らかに泰麒ファンのための話だろ、これ。
最初の一枚絵は見事に泰麒(ショタバージョン)と驍宗先生のツーショットだしな!
後は適当に虐めて、最後にまた驍宗のとこに戻してやればオッケェ!

鈴:……思いっきり泰麒(ちびバージョン)ファンにケンカ売ってんな……。
まぁでも、もういぢめるにしても、おもしろみのないデカブツになっちまったけどな(爆)
では、2話目「乗月」
これはNHKのアニメでも、「風の万里 黎明の空」が終わった後にきっちりとやってます。
メインは本編で脇役だった月渓と……えーっと、熊! そう、熊! 名前が出てこんっ!

扇:でも、泰麒の人気が出たのは、可愛いからってのは事実だろう。
って……面白みのないデカブツってヒデェ言い方だな、をい。私でもそこまでは言わんぞ。
熊? あー、桓タイだったかな? 和州の乱の時に、先頭きって戦ってた奴だ。
『風の万里 黎明の空』の時は豪快なイメージだったが、この話は舞台が他国ってこともあって、かなり真面目な感じだねぇ。

鈴:先頭きって、ってのはどっちかって言うと虎嘯だろうけどな。
でも、アニメでも小説でも、攻城兵器出てきたときは見せ場もらってたな、桓タイ。
しかし、この乗月、そっちのレビューに「簒奪者となることを拒み、一州侯に戻ろうとする月渓とそれを止めようとする人々の会話は非常に重みがあり、読ませます。」とあるが、まぁ、そのとおりだな。
桓タイの言った「月陰の朝」ってのもなかなか気の利いた台詞でよかったし。

扇:実はインテリだったんだな、桓タイ! ってびっくりした記憶がある。
月渓の名前と月陰を引っかけてあるところがなかなかオシャレだ。
ともあれ、本書中で最も短編として完成度が高い話だと思うね。アニメの方も見たが、一話でキッチリ終わっていて好印象。

鈴:そうね。小説版もアニメも両方うまい具合に作ってたよなぁ。
では、3話目の「書簡」
出来云々は置いてしまえば、やっぱりいちばんのお気に入り(笑)
王様だけど友達という妙な関係の陽子と楽俊のやりとりが、なんかまったりとして、乗月読んだあとにあるのはちょうどいいまったり感。
あー、いま思うと、この短編、アニメにしてほしかったなぁ(笑)

扇:無理だろ。(きっぱり)
書簡の内容をそのまま動画にしようとしたら、一話じゃ終わらない。
かといって、間に書簡の朗読を挟むとテンポが悪い上に、凄まじいダイジェスト版になってしまう。
ま、諦めれ。

鈴:諦める以前に、もうアニメ終わってるし!
でもまぁ、乗月はきっちり作ってくれたので、よしとすっか。
では、4話目「華胥」
泰麒(ちびバージョン)の人気取りでほんわりした「冬栄」、いい話で終わる「乗月」、まったり感の「書簡」から一転、非常に重い政治の話。
なーんか、真面目すぎて読んでて暗くなりそうな話。
話の中身としては、わからんでもないが、雰囲気重視の感性派としては、ここまで重いのはちょっとねぇ……。

扇:ちと教訓話臭い嫌いはあるが、全体的にまとまっている良くできた話。
ストーリーとしては、理想だけ追い求めて崩れた国を立て直そうした挙げ句、自滅した連中の話、で済むのだが、殺人事件の謎解きをするミステリ要素が入っているのが大きな特徴。

鈴:じゃぁ、最後かな、次が。
では5話目「帰山」
狐と狸の化かし合い。
それだけ(笑)

扇:『図南の翼』のゲストキャラ・利広と、某超大国の暴れん坊将軍のトークライブ。(笑)
どっちも切れ者だけどふざけた性格なので、かなり面白い会話だったな。
しかし、お互い相手の正体に気付いてないフリするあたり……本当に狐と狸だ。

鈴:気付いていないふり……まぁ、そうね。
完全に相手が誰かわかっていながらの会話ってのが見え見えだったから、ホントに狐と狸だよなぁ。
だが、単に放蕩息子やってたのと、ひとつの国で海千山千の連中を相手に戦ってきた誰かさんとじゃぁ、ちと放蕩息子のほうが分が悪かったようだな。

扇:まぁ、最後の騙し合いからすると、やや後者の方が有利ってとこかね。
年齢だけなら利広の方が断然上なんだが、これだけ生きてると百年程度の差って大したことないし。
というわけで、十二国記から切り離して読むのはちと厳しいですが、シリーズの一部としてはどれも出来がいい作品ばかりの、お得な短編集です。
本編がまったく進んでないという不満は……まぁ、置いておきましょう。

鈴:置いておけるのか!?
まぁ、どーせ先がどうなるか見えてるから書けない、ってのもあるとは思うが、ファンとしてはやっぱ出せよ、って気にはなるからなぁ。
ともあれ、十二国記シリーズもこれが最後、ということでネタがねぇなぁ、なんて本音は言わないでおくことにして。
では、今回の木曜劇場……じゃぁねぇな。
おしゃべりは、この辺でお開きであります。
では、皆々様、ごきげんよう~♪

扇:ネタがねぇって……言ってるよ、しっかり。
しかしお前さん、酔うと本当に口が汚くなるねぇ。
さて、呆けた相方はほっといて、私も退散致します。さよーなーらー♪



to be continued……



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