のんびり娘の謎

10円が2個で、、、12円?今日の前の日は、、、前の日?のんびり娘のお答えは、理解できない謎ばかり。さぁ、どうする?

わけがわからん。

2010-12-18 10:11:49 | 母の作戦、考え
御曹司ネタが続いてます。
今度は、元リーダーが示談の方針を探っているって・・・。


構図が良くわかりにくいのですけど、
この、元リーダーと殴ったという容疑者は同じグループなわけでしょ。
「リーダー」なのだから、「やめろ」と指示すれば暴力事件にはならなかったわけだし、
逆に指示を疑われても仕方のな立場だと思う。

だから、「示談を望む」って、御曹司に対する暴力の件かと思いきや、
自分が御曹司に殴られた件を示談にしたいって・・・。
その件、立証できるのだろうか。

周囲の証言、といっても、その時にいたのは全部このリーダーの身内。

お店とこうしたグループとのつながりも取りざたされているなか、
客観的な証言を得るのは難しいでしょう。


肝心の容疑者は、仲間への迷惑を恐れてか(警察に呼ばれたら迷惑のかかる仲間ってことでしょうね)、
携帯さえ持たずに出頭してるわけで、証言してくれる人間も出せるかどうか。
客観的証拠にしても、
殴られてすぐに届けていれば、御曹司がそれで殴ったという灰皿から
指紋をとることもできたでしょうが、
こんなに時間がたってから色々言っても、もう立証できるものってあるのかしら。
あとから出てきた診断書に至っては、
「痛みが続く」という本人の申告だけで診断されるものだし、
あれだけ時間がたっていては、それだって何に原因があったかなんてわからない。

普通に考たら、裁判にしたって、勝てるかどうかはかなり疑問って、そう思う。
そんななか、「示談を望む」って。

御曹司側には何のメリットもないことに、お金を払うわけがないと思う。
逆に示談にしてしまえば、痛くもない腹を探られて、さらに面白おかしく書きたてられる。
応じるわけはないと思うんだけど、他の役者さん達や興行元に迷惑をかけるような
揺さぶりを入れられたら、また別の動きがあるかもですね。


娘たちには[メディア情報の捉え方」という視点で話したのだけど、
(人の噂にのって、よく知りもしないことを無責任に言いふらす大人には
なって欲しくないから、時々、そんな話もしてみます。)

こういう「閉じた組織」のメンバーに話を聞いていくときには
やはり取材する人と相手との間に信頼関係がないとなかなか話をとれないわけです。
今回の場合、その「信頼関係」ていうのが、
「自分たちに都合のいいことを言ってくれる番組やレポーター」
だったように思います。
そういうレポーターには次の情報や別の取材先を紹介してる。
私が苦々しく思っていた番組では、わざわざレポーターを呼びだして、
元リーダーの診断書が手渡されてました。

視聴率競争の中で、目新しい情報がとりたい番組やレポーターは、
だから、最初のうち「反御曹司」側の姿勢でいたのだと思うのです。
でないと、ネタがとれないから。

スタジオのキャスターやコメンテーターの中には、
私と同じように、「それって、ちょっと・・・」
って、疑問に思ってた人がいたはず。
でも、それを前面に出されては、その「閉じた方々」との接触が切れちゃうから、
今後のことを考えて、その辺をうまくぼかすようにしていたのではないかな。

今回の(私が主に見ていた番組だけのことかもしれませんが・)
妙に片側の主張にばかり沿った報道は、
「その方が面白い」という視聴者心理に影響された部分もあろうかとは思いますが、むしろ、
ネタが欲しい取材者側の心理が、「元リーダー」や「容疑者」の所属する
「閉じたメンバー」によってうまく利用され、
その情報が広がっていったと、そういうことだと私は考えています。

診断書が出て、御曹司の会見があって、
そろそろ、それ以上のネタがとれそうになくなってきた辺りから、
コメンテーターの面々の発言にぼちぼち、
「やった側にも・・」という方向が見られるようになってきました。
「言い分があるなら、出頭してちゃんと話した方がいいとおもうけど・・・」
という、ごくまっとうなコメントを聞いたのはようやくこの頃のことでした。


テレビ局側はね、これから裁判の過程でたぶん、片側に寄りすぎていた姿勢を
うまく修正し、そのことで、自分たちの良心のバランスをとってしまうのだろうけれど、
そんな思惑で、言いたい放題を流され続けた御曹司側はたまらないわね。

一度流れた情報は増殖して広がるばかり。
後になって、「実は・・」といったところで、
旬を過ぎたネタに関心を持つ人は少なく、
その部分は殆ど人の耳には届かない。

この記事は、数日前に「えーー!!」と思った勢いに任せて書いたものですが、
その後の報道を見ると、
御曹司側は、正攻法で向かい合うことにしたようですね。

法治国家ですもの。
双方言い分があれば、きちんと法廷で争えばいい。
その言い分の裏付けをきっちり取った上で、
「日本の法律」に照らして、罰せられるべきなのかどうか
はっきりさせていけばよいのだと思います。