バスde温泉

バスで行く温泉旅日記

仙聚樓 栄の湯@浅間温泉

2010-08-24 23:29:16 | 温泉(長野県)

JR篠ノ井線・松本駅より、前の松本バスターミナルより松本電鉄バス浅間線・新浅間線で約25分。松本市の奥座敷とも呼ばれる浅間温泉は、開湯千年を超える歴史ある温泉です。

浅間温泉旅館共同組合HPより

浅間温泉の旅館は、なぜか「○○の湯」といった名称が多いのが特徴的で、今回、小さいながら自家源泉だという「栄の湯」でお世話になることにしました。確かに玄関の横の一等地に、ここの源泉が誇らしげに存在しています。


旅館は中庭のある典型的な日本旅館のつくりで全10室、古き良き時代の風情が感じられます。好みは分かれるとは思うが、温泉目的の宿泊なら申し分ない。


浴室も年季が入っているが、湯口から透明のお湯が掛け流されています。湯の花が少なからず舞っていて、アルカリ性ながらヌルヌル感は感じられません。ほのかな硫黄臭が鼻腔をくすぐります。


加水を控えているので仕方ないが、お湯はかなり熱く、最初は水で埋めないことには入れません。湯口とは別に、温度調節用の蛇口があって、ここから勢いよく冷水を投入。それでも熱いが、そのうち慣れてはきます。

夜になると若干温度が下がってきて入りやすくなる。ここは一晩中いつでも入浴できるのが嬉しいですね。また、飲泉も可能で、味はないが柔らかい口当たりが特徴です。


料理もたいへん美味しく、内陸らしく、川魚が特徴的。特に地鶏の柳川鍋が絶品でした。料理や炊飯には温泉を使用しているとのこと。確かにご飯が美味しいなぁ…ついつい食べ過ぎてしまいます。

さらに女将さんが実に親切。もしもう一度松本に来ることがあったら、もういちど宿泊したいと思う旅館です。

・場所:松本電鉄バス・浅間温泉BS
・泉質:アルカリ性単純泉 49.7℃
・訪問日:2007年9月13日