つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

シリーズものもそろそろ終盤

2005-02-11 16:29:29 | ホラー
さて、暑い夏でも暑いお茶がけっこう好きな第73回は、

タイトル:悪霊とよばないで
著者:小野不由美
出版社:講談社X文庫ティーンズハート

であります。

綾子大活躍の巻。

以上っ!

……ではなく……(笑)

さて、6巻の舞台は能登にある料亭を切り盛りする家族からの依頼でゴーストハント。

料亭で吉見家を襲う変事……家族が亡くなり、客も、ついでに頼んだ霊能者も事故死。
まぁ、これまでいろんな事件を解決してきただけに、こんなもんで「さようなら」と言うわけもなく……つか、それをやると話が続かんって。

ちなみに今回はナルがダウン。
話の途中で霊に憑依されて、リンさんが作った結界の中で長期離脱。

ブレーンがいなくなってここで頼れるのは当然ぼーさんとリンさん。
リンさんはナルを封じるために手持ちの能力を出してしまったので、いきおいこうなる。
ぼーさんは作中の解説係だし、他に頭脳労働に適材がいない。安原少年は探偵役なので参加できない。

リンさんとぼーさんを中心に、話は展開していくけど、今回はかなりハード。
ぼーさんはいままで以上に怪我しまくるし、後半には土左衛門の大量襲撃。

でも、この大量の土左衛門……霊を浄化したのが綾子だったりする。
うんうん、よかったねぇ。
初っぱなから出てるメインキャラだったのにいままでぜんぜん活躍できなかったのに(笑)

でもそれで終わりか、と言うとそうじゃない。
またさらに強力なものが……(以下略)

今回はホラーとして怖い、と言うよりもぼーさんとかの立ち回り(?)が楽しい。
まぁ、いつも冷静で、場を締めてくれるナルがいないからってのもあるかもしれないけど。