バスde温泉

バスで行く温泉旅日記

日本最長路線バスの旅(2)@十津川・熊野

2009-03-29 10:05:22 | ☆バスde温泉(近畿)

バスde温泉@大和八木~十津川村役場の続きです

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奈良交通のシンボル、鹿のマークが誇らしげなこの車両は、大和八木・新宮間を走り抜ける、日本一長距離のこの特急バス用に造られた、日野の1ドア車です。

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この種車は各地で走っているポピュラーな日野のHUだが、山岳路線のための高出力のエンジンを積み、小回りが必要なため車長はやや短めです。

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また、空調もエンジン直結式ではなく、観光バスのようにサブエンジン方式。車内は2人掛けのシートが並び、補助席もある。しかしやはり路線バス…シートはリクライニングしません。

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日本一の長距離を走る路線バスのため、整理券番号も100を越える。そのため、車内の料金表示もえげつないことになっていたが、最近、液晶ディスプレーに付け替えられて、かなり判りやすくなりました。

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十津川村役場の南隣には道の駅があり、ここに無料の足湯があってマイカーで来る観光客の絶好の休憩場所になっています。そしてその2階には十津川産の蕎麦を使った蕎麦屋があります。

また、この近くにも、まるで民家のような蕎麦屋もあって、実は個人的にはこちらのほうが好なんです。

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十津川村役場からは再び、よくぞこんなところに道をつけたと思うぐらいのV字渓谷を縦断する絶叫酷道区間。小型車同士の対向も覚束ないような道です。反面、エメラルド色の川に流れ落ちる滝や、春には花、初夏には新緑、秋には紅葉の絶景を楽しめます。

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それでも、天候によりしばしば通行止めになるこの国道に業を煮やし、この区間をトンネルで一気に抜けるバイパス工事が始まっています。通行にも苦労が多いこの区間、反面、最も自然が美しい区間でもある。もし、バスがバイパスを走るようになるのなら、この景色を楽しめなくなりますね。

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絶叫区間では、突然野生動物に出会ったりします。ある時、野生の鹿の家族が突然バスの前に飛び出してきました。キキー!!っと急ブレーキで避けると、難を逃れた鹿は谷底へ逃げていきました。運転士の苦労も多いが、鹿のマークのバスが鹿を轢いたらシャレにならん。

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玉置山の登山口である折立の集落を過ぎると、エメラルド色の川が再び広がり、この街道三つ目のダム湖が広がります。前身は1864年創立の「文武館」である十津川高校(このあたりも「街道をゆく」参照のこと)を過ぎたら、バスは十津川の中心、平谷の集落にある「十津川温泉」に到着。

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ここには奈良交通と十津川村営のバスターミナルとなっていて、ここで15分ほどの休憩があります。このバスターミナルの中にも温泉が引かれ、トイレの手洗いが温泉という、温泉好きにとって最高の贅沢が味わえます。

続く

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日本最長路線バスの旅(1)@十津川・熊野

2009-03-28 17:06:13 | ☆バスde温泉(近畿)

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もう何度このバスに乗ったんだろ…以前に住んでいた大和高田市の自宅近くの国道でよく見かけた、デコチンに誇らしげに新宮駅という文字が記されている奈良交通の特急バスです。いつか、このバスに乗って紀伊半島を縦断したいものだと思っているうちに、ある日、ようやく実現することができました。たまたま思いつきで乗ってみたこのバス、これ以後バスで行く温泉ひとり旅にはまり込んでいくきっかけになったのです。

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近鉄八木駅とJR新宮駅の長躯168kmを、約6時間半かけて結んでいる、1日3本のこの新宮特急バスは、高速バスではなく、普通の路線バスとしては「日本最長時間走行路線」。特急と名乗りながらも、新宮市内の一部のバス停を通過するだけで、実質的には各駅停車と何ら変わりません。

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近鉄電車で大和八木駅にやって来た観光客や、地元の買い物客を乗せ、定刻に八木駅前を出発、国道24号線を西へ、このあたりはロードサイド店や大きなショッピングセンターが林立していて、車の通行量も多い。大和高田市付近でバスは南下、御所市付近まではほぼ市街地です。

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1時間半ほどで五條バスターミナルに到着、ここで最初の休憩です。このバスターミナルでは、この地域名物の柿の葉寿司の売店もあり、このお陰で長時間の乗車でも飢えることはありません。五条駅でJRからの乗り継ぎ客を乗せた後、ここから終点の新宮まで、特急バスはずっと国道168号線(十津川街道)を走り抜けます。

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吉野川を渡り、県立五條病院を過ぎると、バス専用道の分岐点が現れるが、特急バスはバス専用道ではなく、このまま国道168号線を走ります。バス専用道は、国鉄が五條と旧大塔村の阪本を結ぶ予定だった建設中の五新線の路盤を、開通を諦めてバス専用道に転用したもので、これについてはこちらを…

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この専用道分岐を過ぎたあたりから街の家並みが疎らになってくるとともに、だんだん山に入っていき、梅林で有名な賀名生(あのう)にさしかかります。ここは南朝ゆかりの場所で、後醍醐天皇の皇居のあった地。亡命政権とはいえ昔の首都。それにしても傾斜の急な土地に家が張り付いている様子は異様です。ここに住んでる人たちって、毎日が登山ですね。

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短いトンネルを越えると城戸です。ここは旧西吉野村の中心で、専用道を走るバスはこの城戸が終点。ここの交差点にある信号機を最後に、後は十津川村役場前まで1本の信号もありません。五新線の建設中止のために存在意義のなくなった廃墟の橋を見ながらさらに上へ、天辻峠を目指してバスのエンジンが唸ります。

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そして、登りきったところに新天辻トンネルが口をあけています。「新」といっても昭和34年完成のかなりのベテランで、トンネル断面も狭く、大型車同士がようやく対向できる程度の幅しかありません。この峠が分水嶺で、後は新宮まで延々上流から河口へ天ノ川(十津川)に沿って下るだけです。

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広大なダム湖が見えてくると阪本。ここはもし五新線が開通していれば終点となるところで、貫通したまま放っておかれた鉄道トンネルの開口部があります。鉄道としての存在価値を失ったこのトンネル、現在は宇宙線の影響を受けない地中深い環境を生かし、大阪大学核物理研究センターがニュートリノの研究を行っているとのこと。まあ少しは役に立っているようです。

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実に狭いトンネルで猿谷ダムの横をを越えると旧大塔村役場です。この大塔や宇井のあたりでは、急峻な山に民家がへばりついていて、恐ろしく狭い道を大型のバスがギシギシと抜けていく。運転士のプロの技を見ることができます。

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宇井の手前では大規模な地すべりがあったため、数年間は対岸の県道を迂回していたが、2008年に復旧工事が完了し、現在、迂回はなくなっています。この地すべりは、崩れ落ちる様子が撮影されており、国土交通省近畿地方整備局のサイトでも公開しています。リアルに地面が崩壊する様はかなり貴重!

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城門トンネルを抜けると、ここから十津川村です。といっても、ここから村の中心にまではまだまだ遠い。なにしろ日本一広い村だからね。十津川村に入るとともに、川の名が天ノ川から十津川に変わります。バスは上野地バイパスを通らずに、上野地の集落に分け入り、ここで再びの休憩。

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この休憩の間を利用して、全長297m、高さ54m。鉄線橋としては日本一の長さを誇る「谷瀬の吊り橋」のスリルを味わうこともできます。ただし、この橋を渡り切ってしまうと、バスの出発時刻に戻ってこれなくなるので必ず途中でUターンのこと。

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この辺りの河原が広いのは明治22年の大水害で、山崩れによって土砂が堆積したためとのこと。この水害はかなり悲惨のものだったらしく、168人もの死者を出し、僅かばかりの農地失った村民は新天地を求めて北海道に移住し、新十津川村(現在は新十津川町)となりました。ちなみに、この洪水で川の下流の中洲にあった熊野本宮は全壊し、現在は丘の上に再建されています。でもまあ、このへんの経緯は、司馬遼太郎の「街道をゆく」での格調高い文章で味わってもらったほうがいいかも。

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十津川街道をさらに下ると、川幅が広がって水を湛えるようになってくる。風屋ダムです。九十九折の坂を下ってダムの根元を通り抜けると、2車線の快適な道になり、バスのスピードも上がります。

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トンネルを2つ、3つ越えたら十津川村役場。ここに十津川村に1箇所しかない信号機と、湯泉地温泉があります。ここで途中下車して温泉を楽しむこともできます。

続く

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湯の峰温泉公衆浴場@湯の峰温泉

2009-03-24 07:28:04 | 温泉(和歌山県)

P1010366 湯の峰温泉の由緒である東光寺の小さなお堂の奥に、この公衆浴場があります。

この建物の中には、源泉を薄めて石鹸を使えるようにした一般温泉とともに、濃厚な源泉そのままの「薬湯」があります。

Img_8387 強烈な硫化水素臭が充満している「薬湯」は、10人も入ればいっぱいの小さい浴室。

ここでは加水していないので湯温はかなり熱いが、濃厚でまるで水銀に浸かっているような入浴感があります。

泉質なら間違いなく「つぼ湯」よりこちら!

P1010364_2 実はワタシ、人より多少は多くの温泉を巡っているつもりだが、その中でもナンバーワンの温泉と思っているのがここなんですね。

つぼ湯のために長時間の順番待ちするよりは、空いていて、しかも極上湯のこの薬湯。

ここは日本の温泉の至宝なんではないかな。

  • 泉質:含重曹硫化水素泉 92度
  • 場所:奈良交通、熊野交通、龍神自動車・湯の峰温泉BS
  • 訪問日:2008年2月27日
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つぼ湯@湯の峰温泉

2009-03-23 22:12:01 | 温泉(和歌山県)

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熊野詣の湯垢離(ゆごり)場として、また、小栗判官と照手姫の伝説の舞台として知られる湯の峰温泉。ここはおそらく日本最古の温泉であるとともに、唯一の世界遺産の温泉です。

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一日のうちに七色に変化すると言い伝えられる「つぼ湯」は、板囲いの中、岩をくり貫いただけの、二人入ればいっぱいの小さな温泉です。なので入浴には貸し切りが原則となっています。

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岩を伝って湧き出てきて窪みに満たされているお湯は、青みがかった白色で、かなり強い硫化水素臭。もちろん掛け流しであるが、横にある公衆浴場の薬湯の方が、お湯の質が勝るように思えます。大勢が入浴するからでしょうか。

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なにせ岩の隙間から自然に湧出するお湯のこと、そのままの状態では熱すぎてとても浸かる事ができないので水で埋めることになる。その加水を入浴客が自由に行うのだから、泉質や温度管理が一定しないし、加水による泉質の劣化を感じてしまうんですね。

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このつぼ湯、それ自体が観光名所のため、いつ行っても貸し切りの順番待ちが30分以上。なので、イラチなワタシにはなかなか体験できませんでした。ある日、たまたま空いていたので即、入湯。喜び勇んでパンツを降ろしているところ、観光客のオバハンが扉をガラっと・・・「ゥワ!」と言って慌てて閉めよりました。謝れよ!世界遺産の貴重な温泉ではあるが、なんだか、あんまりいい印象がないのが残念だな。

  • 泉質:含重曹硫化水素泉 92度
  • 場所:奈良交通、熊野交通、龍神自動車・湯の峰温泉BS
  • 訪問日:2005年4月25日
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新線初訪問@阪神なんば線

2009-03-21 21:09:36 | まち歩き

P1020828 神戸と大阪ミナミが一直線。この70年越しの構想がようやく現実のものとなりました。

開通から一日遅れながら、難波から初乗車してみました。

この開通を期に「大阪難波」に改称した駅の案内表示には、「近鉄」と並んで「阪神」の文字が…これには心が躍るな。

P1020879 今まで終点だった難波から電車は西へ、車両は近鉄の10両編成。次の「桜川」では近鉄の乗務員から阪神の乗務員に交代します。

「ドーム前」では巨大な地下空間に圧倒される。そして、次の「九条」を過ぎると急勾配を一気に登っていき、地下から高架へと変わって安治川を渡ります。

P1020824P1020834  「西九条」は大阪環状線を跨いでいて、股下にあるJRの電車の音は聞えるが、壁によってその電車を見ることはできません。

ここからは阪神西大阪線だった区間なので、過去に何度か乗ったことのある区間だが、今、乗っているのは近鉄の車両。

この車両で淀川を渡るなんて…なんだか感慨が深まってしまいます。

P1020842 あっという間に尼崎に到着しました。阪神線内は10両編成に対応していないため、三宮に向かうこの電車はここで後ろ4両を切り離します。

開業直後のこと、切り離し作業は多少混乱しているようで、駅員は殺気立っている…しばらくは仕方ないですね。

P1020844 今度は奈良行きに乗ってみます。

近鉄の車両は20mの車長で4扉なのに対して、阪神は18mの3扉。構造は全く違うが、デザインの印象は共通しています。

最近は阪神電車も近鉄車両で造られているので、どうしても似てくるのでしょう。

P1020859 「西九条」で降りて、ここから新線の沿線を歩いてみることに。

以前、安治川トンネル@西九条の記事で紹介した安治川トンネルで西区の九条に渡ります。

P1020863P1020865  新線は安治川を渡ると急勾配を下って地下に潜っていきます。

騒音に対する配慮から、新線には防音壁に囲まれていて、実際、電車が通り過ぎてもほとんど気にならない程度の音しかありません。

反対に電車からは景色が全く望めない事態になっているが…

P1020876 九条の商店街でもなんば線の開通でお祝いムード。

ぶらぶら歩いて「ドーム前」まで歩いてきてしまいました。

この路線の開通で甲子園球場と京セラドームが一本でつながる…

ってことは、プロ野球の阪神とオリックスがそれぞれリーグ優勝したら、サブウェイシリーズが実現やないですか。夢のようだ!

P1020877P1020885_2  ともあれ、上本町駅近くで働いているワタシには、この路線は実に便利です。

沿線には美味しい料理店もあるし、渋い映画館もある。

そして阪神間の温泉も…これは使えるぞ!

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阿倍野橋ターミナルビル@阿倍野

2009-03-08 21:51:10 | まち歩き

P1020669 ここは近鉄南大阪線の起点の大ターミナルであり、近鉄百貨店の本店が入居している、キタ・ミナミに次ぐ大阪の第三の繁華街、アベノを代表する建物です。

横のラインを強調した流麗な純白の建物ではあるが、手前の曲面の土台は、戦前、1937年、あの南海・難波駅および高島屋と同じ、久野節の建築。

1983年、あべの橋駅の整備と近鉄百貨店新館の建設にあわせて、旧館も今で言うリノベーションによって現デザインになりました。

このデザインはあの村野藤吾。四半世紀を過ぎた今でも華麗な姿を保っています。

P1020672 この建物の周囲のバルコニーが秀逸。葡萄模様の鋳鉄が全周を覆っている。

遠目でみても判らんが、この細かい模様が建物に奥深い色あいを加えています。

で、なぜ葡萄なのか…この辺りは古代の浪速津、つまり諸外国、特にアジアとの交易の窓口なのです。

葡萄といえば唐草模様の原形。シルクロードの最終到達地である大阪に最もふさわしい文様と村野が考えたのではないしょうか…

この阿倍野ターミナルビル、この旧館部分を建替えて、日本一の高さとなる地上300mのビルになります。

http://www.kintetsu.jp/news/files/abeno20070808.pdf

現在、建替えに向けての準備工事の真っ最中で、今月の20日から、本格的な工事に入ります。

近鉄の社運をかけたビルの建設は胸躍るのには違いないが、この葡萄模様のバルコニーが鉄屑になってしまうのは惜しい…何らかの形で残してほしいな。

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アルプス街道平湯・スカイガーデン@平湯温泉

2009-03-07 23:17:39 | 温泉(岐阜県)

濃飛バスは岐阜県高山市を拠点とし、その名前の通り「美濃」と「飛騨」に展開するバス会社で、正式社名は濃飛乗合自動車とする名鉄のグループ企業です。


JR・高山駅から濃飛バスで1時間ほどのところ、平湯温泉にある平湯バスターミナルは、「アルプス街道平湯」として、1階に土産物店とレストラン、2階に団体客用の大レストラン、3階に内湯と露天風呂がある複合施設。そしてここを運営するのも濃飛バスです。


かなり広い浴室には大きな浴槽が合って、源泉そのままの褐色のお湯が掛け流されています。お湯の質はサラサラしていて、入浴感は薄いが、上質なお湯であることがわかります。また、内湯の一部がジャグジーになっています。


浴室には大きなガラス窓があって、北アルプスの雄大な景色を見ることができる…これは貴重です。


また、バルコニーには露天風呂が設えられていて、開放的な気分で温泉に浸かることができます。ただ、無粋な目隠しのすりガラスによって、露天風呂に浸かったままでは北アルプスは望めません。せめて男湯だけでも目隠しを外せばいいのに。


ややスーパー銭湯的ではあるが、スキー客がここで汗を流して温まって帰るには丁度いいでしょう。


この施設の温泉名は「バスターミナルの湯」とのこと。そのまんまやがな…でもまあ、路線バスで温泉を廻ると「バスde温泉」テーマにはぴったりですね。


・場所:濃飛バス・平湯温泉BS
・泉質:炭酸水素塩泉 50度
・訪問日:2008年2月25日


尾張屋@十津川村

2009-03-04 22:54:21 | 料理(うどん・そば)

P1020602P1020593  十津川村役場近くにある蕎麦屋さん。蕎麦屋とはいうものの、どう見ても普通の民家。庭に立つ幟がなければ絶対通り過ぎてしまいます。

この家のオバチャン独り、自宅を開放しての営業です。

P1020597 メニューは冷・温の蕎麦に、チラシ寿司とアマゴの飴煮、山菜の小鉢がついたセット(1,300円)のみ。

今回は冷たいほうのセットをお願いしました。

P1020600_3 蕎麦自体は田舎風で決して洗練されたものではないが、 お屋敷の縁側で散らし寿司と一緒にいただくと、なんだか田舎のおばあちゃんの暖かみが感じられて心温まる。

十津川には他にも道の駅にある「行仙」という十割蕎麦の店があるのだが、雰囲気はこっちのほうがいいな。

P1020599 問題は「行仙」でも然り、酒を置いていないことです。 確かにこんな場所、車でしか来る人はいないので、酒は出せない。

ワタシのようなバスで来る客は希少動物なんでしょうね。

P1020596_2 ところで、オバチャンにこの店の休業日を問うたところ、特に決まってないとの事。

ならば営業時間は?と問うと、11時過ぎから夜7時ぐらいとのこと。しかし現在10時半…要は適当…っちゅうことでしょう。

  • 営業時間:およそ10:00~およそ19:00
  • 定休日:不定休
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尾張屋 そば(蕎麦) / 十津川村その他)
昼総合点★★★☆☆ 3.5


田花館@十津川温泉(十津川温泉郷)

2009-03-03 22:12:06 | 温泉(奈良県)

十津川温泉は湯量が豊富な高温泉なので、すべての旅館が完全放流の掛け流しを達成しています。ただ、熱い源泉を冷ますのにはどこの旅館も苦労しているようで、夏場はやむなく加水してところもあるようです。

創業は明治42年、十津川では最も老舗「田花館」では、温泉を送るパイプに湧き水のシャワーを浴びせて温度を下げ、濃厚な湯を楽しむようにしているとのこと。

この旅館にも露天風呂はあるにはあるが、景色は全く楽しめない。そんな申し訳程度の露天なんかより内湯のほうが極上。十津川温泉独特のやや白濁した柔らかいお湯が掛け流され、鼻腔をくすぐるアロマがアルファー波を発生させ、柔らかな浴感は心を鎮める。

実はここ、十津川でいちばんのお気に入りの旅館なのです。料理も料金の割には上質のものを出してくれます。地元産の野菜や季節の鮎やアマゴなどの川魚、さらには鹿肉も。

そして冬には牡丹鍋…これぞ日本のジビエだな。この十津川温泉、夏場は川遊びの観光客で賑わうのだが、食材の種類や温泉の温度管理のことを考えると、実は冬場が狙い目なんですね。

  • 泉質:ナトリウム‐炭酸水素塩・塩化物泉 70度
  • 場所:奈良交通・十津川温泉BS
  • 訪問日:2007年12月14日