さて、一部の人にとっては懐かしいかも知れない第90回は、
タイトル:不思議の国のトムキンス
著者:ジョージ・ガモフ
出版社:白揚社
であります。
平べったい自転車ライダーが通りを走っていく。
そんな絵に見覚えはありませんか?
え? ないって?
じゃ、車庫から染み出てくる車の絵は?
それもない? ふむ……残念。
本書は一風変わった科学の解説書です。
どこが変わっているかというと、各所に科学を元にした物語が挿入されていること。
ただし、飽くまで解説書です。SFではありません……作者曰く。
主人公トムキンス氏はごくごく平凡な銀行員。
ちょっと現代科学(1938年当時)に興味を持っています。
彼は、科学の公演を聞く度に不思議な夢を見ます。
自転車を走らせると通りの景色がぺしゃんこになる『のろい町』。
再び同じ町を訪れ、殺人事件に遭遇してしまう『休息の一日』。
たった一つの遊星しか存在しない小さな宇宙での会話『脈動する宇宙』。
定常宇宙論と膨張宇宙論がオペラで対決する『宇宙オペラ』。
転がるに従って、玉が広がっていくおかしなビリヤード『量子玉突き』。
分身する虎やカモシカが現れる森での狩りを描いた『量子のジャングル』。
どの夢も不思議なものばかりですが、ちゃんと科学に基づいています。
しかし、当のトムキンス氏にはちんぷんかんぷん。
そこで、たびたび登場する老教授がそれらを解説してくれます。
聞いてもさっぱり、なんてこともあるけど。
理系の人は必見。文系の人は……物語を楽しんで下さい。
数式もかなり出てきますが、教授はそれなりに解りやすい解説をしてくれます。
興味を持ったなら、続編の『原子の国のトムキンス』もどうぞ。
って……今だと改訂されてタイトル変わってるんですね。(汗)
詳しくは上のリンク先へ。
タイトル:不思議の国のトムキンス
著者:ジョージ・ガモフ
出版社:白揚社
であります。
平べったい自転車ライダーが通りを走っていく。
そんな絵に見覚えはありませんか?
え? ないって?
じゃ、車庫から染み出てくる車の絵は?
それもない? ふむ……残念。
本書は一風変わった科学の解説書です。
どこが変わっているかというと、各所に科学を元にした物語が挿入されていること。
ただし、飽くまで解説書です。SFではありません……作者曰く。
主人公トムキンス氏はごくごく平凡な銀行員。
ちょっと現代科学(1938年当時)に興味を持っています。
彼は、科学の公演を聞く度に不思議な夢を見ます。
自転車を走らせると通りの景色がぺしゃんこになる『のろい町』。
再び同じ町を訪れ、殺人事件に遭遇してしまう『休息の一日』。
たった一つの遊星しか存在しない小さな宇宙での会話『脈動する宇宙』。
定常宇宙論と膨張宇宙論がオペラで対決する『宇宙オペラ』。
転がるに従って、玉が広がっていくおかしなビリヤード『量子玉突き』。
分身する虎やカモシカが現れる森での狩りを描いた『量子のジャングル』。
どの夢も不思議なものばかりですが、ちゃんと科学に基づいています。
しかし、当のトムキンス氏にはちんぷんかんぷん。
そこで、たびたび登場する老教授がそれらを解説してくれます。
聞いてもさっぱり、なんてこともあるけど。
理系の人は必見。文系の人は……物語を楽しんで下さい。
数式もかなり出てきますが、教授はそれなりに解りやすい解説をしてくれます。
興味を持ったなら、続編の『原子の国のトムキンス』もどうぞ。
って……今だと改訂されてタイトル変わってるんですね。(汗)
詳しくは上のリンク先へ。