神戸と大阪ミナミが一直線。この70年越しの構想がようやく現実のものとなりました。
開通から一日遅れながら、難波から初乗車してみました。
この開通を期に「大阪難波」に改称した駅の案内表示には、「近鉄」と並んで「阪神」の文字が…これには心が躍るな。
今まで終点だった難波から電車は西へ、車両は近鉄の10両編成。次の「桜川」では近鉄の乗務員から阪神の乗務員に交代します。
「ドーム前」では巨大な地下空間に圧倒される。そして、次の「九条」を過ぎると急勾配を一気に登っていき、地下から高架へと変わって安治川を渡ります。
「西九条」は大阪環状線を跨いでいて、股下にあるJRの電車の音は聞えるが、壁によってその電車を見ることはできません。
ここからは阪神西大阪線だった区間なので、過去に何度か乗ったことのある区間だが、今、乗っているのは近鉄の車両。
この車両で淀川を渡るなんて…なんだか感慨が深まってしまいます。
あっという間に尼崎に到着しました。阪神線内は10両編成に対応していないため、三宮に向かうこの電車はここで後ろ4両を切り離します。
開業直後のこと、切り離し作業は多少混乱しているようで、駅員は殺気立っている…しばらくは仕方ないですね。
近鉄の車両は20mの車長で4扉なのに対して、阪神は18mの3扉。構造は全く違うが、デザインの印象は共通しています。
最近は阪神電車も近鉄車両で造られているので、どうしても似てくるのでしょう。
以前、安治川トンネル@西九条の記事で紹介した安治川トンネルで西区の九条に渡ります。
騒音に対する配慮から、新線には防音壁に囲まれていて、実際、電車が通り過ぎてもほとんど気にならない程度の音しかありません。
反対に電車からは景色が全く望めない事態になっているが…
ぶらぶら歩いて「ドーム前」まで歩いてきてしまいました。
この路線の開通で甲子園球場と京セラドームが一本でつながる…
ってことは、プロ野球の阪神とオリックスがそれぞれリーグ優勝したら、サブウェイシリーズが実現やないですか。夢のようだ!
ともあれ、上本町駅近くで働いているワタシには、この路線は実に便利です。
沿線には美味しい料理店もあるし、渋い映画館もある。
そして阪神間の温泉も…これは使えるぞ!