つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

雑魚寝ではない

2006-12-21 19:38:35 | 木曜漫画劇場(紅組)
さて、雑魚寝といえば枕投げだろうと確信しているの第751回は、

タイトル:雑居時代(全3巻)
著者:山内直実 原作:氷室冴子
出版社:白泉社 花とゆめコミックス

であります。

鈴:やっぱり忘年会は金曜日に限ると思うLINNで~す。

扇:次の日仕事じゃ気楽に飲めんわなと納得するSENでーす。

鈴:そうっ!
最低でも10時間以上寝ないと次の日がつらいのなんの……(爆)

扇:御子様か、おのれは。
せめて七時間ぐらいで我慢しろよ。

鈴:七時間!?
人間の睡眠時間じゃねぇよ、それ……(爆)

扇:何を言う、俺の平均睡眠時間は六時間だぞ。
酒が入ると一時間ほどオーバーするが。

鈴:1時間ですむのか……どういう内蔵してんだ、おまえ……。
私は倍だな。通常4~5時間だから(爆)

扇:内蔵?
確かに、加速装置と全方位ミサイルは内蔵してるが、アルコールの分解速度とは関係ないぞ。
って、睡眠時間短っ! 冬はせめて六時間寝ろよ、朝辛いだろ。

鈴:!Σ( ̄□ ̄;)
アルコール分解装置が欲しい……。
って、別に冬だからと言うのはないなぁ。いつの季節もたいてい長くて6時間睡眠だな。

扇:ねぇよ、そんなもん。
俺は夜になると目が冴えるんだよ。
で、仕方なく起きてたらいつまにか眠ってしまって、気付いたらウギャ~! ってことになるんだ。

鈴:ないのか……、じゃぁ、ラツモフィスが欲しい(笑)
って、夜になると活動するのか……やっぱり人間捨ててたのか……。

扇:やらん。
レベル4は貴重なんだぞ、気合いで何とかしろ。
悪魔の森の奥深くに住んでるからな――って違うっ!

鈴:じゃぁ、自分でかけるわ(笑)
で、悪魔の森かぁ……じゃぁ、そのうち、マスタースパーク! とかいってとんでもなくでっかいビームとか出せるようになるんだな!?

扇:って、お前さん僧侶だったのか? 世も末だな……。
そうそう、オプション二つくっつけるとな――ってそれも違う!

鈴:いや、ロードだ(笑)
違うのか!? じゃぁ、特殊なゴーグルかけたおっさんか?

扇:をいをい、ロードになるには性格が善で信仰心が12ないと駄目なんだぜ。
逆立ちしたって君にゃ無理だ。
そうそう、眼のあたりからアイスビームが――って全然違うわ、たわけっ!

鈴:何を言っている。私に無理なら、相棒にだって100%無理ではないか
もっとも、戦闘を何回か回避するだけで信念が変わる世界だから、どーとでもなるのさっ(笑)
……アイスビーム……それも違うのか……じゃぁ、いーおーにですたっこぉ~だな。

扇:ほほう……まるで私と君が対等の存在であるかのような口ぶりではないか。
舐めるなよ、俺の信仰心は10以下だ!(10ありゃ侍にはなれるからな)
ああ、てことはやっぱり平時はなんだな? 中立の俺と違って性格変わるみたいだし。
いーおーにですたっこぉ~、ってな……いい加減、マイナー過ぎるネタはやめなさい。全世界で俺にしか通じないんだから。

鈴:……なれるな……いちおう……。
だが、なれるほどの体力はあるのかえ?(笑)
って、ひとを悪の権化みたいに言うなっ! ときどき……いや、それなりに……いや、しばしば悪属性に変化するだけだ。
あ、やっぱりマイナーすぎるかぁ。だが、これほど確実な人物確認はなかろう。
指紋認証や顔認証も真っ青だ(笑)

扇:体力? 侍にそんなものはいらんぞ……武士は食わねど高楊枝と言うではないか。
しばしば悪の権化に変わるのか、普通の悪よりタチが悪いな。(笑)
だからマイナーネタを継続するのはやめろって。君が変わり果てた姿で現れた時は、その言葉で認証確認してやるから。

鈴:体力って……侍って、けっこういったんじゃなかったっけか?
何を言う。悪いわけがなかろう。たまに善になって、よいことをすることがあるのだからな。
そーゆーのを救えなければ、大乗仏教とは言えまい(?)

扇:いいやいらんぞ。14必要だと信じている少数派もいるが、断じていらんっ!
たまの善で良いように見せといて、三秒後に悪に戻って奈落に突き落とすんだろ?

鈴:いらんのか……じゃぁ、試練場行っとく?(笑)
3秒!? そんなに短くはない。せいぜい5秒くらいだ。

扇:イイネ~。(古いネタやなぁ……)
日本語の使い方がおかしくないか?
せいぜいって言うなら、さらに縮めて0.05秒ぐらいにしとけ。

鈴:じゃぁ、行くか……へっへっへっ……。
日本語? おかしくないって。だいたい「ぜんぜん」が肯定に使われる時代だ。大したことはあるまい。
しかし……0.05秒とは聞き捨てならん。

扇:そしてめでたく、ロード崩れの僧侶と侍崩れの魔術師が迷宮で迷子になるわけか。(爆)
定着したよなぁ、「全然オッケー」って……まったく嘆かわしい。
良いではないか、蒸着って叫ぶと変身できるかも知れんぞ。(笑)

鈴:迷子になるには最悪のパーティだな(笑)
……って、そろそろいい加減、本来の話をすべきだろうな。

扇:本来の話?
あ~、『別居時代』だったかな?

鈴:「雑居時代」やっ!!! ……ったく……。
ではストーリー紹介ですが、幼いころから憧れていた叔父の結婚を機に、大学教授の親戚が栄転するため、不在になる家の留守居として住むことになった倉橋数子と、そこに転がり込んできたマンガ家志望の三井家弓、浪人でその親戚を頼ってきた安藤勉との同居生活を描いたマンガです。
とは言え、昨今、当たり前のように描かれている同居人とのべた甘なラブストーリーなどない、コメディであります。

扇:なかったな、マヂで。
まー、もっと長く続いてりゃそれもあったかも……いや、ないか。(笑)
とりあえず、CM入れよっと。


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鈴:では、キャラ紹介。
主人公、倉橋数子。叔父、譲に齢5歳にして、生涯の伴侶と決めつけ、刻苦勉励してきたが、あえなく別の女性と結婚されたため、その傷心を癒すために留守居を引き受けた、外面完璧高校生。
ただし、定番のキャラに共通し、詰めが甘い、ほんとうは鬼キャラ、そのうち別の男に……はないが、基本には忠実。

扇:では、同居人その一・三井家弓。
漫画家を志している高校三年生で、元いたアパートの家賃を三ヶ月分滞納した挙げ句、追い出されて花取邸に転がり込む。
明治時代からやってきたような頑固親父、その親父をひたすら立てる母親、そして妙に出来のいい弟の三人に囲まれて育ったため、世渡り下手な割には押しだけ強くなった子。
自称、唯一まともな花取邸の住人だが、漫画絡みのことになるとモードチェンジし、勉はもちろん数子すら下僕として使う第六天魔王と化す。(ここらへん、反発されてあっさり引き下がる数子とえらい違いだ)
アパートを飛び出してきた時の状況が原作者の氷室冴子に似てるよーな気がしないでもないが、深く考えてはいけない。(笑)

鈴:では、同居人その2の安藤勉。
同居人。以上。
……って、解説になってないが、はっきり言って、これ以外にさして何らかの解説をしなければならないキャラか、と言われるとかなり疑問。
受験生という属性以外、他の家弓や山内鉄馬という真性ホモのキャラよりも、極めて影が薄いので、けっこうどーでもいーただの浪人。

扇:では、同居人じゃないけど、花取邸にちょくちょく出入りする山内鉄馬。
真性ホモで譲氏を狙っていたが、彼が結婚したことにより失恋。今は勉を狙っている。
顔良し、金有り、背高のっぽとなかなかの物件だが、押しが弱いという致命的な欠点があり、目下の所、恋人ができる気配はない。
万が一転向した場合、数子とくっつく可能性が一番高い人物だったりもする。
ところで、こいつってそのまんま『ざ・ちぇんじ』の頭中将だと思うのは私だけか?(笑)

鈴:くっつく……かは別として、作中でも匂わされているが、とりあえず結婚してそうなふたりではありがね。
まぁ、あのあんちゃんとはかな~り似まくってるけどな。
まぁ、「ざ・ちぇんじ」では、頭中将はホモではなく、惚れたが高じて押し倒してしまった挙げ句、別の姫にほだされていいパパになったがね。

扇:あり得る……譲を女から遠ざけるために、鉄馬をせっついた数子のことだから。
頭の中将は、惜しいとこまでいったんだが、見事に逃げられたな。
あそこらへんの間抜けっぷりは、鉄馬と良く似ている。

鈴:似てんなぁ、確かに。
そーゆー意味では、けっこうこのころの作品ってのは、原作の氷室自体もあるだろうが、変わんないよなぁ。
と、言うわけで、今回の木曜劇場はこの辺で幕間……じゃぁなくてっ……幕であります~。
では、この辺で、さよぉならぁ~

扇:まー、使いやすい性格ってことなんだろうねぇ。
えー、最終巻が尻切れトンボで終わっているため、かなり不満が残りますが、二巻まではそれなりに楽しめるコメディです。
数子のアホっぷりは見てて疲れますが、「右の頬を打たれたら、往復ビンタと足蹴りで返すのがあたしの流儀なんだ」って台詞だけは好きかも。
では、この辺で、さようなぁ~ら~



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